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読書メモ11

表紙は京都の紅葉の始まり🍁

51.荒木飛呂彦の漫画術

ジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木飛呂彦が漫画の書き方を解説する本

世界観やキャラクターの作り方や読者がもっと読みたくなるテクニックなど思ってたよりも具体的なことが書いてあった。

自分の仕事をここまで丁寧に細かく言語化できるのは本当にすごい。

参考にしたいのが、荒木流のアイデアノートで
・自分が良いと思ったこと
・自分とは違う意見や疑問に思うこと、理解できない人
・怖い出来事や笑える出来事、トラウマになりそうなこと
以上を、書き溜める

良いと思ったこと以外の2つが面白いのと、思いついた時に忘れないうちにすぐ書くんじゃ無くて、あとでゆっくり書くことが続きそうと思った。
思い出せないような出来事は無視で良いらしい。

52.世界一楽しい 四季報の読み方

ちょっと前に社内研修で財務諸表の読み方と業界や企業の簡単な分析の仕方を学んで結構面白かった

その時に四季報をおすすめしてたので、その前に読み方を知ろうと手に取った

とは言ってもガチ読み込みのやり方では無くて、もっとライトな読み方の紹介。特に数字以外の記者の言葉に注目した読み方は面白いと思った

53.太陽の坐る場所

辻村深月さんの小説。今年4冊目かな?
かなり好きな内容だった

人間の暗めの心情が細かく描かれている作品で、辻村深月さんのこの手の作品はとても好き(噛み合わない会話と〜など)

やっぱり、人間関係は表面だけでは何もわからなくて、同じ出来事を共有してても思い出は違う。

登場人物が高卒から10年後、自分と同世代だったものだから出てくる感情のリアルを感じた。

辻村深月作品らしく、最後は少し希望が持てるような終わり方もすごい好き。


54.52ヘルツのクジラたち

町田そのこさんの小説
本屋大賞2021だったそうで、図書館の人気ランキングで上位だったから半年以上前に予約。ようやく到着した。

珍しくめちゃくちゃシンプル感動した。辛い世界でも、とても優しくてあったかい。

以前、ふとしたツイートから心配して連絡くれた友達がいて、すごく嬉しかった。そういうふうに自分もなりたい。

52ヘルツのクジラのように周りに聞こえない声で助けを求めてる人は多分結構いて、せめて家族と友達の52ヘルツの声に気付けるような人でありたい。

55.おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる: 地域×デザインの実践

地域に根ざしたデザインをしているデザイナーたちが、各々のデザイン活動について書いていった本

20人くらいの仕事を感じられる。それぞれ全然違うけど、地域と共に働くことの共通点みたいなのも感じられた。

デザインの幅も広いし、人とのつながりはすごく大切にしている印象。地元に戻って仕事を作ったり、知らない土地や好きな観光地に移住して仕事を作ったりして、全員輝いて見えた。

自分は企業で働くほうが向いているような気がしてる反面、本書みたいなデザイン活動に憧れがあるのは確か。憧れはあるけど勇気がないんだよなぁ。


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