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「ダメ」→「のびしろ」と捉え直して見えてきた、今の私にできること

こんにちは。
自分軸手帳部員&ライターの美穂です。

手帳を通して仲間と一緒に自分軸を見つけ、育てることができる、それが自分軸手帳部です。
多くの自分軸手帳部員さんから聞こえてくるのは「仲間と自分軸手帳を続けるうちに、自分自身に気づきや様々な変化が生まれた」という声。その一部をインタビュー形式でお届けします。

▼過去のインタビューはこちらをご覧ください

今回お話を伺ったのは、ゆかぽんさん。

2023年自分軸手帳部入部。3歳男子を育てる時短ワーママ。2024年の漢字は「動」。
好きなものはピアノを弾くこと・クラシック鑑賞・甘い物・ディズニー。

些細なことに落ち込むことが多く、自分のことがあまり好きではなかったというゆかぽんさん。ところが、自分軸手帳&自分軸手帳部(以下 手帳部)と共に過ごすうちに、徐々に変化を実感するようになったといいます。
「落ち込まない自分」を目指すのではなく、相変わらずの自分と同居しながらも前を向けるようになったというゆかぽんさん。それってどういうことでしょう?詳しくお話を聞いてみました。


「自分軸」というキーワードとの偶然の出会い

美穂:
ゆかぽんさんは、以前から自分軸手帳を知っていたんですか?

ゆかぽん:
いえ、全く。そもそも私はSNSをやっていないので、周りがどんなことにアンテナを立てているのかもあまり知らず。だから自分軸手帳との出会いも偶然でした。

美穂:
どんな偶然があったのでしょう?

ゆかぽん:
もともとお世話になっていたヨガの先生へのLINEの返信が滞ってしまって、「すっかり遅くなってしまってごめんなさい」と送ったことがあったんです。すると先生からは「私は自分軸で生きているので、全く気にしていませんよ」といったお返事が。そこで初めて「自分軸」という言葉に出会いました。

その先生は普段から熱く、決めた道を行く方だったので、そんな人から発された「自分軸」という言葉がものすごく気になったんです。ネットでキーワード検索していろいろ調べるうちに、たまたま表示されていたのが「自分軸手帳」。しかもそれが2023版の発売日2日前。「自分軸が育てられる手帳があるんだ!」とすぐに購入を決意しました。

美穂:
なんとも運命的!ちなみにヨガの先生は「自分軸手帳」自体とは無関係だったわけですよね?それでもゆかぽんさんが「自分軸手帳」というツールを手にしようと決意したのはなぜでしょう?

ゆかぽん:
漠然とですが……変わりたかったんだと思います。以前は、自分のことがあまり好きではありませんでした。ぐるぐる考え込みがちで、落ち込むことも多い。だから、今思うとすがるような思いで自分軸手帳に手を伸ばした気がします。実際に夫にも「自分軸手帳を始めるんだけど、これで変われなかったら、私、ダメな気がする」とまで話をしましたから。

コツコツ書き続けて見つけた、
自分の良さと勝ちパターン

美穂:
藁をもつかむ思いで手にされた自分軸手帳を使ってちょうど1年経過しましたね。実際にご自身で変化を実感できたことはありますか?

ゆかぽん:
大きく2つ変化を感じています。
1つは、自分のことが理解できつつある、ということ。
もう1つは、ただ落ち込むのではなく、その先の対処法を考えられるようになった、ということです。

美穂:
では、順番に1つずつじっくり聞かせてください。
まず、「自分のことが理解できつつある」ということですが、自己理解が進んでどんないいことがあったでしょう?

ゆかぽん:
もっと自分を知りたい、活かしたい、と思えるようになりました。「自分のイヤなところを見つける」ということを徐々に手放し、「そういうところもあるよね」と受け止めつつ前を向けるようになった自分を感じます。

美穂:
それは大切な変化ですね。土台が変われば見える世界がぐるりと変わるでしょうから。
どんな風に手帳を使って、その変化に至ったのでしょう?

ゆかぽん:
私には独創的な手帳術もないですし、そんなにぎっしり書いているわけでもないんです。ただ、「3 good things(※)」を書き続けていたことが大きい気がします。

(※)3 good things:
その日にあったいいことを3つ書き出すという方法


ゆかぽんさんが毎日書き出した「3good things」

できたこと、うれしいことを繰り返し書いていくうちに、自分のいいところや強みが見えてきたんです。私の場合は例えば「計画的に物事を続けることが得意で、それによってやり遂げられることがある。そこに達成感や喜び、楽しさも感じることができる」と。

美穂:
3 good thingsというかけらが気づきにつながったんですね。書き出したことを定期的に俯瞰したりしているんですか?

