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「いい年して」と思われたくない人ができること

こちらの続きのお話をしたいと思います。

軽くおさらいをすると、今の世の中は年齢を重ねると自動的に周りから求められることは跳ね上がる。だから自分をアップデートさせて、少なくとも「年相応」という基準はクリアしていった方がいいというお話をしました。

今回は、具体的にどのようにしてアップデートしていけばいいかお話をしていきます。

自分をアップデートさせる方法

まず全方位で完璧な人間にはなれないと思うんですよ。

ただ自分の好きなこととか、自分が大事にしたいことってあるじゃないですか。

その領域、その価値観においては、どんどん強みを伸ばしていくべきなんですね。

学生の頃というのは、弱みを克服することが正しいんですよ。

例えばテストの点数なんかで、90点の科目と、20点の科目があって、次のテストで総合点を上げたいと思ったら、この20点の方を伸ばした方が伸びしろがあっていいじゃないですか。

90点の方をいくら勉強したところで、伸びしろ10点分しかないんだから、弱いところに力を入れた方がいい。これが学生の頃の常識です。

ところが社会人というか大人になると点数の上限がないんですよね。

自分が100点だったら、横に1000点がいるかもしれないんですよね。

そうなってくると、ここで弱みを一生懸命時間と労力をかけて克服しても、他人よりちょっと下になれるのがせいぜいっていうのがよくあるわけですよ。

だからもう大人になったら、学校を卒業したら、弱みの克服を頑張るんじゃなくて、自分の強みの部分、90点取れてるやつを今度は180点にして、270点にしてみたいに伸ばして行った方が結果として強いんですよ。

その一点突破で能力が上がっていけば、そこはもちろん評価されますし、収入とか信頼とか、社会的な名誉とか地位にも繋がっていくわけなので、大人になったら自分の強いところを思いっきり伸ばしていくべきなんですね。

自分の強みを作る3つの要素

ただ自分の強みを作ってるものには3つの要素があって、これは全て掛け算なんですね。

それが1つは先天的なもの、2つは後天的なものになります。

先天的なものというのは、まさに才能と言うか、自分の生まれ持った得意なことなんですね。

後天的な2つというのは、もう知識と経験なんですよ。

これは生まれた後に自分がそれについてどれだけ学んだか知ったかっていう知識の部分、それを実際にどれだけやってどれだけのフィードバックを受けたかっていう経験の部分、この3つの要素の掛け算がその人の強みの力になるんですね。

強み = 才能 × 知識 × 経験

だから先天的なものが全くないジャンルに関しては、ここが1とか1以下だったら、あといくら掛けても大した数字にはならないんですよ。

だから自分の得意なことをやるべきなんですね。

ただ得意だからといって、それに胡座をかいて努力とか知識の新しいインプットを疎かににすると当然負けてしまうんですよ。

なので自分が得意な分野に関して、さらにいっぱい勉強していっぱい知識をつけて、それを実際に行動に移して実際にやってみて経験値を貯める。

この3つの掛け算がしっかりした時にその人の能力が一番強みとして表れるんですね。

そこを意識して、自分はちゃんと強みを伸ばすことをしてるかどうかを考えて欲しいんですよ。

それが人間関係、収入、どこのジャンルか正直分からないです。人それぞれです。

だけど、その自分の強いジャンルにおいては、少なくとも誰にも負けないっていうぐらい突き抜けちゃえば、意外と他の部分も勝手に評価されるんですよ。

一つが強いと他も強くなる(ように見せられる)

人間というのは、何を言うかじゃなくて誰が言うかだっていう風に言われるじゃないですか。

ハロー効果って言われるやつで、すごく実績を積んでる人、すごく結果を出してる人が言えば、一般的なことでも「いいこと言いますね!」と説得力が出てくるんですよ。

だから自分の説得力を増すために、何か一点突破でいいから自分の強みを思いっきり高めて、何か一つ掴んでおけってことなんですよ。

それがあれば自分にも自信ができるんですよね。

私は若い子を指導することもあるんですけど、みんなすごく自信がないんですよ。

色々教えてあげても、結局「やります」より「自分にできるでしょうか」って言う若い人が多いんですよね。それって自信がないんですよ。

でも自信がないのは当たり前で、新しい仕事とかに対して自信がある方がおかしいじゃないですか。

自信は成功体験の繰り返しからしか発生しないので、成功体験をどれだけ持ってるかが大事なんですよね。

だから一点突破で物凄く強い成功体験があれば、自分はこれだけできるんだから、他の事もきっとできるに違いないとか、自分の得意なことを応用すればできるに違いないと思ってくれたら、その人は全般的に能力が上がっていくんですよ。

そのためにも何か本当にこれだけは胸を張れる、人に誇れる、お金を稼げるっていうぐらいの強みがあるはずなので、ちゃんと自分自身それに気付いて、そしてそれを伸ばすことをやって欲しいなと思います。

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。

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