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「今はやらない」と決めること。でも…

母が亡くなって1ヶ月。
亡くなる前の約2ヶ月は緩和ケアで、母との時間があと少ししかないことがわかっていました。
その間…緩和ケアから亡くなってしばらくの間は

「noteが書けなくてもいい」とお休みしました。
(記録として、母との話を2週間に1回くらいは書いていましたが)

noteの大魔神「猫山課長」をご存知ですか?

地方の銀行員でありながらnoteを書き続け
フォロワー4000 人、週2の定期更新、Xのフォロワー1万人超えを達成し
最近ついにnoteをメンバーシップ(有料)化。
メンバーシップになってからというものの
自分のための継続をできない人や、Xのフォロワーを増やすために必死になれない人を「イモムシ」と例えて大ヒット(?)
穏やかなイケボの音声配信とノリにノっている筆で、みんなのお尻を叩きまくっています。

↑どちらも有料会員向けの内容ですが、初月無料なのでぜひ登録してみてほしいです。

もうね、ぐぅの音も出ない。
私も行動してこなかったわけではないけれど、まだまだ覚悟が足りなかったと痛感しました。

それでも今日は「やらない」と決めた時の話をしたいと思います。


シンプルに無理だと思った

私は36歳、母は65歳。
もっと早くに親御さんを亡くされている方もたくさんいるけれど
それでも早い…早すぎる。
色々あったけど、2日に1回は電話で話すくらい密な関係で
実家の精神的な大黒柱であった母を亡くす覚悟なんて
何度考えてもできませんでした。

それでも
「抗がん剤が使えない、緩和ケアに入る」
「あと1ヶ月から2ヶ月の命」

そう言われる日がやってきてしまった。

元気な時は、何ヶ月も実家に帰らないことだってあったのに
「毎日会いたい」
そう思ってしまいました。

仕事はいっぱい。
小学生の長女は習い事を始めたばかりで、それもバタバタ。

そして…
フリーランスで自分のやりたい方向性で仕事をしていくには
受け身で受注の仕事をこなすだけではなく、常に次への仕掛けが必要です。

インスタに投稿を作って発信したり、ライブしたり。
制作の仕事だけではなく、自主開催の講座をしたり。
直接の仕事ではないけれど、外に出て色々な人に会ったり。
このnoteを書くことだってそうです。

そんな状態で、まずは母が入院した緩和ケア病棟に週4〜5回、電車や車で片道1時間かけて通い、2時間ほど面会する日々が始まりました。いや、始めました。

正直、このあたりの記憶が曖昧なくらい、クタクタでした。
移動だけでも疲れるけど、日に日に弱っていく母を目の当たりにする精神的なダメージ、娘2人を連れていった時の休まらない感じ。

私は、2023年からnoteを週1回、土日の間に一本完成させる、を(2回くらい落としましたが…)守ってきました。それでも、土日の日中は家族と行動することが多いので、土曜の寝かしつけの後、深夜が勝負です。

この生活が始まって最初の土曜日の時点で

「あ、無理だ」

と思いました。
今、仕事以外のことを深夜までやってたら、絶対倒れる。
ていうか、母のことで頭がいっぱいで、仕事関係のnoteの内容も一切出てこない。。。

緩和ケアに通う生活が始まった時点で

・通常noteの定期更新
・インスタの投稿を作ること
・講座など日時の決まった仕事を作ること
・今受けている個人講座
・新規案件の受注

を一旦ストップすることを決めました。

進行中の仕事を伸ばすことはしませんでしたが
一緒にWEBデザインをしている相方、なかじまさんには本当に助けてもらいました。

できることに切り替えた

だからといって、全ての発信やフリーランスとしての動きを止めることもしませんでした。
そして、仕事を通じて外の世界と普通に繋がっていることは
こういう、しんどい時期の救いでもありました。

今受注している仕事だけを最優先にしながらも
「今できることをしよう」
と思いました。

・22時以降、Xスペースでの音声配信
・移動中、音声コンテンツでの勉強
・講座ではなく「無料メール相談」

です。

寝かしつけの終わった22時以降、創作をするのは厳しい。
でも、おしゃべりだけは疲れずできる!むしろ元気が出る。
何も聞かず、いつも通りおしゃべりしてくれるスナフキンさんの存在に助けられました。

Xスペースで月一ゆるおしゃべりしてます!

