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誰かをうらやむ日々から「今、私に何ができる?」と考える毎日へ

こんにちは。
自分軸手帳部員&ライターの美穂です。

手帳を通して仲間と一緒に自分軸を見つけ、育てることができる、それが自分軸手帳部です。
多くの自分軸手帳部員さんから聞こえてくるのは「仲間と自分軸手帳を続けるうちに、自分自身に気づきや様々な変化が生まれた」という声。その一部をインタビュー形式でお届けします。

▼過去のインタビューはこちらをご覧ください

今回お話を伺ったのは、みほママさん。

0~7歳まで、5人の育児中。2022年から自分軸手帳を使い始める。自分軸手帳アンバサダー。"自分磨きを楽しむママ"が世の中に増えて欲しいと願いを込めて、自分磨き発信中。

5人のお子さんを育てながら、仕事もプライベートも生き生きと充実させているみほママさん。とてもポジティブに見えるその姿は、自分の「好き」のかけらをコツコツ集めた集大成でした。
これまで2年間の手帳との付き合い方、そこから感じた変化についてお聞きしました。


部員さんと自分を照らし合わせて気づける
「価値観」と「現在地」

美穂:
みほママさんは2022年から自分軸手帳を使い始めて、間もなく丸2年を迎えますね。

みほママ:
はい。本当は初めて自分軸手帳が発売された2021年からデビューしたかったのですが、買い損ねてしまって。「来年(2022年)こそは絶対に手にする!」と決意していました。
一方で、これまで表紙に惹かれてかわいい手帳を買っては数か月で挫折という経験もしていたので、待期中の1年は、別の手帳で「自分軸手帳の練習」をしていました。(笑)

美穂:
どのように練習を!?

みほママ:
SNSで手帳の中身や使い方を発信している自分軸手帳部員(以下 部員)さんのやり方を見て、取り入れていましたね。

部員さんの発信を参考にしながら練習していたという当時の手帳

美穂:
そんな綿密なリハーサルまでするほどに心待ちにしていたとは……自分軸手帳で、何か叶えたいことなどがあったのですか?

みほママ:
「今のままじゃダメ、もっと変わりたい!」という思いがありました。
手帳を書くことでももちろんですが、SNSで垣間見る部員さんたちも意識が高くて自分で生き方を選んでいる方が多いと感じたので、「どんどん吸収したい!」という思いがとても強かったですね。

美穂:
みほママさんは、お子さんが5人いながらも育児を理由に何かを諦めたりせず、お仕事に自分磨きに……と充実している印象でした。「今のままじゃダメ」というのは意外ですね。

みほママ:
いやいや、実は私はコンプレックスだらけなんです。

大学時代にミスユニバースジャパンのファイナリストになって、キラキラした世界を覗きました。でもその時は既に、高い学費を払ってもらって国家資格を目指す身。「表舞台に立つような、全く別の世界に進みたい」だなんて今さら言えない……と思いつつ、そちらへの思いも捨てきれないモヤモヤを抱いていたり。
さらにコンテスト後は国家試験と前後して第1子を授かり、社会人になって数か月で産休に入りました。だから、身軽にバリバリ働いたという経験も、自分で稼いだお金を自由に使うタイミングもありませんでした。

刺激が足りないという思い、選ばなかった道への憧れ、一社会人としての経験の不足……「変わりたい!!!!」という思いがとても強かったですね。

美穂:
そんな気持ちを抱きつつ、1年越しで入部した自分軸手帳部、そしていよいよ手にした自分軸手帳はどうでしたか?

みほママ:
やっとこのフォーマットを手にできた!本物だ!と感動しましたね。(笑)

1月始まりの手帳を使い始めるまではメルマガ特典として配布されたPDFでプレスタート

そして部員さんは、想像通り素敵な方ばかりでした。やりたいことを叶えようと前向きに歩む方、生活を楽しむ工夫を重ねる方。さらにはその試行錯誤をつまびらかにシェアしてくれるイベントも開催されて、とても前向きで心刺激の多い環境でしたし、私自身も「全部吸収してやる!」と貪欲でした。

美穂:
部内では、手帳に関する話題はもちろん、それ以外にも本当に幅広いやりとりが行き交っていますからね。(※1)