ゆかぽん:
いえ、それが理想だとは思いつつ、できていません。(笑)
ちなみに、私は無理に目新しい「good」ばかりではなく、同じことを書いてもいいと思っていまして。そんな風にシンプルにずっと書き続けていくと「あれ?これ前も登場したぞ」とか「前に書いたあの話と共通点があるな」と、ふとした時につながりが見えてくるんです。

美穂:
それこそまさに、先ほどお話しなさっていた「計画的に続けてやり遂げられることがある」というゆかぽんさんらしさの一つですね!

ゆかぽん:
ありがとうございます!
でも自分一人ではやはり気付きの量に限界はあって、手帳部のみなさんにもたくさん気づきの種をもらっています

自分軸手帳の「感謝のワーク」には、部員さんの名前もよくあらわれるのだそう

私は朝6時から定期開催されている「6時部会」という部室(※)に参加しています。手帳タイムにいそしむ仲間に対して、自分の気づきをチャットに打ち込むと、その内容と私の日頃の様子を結び付けながら、部員さんからまた新たな視点やフィードバックをくれるんですよね。そうやって受け取った自分のいいところを、自分に教えてあげる、そんな日々です。

(※)部室
誰かと手帳タイムを過ごしたい部員さんが自由に呼びかけて開催できる、オンラインでゆるくつながる手帳タイム。テーマなどは設定されておらず、各自自由な手帳タイムを過ごすことができる。基本的に不定期に開催できるが、「6時部会」のように、自然発生的に毎日の定期開催に至っている部室もある。

美穂:
人に気づかせてもらった自分のいいところを、自分に教えてあげる……!素敵なサイクルですね。まさに仲間と共に手帳に向かうからこその効能を感じます!

「これは”ダメ”じゃない。”のびしろ”なんだ」

美穂:
2つの変化のうちのもう1つ、「ただ落ち込むのではなく、その先の対処法を考えられるようになった」ということについても聞かせていただけますか?

ゆかぽん:
自分軸手帳に出合うまでは、「書き出す」という選択肢がありませんでした。だから、なにかあると自分の中にしまい込んだまま、ぐるぐる考え込んでいたんです。
ところが、手帳部に入って「深掘り」という方法に出会いました。何か起こった時には、まず書き出す。そして書き進める中で「何があった?どうしてそう思ったの?→でもこういう考え方もあるよね→では次はどうするか?」と考えられるようになりました。

美穂:
モヤモヤは書き出す、は手帳部の王道ですね!
最初からうまくできましたか?

ゆかぽん:
いえ、そこも手帳部のお知恵を借りました!

入部直後に部員さんからもらった深掘りのアドバイスを参考に、初めてモヤモヤを分解

入部間もない時期にモヤモヤしたことがあり、もくもく会(※)でポロリとチャットにこぼしたんです。すると、「分解・深掘りしてみるといいよ」「こんな感じで自分に問いかけてみては」とアドバイスをいただけました。それを参考に初めて書き出してみて、「こんな方法があるんだ!」という発見と同時に、具体的な取り組み方のイメージを持つことができたんです。

(※)もくもく会
予め設定された日時に部員がオンライン上で集合し、30分間ひたすら手帳に向き合い書き込む会。各回のテーマに合わせた解説を聞いたり、チャットで部員同士情報交換をしたりすることもできる。

とはいえ、いつも「スッキリ解決!」というわけでもないですし、相変わらず落ち込む私のままなんですよ。でも、「じゃぁどうするか」と、自分のできることを見つめながら次の一歩につなげられる、それが私にとって大きな変化だと思います。

美穂:
ここにいながら、自分のままで変わることができる――まさに自分軸手帳の理想を体現しているようですね。
ちなみに具体的にはどんなモヤモヤを深掘りしたか、聞かせてもらえますか?

ゆかぽん:
たとえば、私は6月が苦手なんです。体調もメンタルもイマイチになりがちで……。それには以前から気づいてはいつつ、原因もわからず毎年モヤモヤしていたんです。が、去年初めて手帳を使って深掘りしてみたんですね。するといろいろな原因が見えてきました。

不調に陥りがちな6月の原因を探ったときの手帳

年度初めの4~5月は「新しい環境や仕事にまだ慣れないよね」という大義名分を掲げやすいものの、6月になるとそうもいかなくなってくる。その時期になっても軌道に乗りきれない自分を「成長できていない」と捉え、焦ってミスをして……という負のスパイラルに陥りがちなことに気づきました。
それに加えて、気候の面で雨でいろんな予定が変わりやすい点もストレスだったんですね。

こうして原因が分かれば、予め心づもりをすることができたり、予定を減らして余裕を多めにするなどの工夫はできます。環境や天気を変えることはできなくても、自分ができることがわかるだけで、だいぶ気が楽になりました。