病院または実家に1時間かけて通う生活は続いたので
せめて運転中に何か…と
オーディオブックやYouTubeを聴きながら移動してました。
これもよかったです。
そもそも、家にいる時に2時間も音声コンテンツを聴くって
なかなかできないので…いつもよりインプットしたかも笑

そして、私は「じぶせかノート」というノート術の小冊子を作って
布教しているので、本当は年末年始に講座とかやりたかったんです。
じぶせかノートを買ったけどずっと書けずに放置してしまっている人が書くきっかけを、年末の振り返りや年始の書き初めで作りたかった。
でも、いつどうなるかわからなかったので
誰かの役に立てるなら!と
ノートを書くことに迷っている方のための無料アドバイス企画をやりました。メールなら、自分の空いたタイミングでお返しできるので。

ひとりひとりにお返事を書きましたが、、みなさん活かせてますか〜!?

強くなれたのって、SUNABACOのおかげ

ここまで書いてみて、すごく強く、その時やれることをできる人に見えて
自分でびっくりしました。

私、本当にメンタルが豆腐だったんです。
落ち込みがピークに達すると、Xのアカウント消してしまいたくなる。メンヘラですね。

以前いたコミュニティで、リーダー的な人に我慢できずに反発したところ猛攻撃され、なぜか盲腸になってしいました。(今書くと笑えるけど、人生イチしんどかった…)
その時も、なかまこさんはじめSUNABACOの皆さんが気にかけてくださったのに、一回アカウントを消してしまった。

でも、今はそんな気持ちになることが全くありません。

自分が一人ではないとわかるからです。

「ひとりぼっちになったらダメだよ」

の大切さと尊さがわかるからです。
心にそれがあるから、折れそうな状況でも、自分を立て直すことが
できるようになった。

強さって、自分の力で得るものではないんですね…。


それぞれの人生に合わせた動き方がある

少しだけネタバレ申し訳ないのですが、猫山課長が、メンバーシップ化して最初の音声コンテンツで話されている中で
「子育てもある程度落ち着いたタイミングで、自分のために積み上げる時間ができた」
とお話しされています。

猫山課長のお嬢さんたちは、社会人と大学生。
それまでは、部活や塾の送り迎えもあり、自分の可処分時間は減る一方だったそうです。
今、4歳と8歳の子育てをしている私は
「これからこれ以上に減るということがあるのか」
とちょっと震えました。

ライフステージ、体力、その時の状況…で、できることは人それぞれです。
幼児の子育てだけでもいっぱいいっぱいで
長女が小2になってやっと、少しだけ時間が増えたと思っていたのに
親の死が一緒にやってくるなんて思ってなかった。

だから、自分ではない人と比べて
落ち込む、っていうのはナンセンスです。
「全く同じようにやるんだ!」と
自分の現状を考えずにやって倒れるのもバカです。

今大切にしたいことは何?
後悔しない?
ちゃんと、自分自身のことを見よう。

ちょっと安心しちゃったあなたへ


私、自分の発信や発言が

「やらなくていい」
「変わらなくていい」

安心材料になるのは本当ーに嫌なんです。

理由が親の介護であれ、子育てであれ、病気であれ…

「やらなかった」分のツケは、自分に回ってきます。
その間もやれている人との差は確実に開いていきます。

「この間できなかったけど、仕方なかったの。許して。かわいそうだからみんなと同じところまでショートカットさせて!」

は、ないんです。
それをわかった上で、今自分は何を選ぶかを決めるんです。

仕事の責任を取り、親の死に目に会えない人だってたくさんいる。
その人たちも、自分で選んでる。

加えて、世の中って不公平です。
家庭環境も、体の作りも、頭の作りも、不利だなあと思っても
自分にできることを積み上げていく以外にないんです。

自分で選び、自分の場所で、できることをコツコツ、しかない。


迷った時は…

後悔しない方を選ぼう。


あなたは、限られた人生の時間をどう使いますか?


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