見出し画像

自分の気持ちに嘘をつく

まじめで、頑張り屋さんな人ほど、自分の気持ちを隠すのがうまくなってしまう。

きっとこれまでの人生のどこかで、自分が生きていくために、必要なスキルだったのかも。

でも、大人になると「自分の気持ちを隠すのがうまい」ことが逆に自分を苦しめることもあって。

もしそうなっているとしたら、それ以上に「自分の気持ちを聞き出すスキル」を身に付けなきゃいけないのかもなあと思ったり。

***

そんなことを思ったのは、5月の間だけ限定でやっている「じぶんジカン相談室」というサービスがきっかけです。

工房になかなか行けないため物質的な「ノート」をつくるのが難しく、今できることとして、オンライン上でワークシートを4枚お送りするという企画。

もう15人ほどお送りしたのですが、結構多いのが「生産性がない毎日でいいのか」「ダラダラ過ごしててこのままじゃ良くない」というお悩みです。

わかるわかる、すっごく気持ちわかる。。

なぜなら、わたしも会社員の頃、なーんにもとっかかりがなくダラダラ過ぎていく日常、このままでいいのかな…と不安に思っていたからです。

ただ、今は「本当にそうかな?」と思うのです。


本当に、生産的なことしてなきゃダメなのかな?

ダラダラ過ごすのは良くないのかな?


個人的には「生産性がないことや、ダラダラすること自体は、悪いことではない」と思っています。今は(昔はそうは思えなかったけど…)。

ただ、問題は、このツイートでも言ったように「ダラダラ過ごす毎日」「生産性がない毎日」を楽しめないことなんじゃないかな。

この場合、「ダラダラ過ごすのは良くない」「生産性がないとダメ」は思い込みというか、世間の価値観であって。

そしてそれらは、本当の自分の想いを隠すためのタテマエなんじゃないか、とも思うんです。

仕事から帰ってきて毎日ぐでーんと過ごしたって、世間をダイナミックに動かすようなことをしていなくたって、良いとしたら?

本当は、自分は何に不満を感じているのかな…?


まじめで、頑張り屋さんな人ほど、自分の感情を見ないフリするのがうまかったりして、「世間的にもこうあるべきだから」をタテに、自分の本当の本当のほーんとうの不安や不満や想いを隠してしまいがちな気がします。

そして、隠し方がうまくなりすぎて、本人すらそれに気がつかないこともあるんじゃないかな、と。

でも、自分の不安や不満を無視し続けると、見えない場所でむくむく大きくなって、いつか自分が壊れてしまうから。だから、どこかで気づいてあげて。

そのためにも、「本当はどう思っているの?」と、自分に根気強く問いかけ続けることがだいじなんだと思います。だって、これまでずーっと隠してきたのに、そんなに簡単には教えてくれないだろうから。

じぶんジカンでは、そうやって自分に問いかけるときのサポートが、少しでもできたら良いなと思っているのです。


【お知らせ】
「じぶんジカン相談室」、今週分は発売して即完売しました…ありがとうございます。また17日(日)18時に、来週分発売開始します。

ワークシートをひとつずつじっくり作りたく、だいたい1週間に5件が限界で、販売数が少なくてごめんなさい!

一応5月いっぱいまでの予定で、来月以降は未定です。

気になっている方、良かったら5月中にどうぞ。



サポートもうれしいですが、記事をSNSでシェアしていただけると力になります!