(※1)部員のみに限定されたオンラインプラットフォームで、ブログや掲示板のようなページを介しながらコミュニケーションをとることができる。話題は手帳に関連したものに限定されず、人間関係やライフハック、他愛もない雑談など幅広い。様々な角度から自分軸を育てることができる。

みほママ:
「たくさんの情報が行き交う」というとSNSと同じように思えるのですが、手帳部内でのやり取りはマウントを取るための発信でもなければ、ポジティブや成功だけ見せあうわけでもない。感情や試行錯誤が、とてもリアル。そんな誰かの発信に触れることが、自分の状況や価値観と照らし合わせる機会になるんですよね。「自分の現在地を確認するための比較」と言いますか……部員さんがいてこそ自分軸がよりはっきり見えてくると感じます。

「私」を主語に物事を見つめる

美穂:
それでは、みほママさんがどんな風に手帳を使って自分軸を見つけ育てているか、具体的に教えてください。

みほママ:
方法はいろいろですが、実は2022年と2023年で、大きく手帳の使い方を変えました。
2022年は自分の感情なども書き留めつつ、マンスリーは4人の子ども(当時)のトピックスを日替わりで記入するなど、「育児日記」的な部分も多い使い方でした。
それに対して2023年では、子どものことより「自分を主語に、自分のことを書こう」と決めたんです。

(左)2022のマンスリー:4人の子どものトピックスを日替わりで記入
(右)2023のマンスリー:夫や自分に視点を向ける書き方へと変更

美穂:
それは興味深いですね!なぜそうしようと?

みほママ:
2022年が残り100日となったタイミングで、何人かの部員さんが「100日間チャレンジ」をスタートしたんです。100日間継続的に片づけてみたり、1年でやり残したことに取り組んでみたり……そこで私は「自分の”好き”の木」を育ててみよう、と。100個の「好き」を目指して、毎日1つずつ書き込んでいくことにしました。

2022、残り100日のタイミングで書き始めた「好きの木」

自分に焦点を当てて「好き」というポジティブなエッセンスを一つ一つ集めていくと、今まで気づかなかったものがたくさん見えてきて、何より楽しい!そうするうちに頭にふと浮かんだのが、「私は”自分軸”手帳を使っているんだよね。もっと”自分”にフォーカスしていいんじゃない?」という気づきにつながったんです。

(左)2022の手帳/(右)自分を主語にした2023の手帳

――結果としては、母親でもある私の手帳から、完全に子ども関連の記述をなくす、ということはできませんでした。それでも「(子どもに)こういうことがあった」で終わっていた以前に対して、さらに「私はこうした・こう思った」という一文を書き添えるようにしました。

美穂:
主語を「私」に変えてみたこの1年、何か変化はありましたか?

みほママ:
子どもと自分を分けて考えられるようになり、子どものせいにすることが減った
、と感じます。

例えば、子どもが忘れ物をしたとき。以前の私なら「フォローできていなかった」と自分を責めたり、「どうして確認しなかったの?」と子どもに怒ったりしていたでしょう。けれど、「私」を主語に考えるようになった今年は「これは息子の問題。本人が困りながらやり方を学べればいい」と自分とうまく切り離して考えたり、「ママだったらこうするよ」と私自身の考え方を伝えたりすることも。

美穂:
それは大きな変化ですね!

みほママ:
子どもにイライラすることも、自分が落ち込んだりすることも、全て自分で選んでいることなんですよね。

自分軸手帳では「振り返り」を大切にしています。YWT(※)のフレームに沿って物事を見つめてみると、目の前の事象は変わらないのに、自分がどうとらえるか、次のアクションに何を選ぶかは無限大だと気づいたんです。

(※)YWT
Y:やったこと/W:わかったこと/T:つぎにやること

「”好き”の木」を描いたのをきっかけに、自分の心を動かすことに積極的に目を向け、取り入れるようになりました。

美穂:
具体的にどうやっているんですか?

みほママ:
例えば、ウィークリーページの左側にはチェックボックス付きのスペースに「ワクワクリスト」を書き出しています。

ウィークリーにワクワクを書き出し

よく見るページに小さなワクワクを書き出しておくことで、日常の隙間に心を動かす瞬間を積極的に取り入れようと、アンテナが立ちますね。

美穂:
チェックボックス=ToDoと連想しがちですが、ラベリングを変えて違うアンテナを反応させるわけですね!

