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お酒が苦手な人でも楽しいお酒の知識③

どうもハリーです!今回もお酒の知識をシェアしたいと思います。

今回は日本人のためのお酒 日本酒です。最近は海外でも人気を博しているようで、正直にいうと、日本酒を知れば日本史もなじみ深くなること間違いなし!ではいきましょう!

日本酒の種類

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日本酒にはいくつか種類があります。

一つ目は普通酒といい、原料の比率にあまり決まりがありません。価格も高くなく、庶民にもウケやすい日本酒が多いです。

二つ目は純米酒といい、材料が決まっています。日本酒には材料として米・米麹・水が必須です。純米酒とはこれらの材料のみを使っているので、純米酒は米の味わいや香りが他の日本酒より強く、和食だけでなく各種料理に合います。冷えた日本酒 冷酒も熱い日本酒 熱燗も楽しめます。

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三つめは吟醸酒です。ちなみに四つめに紹介する種類は大吟醸酒です。これらの吟醸酒の違いは精米の割合です。つまり玄米をどれだけ削ってもよいかということです。精米の割合が高ければ吟醸酒、半分以下ならば大吟醸酒と種類別されるわけです。さらに吟醸酒は一般の日本酒よりも低い温度で発酵されます。味わいや香りは浅く削れば削るほど辛口で少なくなります。

ちなみに浅く削ったものは本醸造酒や特別本醸造酒といいます

日本酒の歴史

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日本酒の歴史は長く深いものです。出発点は弥生時代からになります。

ちなみに縄文時代では果実酒つまりワインを飲んでいたとされています。続いて弥生時代では稲作が伝わったことで米からお酒がつくられました。これが日本酒の始まりです。古事記にはスサノオノミコトがヤマタノオロチを討伐する際に使ったものは日本酒といわれており、ヤシオリの酒といいます。ちなみにこのヤシオリという名前は映画「シンゴジラ」でも作戦名として登場します。また地方を伝承や特産物を記した風土記には映画「君の名は。」でも登場した口嚙み酒が記録されています。このように庶民にも深く関わりのあったお酒が日本酒の元となっているわけです。

平安時代になり改めて日本酒の作り方が確立しました。米や米麴、水を使うなどといった材料の面、お燗で飲む風習や乾杯の音頭などが確立しました。また日本酒はお坊さんがつくるとされていました。

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鎌倉時代や室町時代など武士の世の中となると、日本酒の作り方も進化します。加熱殺菌を追加したのです。これにより安全性が高まりました。また織田信長によって街中に酒屋が並び、楽市楽座によって庶民が商売をしやすくなりました。またこの頃に海外から蒸留酒(ウイスキー)の技術がやってくることで日本流の蒸留酒 焼酎が消毒薬として発明されました。

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江戸時代、日本酒の技術はさらに進化します。低温殺菌や低温発酵が発明されました。醸造アルコールという追加アルコールが造酒の工程に追加されたことで香りが深まり、腐敗がさらに少なくなりました。またこの頃から水の重要性が再確認され、兵庫の灘の水が重宝され、同時に灘が酒の聖地とされました。灘の水にはミネラルが豊富で力強い日本酒となるので灘の日本酒は男酒といいました。また六甲おろしという寒風が酒造りに適していたこともあって上方(関西)の方が日本酒は上手となりました。

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江戸時代では濁り酒が主流だった日本酒も清酒という濁りのない日本酒も増え、多様化していきます。灘の男酒と対を為して有名だった日本酒は京都の伏見でした。伏見の酒はやわらかい風味で女酒と呼ばれていました。これらの関西で生まれた日本酒は樽廻船や菱垣廻船などで上方から関東へ運ばれました。これで三菱が儲け、後の財閥となりました。ちなみに「くだらない」という言葉はここからきているとされています。つまり関東から関西へ「下る」酒は不味いということです。

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日本酒の歴史も大詰めです。明治時代、お酒は税金の対象となり、密造も取り締まられました。ですが悪いことばかりではなく、一升瓶の発明や戦時中の安く上手い日本酒を求めて現在の普通酒が生まれました。

平成になり、和食が無形文化遺産となりました。これにより日本酒は日本人だけでなく観光客からも人気を得ています。これをきっかけにスーパーの日本酒の銘柄など目を向けてみてはいかがですか?

今回は以上です。もっといろいろ勉強してみたいと思った人は僕のインスタへ↓↓↓
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