小学校教員を辞める訳
大卒から5年間、
小学校の先生として働いてきたわけですが。
今年度で一旦辞めてみることにしました。
辞めるといっても正規で働いてたわけじゃないのですが、今の気持ちを書いてみます
まずそもそも、何かに不満があってこの職をやめるということじゃなくて、むしろ5年働いて色々なことが分かってきたし、今後も続けるという道も全然なくはないのです。
教員になる前は、モンスターペアレントいたら対応できるんかなとかって思ってたけど、有難いことにそういう親とは巡り会わず、
むしろ毎年保護者の方ありがとう大好きですって気持ちになってた。
担任を持った子どもたちもそれはそれは可愛くて。こちらが注意や指導をすることがあっても、子どもが反抗してきたりとかいうことは全然なく、まあ低学年ばかりだったってこともあるけれども子どもにもすごく恵まれてたな
子どもの行動や発言に爆笑させられるときもあって、子どもたちと一緒に笑って過ごせる仕事ってなんて素敵なんやと思ったこともたくさん。本当に私にとっては天職かと思ってしまうくらいいい仕事でした。
じゃあなんでこの仕事を手放してしまうかというと。
①極めきれない気がして
これは完全に甘えなんですが。低学年しか持ったことのない身からすると、中学年、高学年の学級経営、学習指導はまた全然違うんだろうなと思ってて。また新しい学年、教科書の教材研究をするのがちょっと大変すぎ。しかも、指導法なんて山ほどあって、その中で自分ができて、子どもに合ってて、、と極めようとするともう限界はないというか。どんだけ自己研鑽を続けてもまだまだ終わりはない感覚が嫌で。
もう明確に、この方法がゴールです。ってなってほしい。
②シンプルに夏に外で活動したくない
これこそめちゃくちゃ甘えなのですが。夏の体育指導、プール指導。ほかにもなんやかんやで、外に長時間いないといけないですよね。
まず暑すぎ、元々汗かきやし前髪すごいことなるし、ベタつくし。そして日焼け、肌荒れ、しみそばかす。恐ろし
学生時代は耐えられたけど、もうそろそろ夏は屋内で過ごさせてほしい。
③おしゃれを楽しみたい
これは、別にやろうと思えばできることかもなのですが。
やっぱり自分が素敵だなという服、化粧、髪型で過ごしたいけれど、なかなか先生してるとあんまりそこに気遣ってられなくて。
朝はいち早く職場に着きたいから、コテ温めてる時間にさえせっかちになってしまう。
若い女の先生はスカート履いてたら舐められる って話を大学時代に聞いて、なんやそらってなった。
せっかく女に生まれたので、毎日可愛いと思える自分でいたい。
④私が頑張ったところで感
例えば、私が担任した一年間、子どもたちはすごく楽しく、賢く、充実して過ごせたとする。
だけど、次の担任は技術も情熱も足りず、子どもたちが荒れたとする。
なんだかなあ。
結局教育なんて一年でどうにかなる部分はかなり限られてて、もちろん親の教育方針とかもものすごーく大切なわけで。
私がどれだけ子どもたちと真剣に向き合って学校での時間を過ごそうとも、それを簡単に潰してしまう他の原因はたくさんあって、それは私にはどうにもできない部分も多くて。
そこまで考えなくていいじゃん?って
いうのも分かるんだけども、なんかそのもろすぎる状況がしんどい。
まあもちろん、この子たちと過ごせるのは一年だけという期限付きなのは、いい意味で気楽やしこの仕事の良き面でもあるのだけれど。
⑤この仕事が好きだからこそ
今すごく楽しくて充実してて、だからこそこのタイミングで辞めたい。
何かあって病んで辞めるみたいなのは嫌。
また時が来たら、再開しようかなっと思えるメンタルで辞めるのって、すごく幸せなことだと思ってる。
そして、免許があって、働きたい気持ちがあればいつでも再開できそうなこのご時世なので。
以上の主な5点かな。
母の好きな言葉が「継続は力なり」で、
頭では分かっていながらもどうしても
一つのことを継続することが苦手な私。
この5年は長いようですごく短くて、まだまだ力もなく、本当はもっと続けて力にしなければとも思うんだけれども。
あー、すぐ逃げてしまう自分の性格が憎くもあり、少しだけ誇らしくもあり。
だから、この決断にはもちろん自分の中で葛藤もあるのです。
継続してこなかったせいで、「これは負けません」ってことが仕事でもプライベートでも無いのよ。
これが40代、50代になると本当に中身すっからかんおばさんの出来上がりになりそうで怖い気もするけど、もう辞めると決めたのできっぱり辞めさせていただきます。
一応、今後の夢はある。
そのことについてはまたいつか。
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