みほママ:
それから、2022年下半期に「自分軸手帳アンバサダー」として活動した影響も大きいのですが、「自分の思いやあり方、考えを自由に表現したい欲」があることに気づいたんです。そこで、自己表現の場や、自分について深掘りする機会をより大切にするようになりました。

公式アンバサダーになってから、手帳は「脳内を垂れ流し」の場に

元々音声配信を聴くことが好きでパーソナリティーへの憧れもあったので、誰でも音声配信ができる「stand.fm」の発信を強化してみたり。自己理解をもっと深めようと、コーチングも受け始めましたね。

stand.fmもコーチングも、手帳部に入って知ることができたものたちです。手帳×手帳部があってこそ、たくさんの気づきや情報、アクションにつながっていると思います。

美穂:
これまでのお話を聞いていると、「好きのかけらをかき集めた22年、そのかけらを自分に引き寄せて内側に落とし込む23年」という印象ですね!

みほママ:
確かに!
自分軸手帳の中には様々なテーマを自由にまとめられる「わたしの○○リスト」というページがありますが、そのページもそんなイメージで2022→2023年で変化していますね。

2022:憧れの人リスト → 2023:なりたい私リスト
2022:読んだ本リスト → 2023:読みたい本リスト

といった具合に。

美穂:
記録や憧れから、視点を自分に向けて未来を見出すように変化した2023年――。

みほママ:
先ほど振り返りのお話もしましたが、手帳や手帳部の存在、そして振り返りの習慣があるのとないのでは、自己理解の深まり、物事の解釈の広がりが全然違うんですよね。さらには、次のアクションを自ら選び取ることで、物事の加速度が増すことも、ひしひしと感じています。

うらやむのではなく、自分にできることを

美穂:
みほママさんがもし自分軸手帳に出合っていなかったら、どうなっていたと思いますか?

みほママ:
子育てに頑張りすぎていたと思いますね。
いつも「何か吸収したい!」と思っている私は、放っておけば「足し算」ばかり。頑張ることこそ正義――とでも言わんとばかりに。

でも私は、自分軸手帳を手にするようになって、「”頑張らない”ことを頑張る」ようになりましたから。お母さんだから、もっと変わらなくちゃいけないから――という誰かが決めた枠に自分をはめるのではなく、自分のありたい方向・心躍る方向に目を向けられるようになったのは、手帳があってこそです。

美穂:
では、どんな人に自分軸手帳を勧めたいでしょう?

みほママ:
「自分なんて」と思っている方に。
私も手帳や手帳部がなければ、「あの人はすごい・うらやましい」と指を咥えていた気がします。でも今は、「じゃぁ自分はどうしよう?」「今の自分に何ができるかな?」と思えるようになりました。
自分軸手帳を手にして改めて思うのは、どんな人も可能性は無限大だということ。自分軸手帳とともに、指を咥えて待つのではなく、小さく動きだすための方向性やアクションのヒントを見つけられるのではないでしょうか。

おしまいに

入部1年目に「24時間の棚卸しワーク」有償講座(※)にも参加したみほママさん。

(※)自分軸手帳冒頭に掲載された「24時間の棚卸しワーク」に取り組む、少人数の有料講座。運営メンバーが講師として伴走しながら、時間の使い方やそれぞれの価値観を見つめる。参加は希望者のみ、開催は不定期(今後の開催は未定)。

それまで何でもドラマティックに変わりたい欲が強く、たくさんの人に影響を与えたい!と漠然と考えていたそうなのですが、講座のファシリテーターの部長・ようこさんのこんな言葉に目から鱗が落ちたのだとか。

「劇的な変化ではなく今より数%よくなるように」
「半径3mを幸せにする」

今回インタビューでご紹介したみほママさんの変化は、そんな言葉をきっかけに、遠くばかりを眺めていた目線をグッと自分の内側に移した結果なのだと思わされました。

そんなみほママさんのエピソードに象徴される通り、自分軸手帳は「大それた目標達成を目指すのではなく、まずは自分の内なる声に耳を傾けることを大切にしたい」――そんな方のための手帳です。ぜひ自分を主語に、日々を、そして自分の内側を見つめてみませんか?


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文責:美穂

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