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「ちゃんとしなきゃ」を、もう少し手放して。

「ちゃんとしなきゃ」の気持ちがずっと強い。生まれつきの性格なのか、長女だからなのか、いろんな要因の複合なのか。

「ちゃんとしなきゃ」とは、例えば、上手く進めるために自分ができることは全部やっておきたいとか。想定できるリスクは事前に回避しておきたいとか。大切な人たちをガッカリさせたくないとか、後悔したくないとか。そんな思考のこと。

とはいえ、わたしはこの「完璧主義」に助けられて生きている。人生の端々はしばしで「ちゃんとしたいと思うわたしだからできたこと」がたくさんある。だから、完璧主義な自分が嫌いなわけじゃない。

ただ、この完璧主義によって「人生の楽しさ」を失ってしまうのなら、それはちょっと違うのだろうと思っている。

昨年わたしは、「ちゃんとしなきゃ」が強すぎて、自分が壊れそうになったことが二度あった。

一度目はイベント開催の前。二度目は物件の契約関連のこと。どちらも「やっておきたいこと」がたっぷりあって、ハイパー忙しかった。寝る間も惜しんで考え、作業し、パンク寸前で周囲の人に文字通り泣きついたりもした。

「ミキさん、ぜんぶは無理だよ。できることだけやっていこう。」

自分のなかの完璧を目指して勝手にテンパっているわたしをなだめるように、まわりの人達はこう声をかけてくれた。

「自分が楽しくなくなってしまうのなら、それは違うと思うからさ。」

そんなこんなで今年のわたしのテーマは、"「ちゃんとしなきゃ」をもう少し手放して、おおらかさを愛する" である。

「ちゃんとしなきゃ」は大事な原動力だし、このエネルギーのおかげで、わたしはここまで進んでこられた。けれどもうちょっと、手放してもいいのかもしれないと思った。自分が「楽しさ」を失わないために。すべては人生を楽しくするための要素なのだから、本末転倒にならないように。

もっと具体的に言えば、自分が思いつく「やっておきたいこと」に優先順位をつけること。ぜんぶは無理だという前提に立って、何を後回しにして、何を抱えるのかを整理する時間を持つこと。何かを選ぶときに「急ぐ」ではなく「もっと長い時間軸で考える」という選択もできるように。

生き急いだって仕方ない。

短期間でぜんぶやり遂げようとせずに。

自分が無理なくできる範囲で、楽しく進めるスピードで。

「おおらかな自分」って良いなと思うから、そんな自分になれるような選択を積み重ねていこうと思う。


おわり


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