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FISワールドカップJUMP23/24終盤戦

 今季のFISワールドカップジャンプが終盤戦に指しかかっている。個人26戦で日本のエース小林陵侑選手が2位となり表彰台へ。総合成績でも2位
に浮上している。(1位まで約300ポイント差)
 今季から師匠の所属する土屋ホームを離れ、プロ選手として独立した。シーズンを通じて2位表彰台が多く、年末・年始伝統のジャンプ週間においても3戦とも2位となり、3度目のジャンプ週間優勝の快挙を成し遂げた。
歴代日本人の中で、ワールドカップ通算表彰台数、通算優勝数も最多記録を
保持しており、これだけのジャンパーが日本人から出るとは考え難い。
 残りは今秋末からノルウェーのトロンヘイムで行われる大会を終えると、
最終戦スロベニア大会1戦のみとなっている。来季に繋がるジャンプで、今季を締めくくって貰いたい。
 日本人としては、「2026年冬季五輪ミラノ・コルチナダンペッツオー大会」でノーマル・ヒル、ラージ・ヒル、男子団体戦、男女混合戦で、少し
でも高い表彰台の姿を見てみたいものである。
 小林選手の師匠である葛西紀明選手が、日本国内大会でポイントを稼ぎ、
ワールドカップの舞台に戻つて来た。通算541とギネス記録を更新した。
51歳という年齢を考慮すると、素晴らしい偉業である。高校生時に世界の舞台にデビューし、「カミカゼ葛西」の異名を取って欧州の目を超えたファン
を喜ばせたものである。帰って来たレジェンドを見て、若手選手の頑張りに
も期待したい。

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