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志願者数が10年連続1位!近畿大学がインパクトのある広告を作り続ける理由

両想いのご縁に恵まれる「人生の経営者」を共創するパートナー、Webマーケティング戦略コンサルタント、サッカー戦術デザイナーのぱっち社長です。

漠然と集客していれば、見込み客は料金や立地などの条件で商品サービスを選びます。
「見込み客に無条件で選ばれるブランド力」を身につけたいですが、現実は簡単ではありません。

そこで今回は、認知やブランド力を高め、受験者数が大きく増えた近畿大学の広告戦略について見ていきます。

両想いのお客様を集客するために、キャッチコピーは重要です。
受験生の気持ちになって、「キャッチコピーに何を感じるか」を言語化してください。


近畿大学の広告キャッチコピー集

近畿大学のユニークな広告の内、個人的におもしろいと感じたものをご紹介します。

マグロ大学って言うてるヤツ、誰や?

近鉄大阪難波駅のランドマークです。

大阪のユニバといえば、近大やろ

「USJ」ではなく、関西人がよく使う呼び名「ユニバ」を採用しているのも秀逸です。

近大オーキャンがあるとき~!

大阪名物、551蓬莱と掛けたキャッチコピーです。

決して近大には来ないでください

コロナ禍でオープンキャンパスを開催できない頃、近畿大学ではクローズキャンパスを開催しました。
CLOSEには「大学は開いていないが、身近に感じてほしい」という願いをこめたとのことです。

上品な大学、ランク外。

あえてネガティブなことを全面に出すことで、強烈なインパクトを与えています。

近畿大学の一般入試志願者数は10年連続1位

ユニークな広告を出し続けた結果、近畿大学の総志願者数は20万人を越え、一般入試の志願者数は10年連続1位となりました。

なぜ近畿大学はインパクトのある広告を作るのか

企業ですと「良い商品を作れば売れる」傾向が多少あります。
しかし大学は、良い授業、良い教育、良い研究でも、学生に必ず評価してもらえるとは限りません。

なぜなら、学生は大学を「ブランド」で選ぶ傾向があり、「教授の論文を読んで熟考して選ぶ」という学生はほぼいないからです。

関西ですと、国公立大学を一部リーグとすると、
二部リーグが「関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)」、
三部リーグが「産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)」です。

近畿大学は三部リーグと認識されており、上のリーグに昇格することは不可能に近いです。
そこで近畿大学がブランド力を身につけるために出した答えが、「ユニークな広告戦略」でした。

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