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毒親の力、強力なネガティブ②

さて温泉の脱衣場で転倒し頭から血を出して救急搬送され
頭を縫って入院を頑なに拒否して
結局兄嫁の家に居座る母がどうなったか。

数日、兄嫁から
『お義母さんは帰る気配がありません』
『ずっと布団で寝てテレビを見ています』
『叔母さんは何か言ってくれたんでしょうか』
『ご飯を出したときはさすがにありがとうとは言いますね』
『用事があって家を出るのが嬉しいです』
と連絡があった。

3日目、4日目ともなると、
帰れと私が言うべきか、でも連絡取りたくないという
気持ちで揺れ動き
毎日具合が悪く気持ちが晴れずモヤモヤとし
何もかもがうまくいかなかった。

5日目の朝、
兄嫁が具合を母に聞くと元気だと言うので
『そろそろ家に帰れますね』と言ったら、
それまで寝たきりだった母はしゃんと起きて帰ったらしい。
同じ敷地の、横にある自分の家に。

兄嫁も私のせいではないと言ってくれていたのに
兄嫁も実母にも愚痴れない話をしていただけなのに
私は、母と兄嫁の問題をしっかり自分のものにしてしまい
モヤモヤの中にいた。

母との境界線を引けず、
母の問題を引き受けてしまう毒親育ちの悪い癖。

もしかしたら母はそれを狙ったのかもしれない。
狙わずとも無意識で
入院を拒み、兄嫁の家に居座ったのかもしれない。
私から連絡もらうために。
私に罪悪感をもたせるために。

私は母には連絡しなかった。
メールにしても電話にしても
ろくなことにはならないと私は知っている。
私が傷つくことに必ずなる。
そうなれば私が、私の家族が、被害を被る。
『娘』という立場の体裁を整えるその行為が、
家族を崩壊に導いてしまう。

母に私をハンドリングさせてはいけない。
もう私は抜け出しているのだ。
母との距離に感謝し、
兄嫁が近いところにいてくれることに感謝し、
どんなことがあっても強い気持ちで
母とは距離を取り続けるのだ。


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