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【アンケート結果】防災・地盤の意識調査について

このたび地盤ネットでは、『防災・地盤に関する意識調査アンケート』を
実施いたしました。

【調査概要】
・アンケート対象者:「地盤カルテ」を以前にご利用いただいた方
・回答数:478件
・方法:インターネット(アンケート専用フォームから回答を入力)
・実施期間:2024年3月7日~2024年3月14日

■自分の住んでいる地域のハザードマップを確認したことはありますか?

9 割以上の方がハザードマップを「確認したことがある」と回答しています。
確認したきっかけや理由の一部をご紹介いたします。


  • 河川の氾濫のニュースをみて心配になった(50 歳代)

  • 南海トラフ地震などの巨大地震が遠くない将来に起こると強く感じているから。(60 歳代)

  • 災害時に地盤が崩れた場合、どう回避路を考えるべきかの家族会議したことがきっかけ。(30 歳代)

  • 3.11 東日本大震災以降全国各地で起きている自然災害をニュース等で目にするにつけ、自分の身は自分で守らなければならないという意識が芽生えた。(60 歳代)

  • 新築するにあたり、土地の購入が必要だったため。(30 歳代)


「大きな災害が起こった時」や「ニュース報道を見て」、また「土地購入・新築・引っ越し」をしたことをきっかけにハザードマップを確認したという声が多く聞かれました。

■約5割の方が今の住まいの築年数が「20 年以上」と回答


■57.4%の方が、今の住まいの耐震性について「心配がある」と回答

約半数の方が築年数 20 年以上の建物にお住まいと回答しています。

また「今の住まいの耐震性について心配があるか」と質問したところ、
「非常に心配」10.3%、「やや心配」47.1%、合わせると約 57%の方が心配がある、と回答しています。

■7割以上の方が、今の住まいの耐震性能を「知りたい」と回答

71.3%の方が今の住まいの耐震性を「知りたい」と回答していることから、ご自身の住まいの耐震性に 対する関心の高さがうかがえます。

■ 約4割の方が地盤の良い土地への移住・住み替えに「興味がある」と回答

地盤が良い土地への住み替えや移住について興味があるか聞いたところ「非常に興味がある」10.7%、「やや興味がある」28.9%、合わせて 39.6%の方が興味がある、と回答しました。
「興味がある」と回答した方の理由を一部をご紹介いたします。


  • 一緒に避難が難しいペット(猫)と住んでいるため(30 歳代)

  • 年齢が上がるに連れ、災害時に移動が難しくなるから(50 歳代)

  • 地盤の良いことは震災リスクを下げられると思うから(50 歳代)

  • 千葉の地震が増えてるのが気になるから(40 歳代)

  • 東京湾岸の埋立地に住んでいるため、地震も津波も心配(60 歳代)

  • 子供や孫たちの安全確保のために(60 歳代)


緊急時の移動や避難生活への不安、今住んでいる地域の液状化・浸水・土砂災害リスクの心配、揺れにくい安全な場所に居住することの安心感をもとめる声が多く寄せられました。

一方で「興味はない」と回答した方の理由も一部ご紹介いたします。


  • 現在の土地は高台で地盤が硬く、建てる前に地盤調査もしている。(60 歳代)

  • 既に自宅を購入しており、住み替えは現実的ではないため。(40 歳代)

  • 現在住んでいる場所で商売をしているから(50 歳代)


「住み慣れた場所だから」「地盤が良いと聞いているから」「経済的な理由」といった回答が多くみられました。

【まとめ】自分の住む地盤を知り、住まいの耐震性を把握しましょう

今回のアンケート調査では、大きな災害が起こったことをきっかけに自分が住んでいる土地や建物の安全性に対して不安を感じ、ハザードマップを確認した方が多いことがわかりました。
また、現在の住まいの耐震性能を知りたいと考えている方は、7割以上という結果が明らかになりました。
地盤ネットは、災害への備えとして「自分の住む地盤を知る」「住まいの耐震性を把握する」ことが重要と考えています。
戸建の既存住宅の耐震性の調査についてご興味のある方は「デジタル耐震チェック」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。