美穂:
何者かになるのではなく、ゆかぽんさんはそのままで、違う世界を見る新たな眼鏡を手に入れた――そんな風に聞こえます。

ゆかぽん:
手帳部で出会った名言で大好きなのが、「のびしろしかない」という言葉です。この考え方を知って以来、以前は「ダメ」と思っていた部分はむしろのびしろなんだ、と捉えられるようになりました。根っこは変わらなくても、自分はまだ変われる余地があるんだ、って。

毎月10日は内省の日。2年目は、もっと自分を深く見つめたい。

美穂:
しなやかな中に力強い変化を感じるゆかぽんさんですが、手帳部2年目の抱負のようなものはありますか?

ゆかぽん:
2024は、もっと深くにある自分の声を手帳に書き出したいと思っています。

手帳部に入部してから、他の部員さんからの情報で、自分の才能や強みとなり得る資質を知ることができる「ストレングスファインダー」というサーベイの存在を知りました。昨年後半に私もようやく受検した結果、「内省」という資質が1位だったんですよね。
それまでは、「世の中みんな、私のようにいろんなことをぐるぐる考えているのだろうなぁ」と思っていたのですが、そこで初めて「これは私独自の特徴であり、可能性なのかもしれない!」と気づきました。

その頃、同じく「内省資質」が上位の別の部員さんの手帳を覗ける手帳部内のイベントがあったのですが、その方は頭の中をたっぷりひたすら手帳に書き出していたんです。それを見て、「私ももっと書いてみればいいんじゃないか!」と。根拠はないけれど、それでも「深いところにある声を書き出してみたら、何かが見えるかも」と期待を抱きながら、試行錯誤する日々です。

「より深い内省」を目指して試行錯誤する2024の手帳

美穂:
どんなことが見えてくるのか、楽しみですね!

ゆかぽん:
先ほどのきっかけをくれたイベントが開催された12月10日にちなんで「毎月10日は内省の日」とも決めました!気合と共に、こうした仕組みも味方につけて、深掘りを日常にしたいです。

変えられるのは「自分」と「未来」だけだから

美穂:
自分軸手帳がなかった今を想像したとしたら、どんなゆかぽんさんが思い浮かびますか?

ゆかぽん:
正直、入部前を思い出せない程なので、想像すらできないのが本音なのですが……。(笑)
きっと現状に不満や不安を抱きつつも、自分で動こうともせず、周りが変わるのを待っているだけだったと思います。

名言ばかりで恐縮ですが、「変えられるのは自分と未来だけ」という言葉が好きなんです。今の私は、少しずつ「自分のできること」に目が向けられるようになってきました。でも、それも自分軸手帳と手帳部に出会ったからこそ、なんですよね。

美穂:
では、誰かに自分軸手帳をおすすめするとしたら、どんな方に?

ゆかぽん:
家庭や仕事場以外のサードプレイスを求める方に。

私自身は、リアルな人付き合いにも苦手意識があるほどなので、オンラインコミュニティにはなおさらハードルの高さを感じていました。ところが、手帳部を表現した「ゆるやかな強制力」という言葉を聞いてイメージが変わったんです。リアルな場よりもむしろ程よい距離感をとりやすい環境なのかもしれない、と思い直して入部を決意したんです。

結果、私にとってはまさにオンラインだからこその程よいつながりの中、部員さんに様々な気付きを得ながら私自身変化できた1年でした。そんなサードプレイスを味方につけ、新しい自分や未来に触れたい人におすすめしたいです。

おしまいに

今回のインタビューでも登場した「6時部会」の常連であるゆかぽんさん。毎回参加するうちに気心が知れた部員さんが増え、安心できる居場所となったのだそう。

そしてこんな風に話してくれました。

人付き合いで私が不器用な部分は相変わらずです。それは自分軸手帳部にいるときも同様。部が大好きだからといって、どんな場面でも器用に振る舞えるような別人になれるわけではありません。だからこそ、部でも無理にその時々の雰囲気に合わせたり、全てのイベントに一生懸命顔を出すことはやめました。安心して過ごせる居心地のいい場を、自分で選べばいいんですよね

様々な価値観やライフスタイルの人々が集まる自分軸手帳部。そんな仲間に囲まれながら、自己理解を深めたゆかぽんさんは、関わり方や場を自ら選び取れるようになりました。それはまさに、自分軸を手にした姿そのもの。

他力本願ではなく、今の自分にできることを見つけたい――もしあなたがそう思うなら。ぜひ一度、自分軸手帳&自分軸手帳部を選択肢に入れてみてくださいね。


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文責:美穂

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