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いい情報を「気軽に教える」方が得をする意外な理由

今回は、情報を出し惜しみする人は損をするという話をしたいと思います。

情報を教えない方が損をする

自分だけが知ってるとか、自分がその情報を手に入れる為に結構お金をかけているとか、真似されたら嫌だから言えないみたいなことってありますよね。

まあ気持ちは分かるんですけど、そういう人は非常に損をするんですね。

どういうことかと言うと、情報は人によって価値が全然違うんですよ。

自分にとって「凄い価値があるから教えたくない」という情報でも、他の人にっては価値がない場合があるんですね。

だから教えないことで、単純にセコい奴とか心の狭い奴にしか思われないんですね。

ちょっと昔の話になるんですけど、経営者同士の集まりで、税金対策の話とか、お金をどう上手く運用していくかの話になったんですね。

そのときにシンガポールに会社を作って、お金がその会社に入るようにして、税の問題を解決しようかとか、そのためには向こうにパートナー作るのか作らないのか、自分も向こうの国籍を取るのかとか、そういう話題になったんですね。

そこで一人だけ「外国なんか行かなくても日本でも財閥モデルというのがあるんですよ」って言い出した社長さんがいて、興味が湧いたので詳しく聞いてみたんですよね。

そしたら「それはちょっと言えないですけど、財閥とかがやっている日本国内にいて税金を最小限にする方法なんですよ」みたいなこと言い出すんですよ。

そんなに秘密っぽく言わなくても、実際ソフトバンクとか大企業は税金を払ってないんですよ。

意外と法人税をガッツリ払っているのは、中小企業だったりするんですね。

だから上手に複数の会社を回して、脱税にならない程度に調整してるんだろうなというのは、みんな馬鹿じゃないから分かるわけなんですよ。

だけど「それは言えません」みたいな感じで濁されると、周りは「もうこの人に言う必要ないな」って思っちゃうわけなんですよね。

情報の本質

結局、情報というのは、良い情報を持っている人間同士が、自分の情報をどんどん出し合ってシェアすることによって、そこから何か生まれたり、次の発見があったりするんですね。

それを成功する人は分かっているから、情報を出し惜しみすることは基本しないんですよ。

ところが情報そのものに価値があると勘違いしている人は、これを人に分けてしまうと相手に先を越されてしまうとか、自分が高いお金をかけて知ったものなのにもったいないって思いがちなんですよね。

そうすると、その人のところには新しい情報が入ってこなくなるので悪循環になるんですよ。

例えば、アイデアには価値はないんですよ。ただの思いつきなんですね。

でもそれを実際にやってみる、それが上手くいくまで試行錯誤してみることに価値があるわけで、なんか「こういうビジネスは面白いと思うんだ」みたいなその程度の話には何の価値もないわけですよ。

それやってみた?という話ですよ。

そういうアイデアを形にするのが一番難しい、その途中にたくさんの時間とお金と労力がかかって試行錯誤しないといけないということが、まともな人間は分かってるから、アイデアを与えたからといってすぐ真似するなんてありえないんですよね。

だからアイデアを人に話したところで、人はそれを真似したりしないんですよね。

「いい情報」を手に入れる方法

結局、自分的に凄いと思っているだけで、普通の人はそこまで価値のあるアイデアを生み出してはいないわけです。

そんなに心配しなくても、もっとすごい人は沢山いるんだから、何も惜しんだり隠したりする必要はないので、情報はどんどん人にあげちゃえばいいんですよ。

そうすると逆に「それは面白い。じゃあこういうことも知ってます?」みたいな感じで、自分にも返ってくるんですね。

だから情報は発信した人のところに返ってくるので、惜しまずにどんどん発信した方がいいですよっていう話でした。

それでは今日のお話は以上となります。ありがとうございました。

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