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【STEP 0】40超えたおっさんがジョギング10km走るまで

普段から動く習慣のない人間にとって、運動はしんどいものです。
私は根っからのインドア志向で、ぐーたらでめんどくさがり、
学生時代はずっと文化部でした。実家を出た後も自宅で過ごせるよう
在宅の仕事を選択し、日がなダラダラと過ごしていました。
そんな私でも、一念発起してジョギングを始めてみたら
数年後にはそれなりの距離を走れるようになったんです。
「私ができたからあなたもできる」などと偉そうなことを
言うつもりはありません。ましてや、私は素人ですから
ジョギングのハウツーを書こうというわけでもないです。
今までの経緯を備忘録も兼ねて書き記すことで、
「やろうとは思っているけど・・」という人の参考になったり、
挫折してしまった人がもう一度チャレンジするきっかけになれば、
と思った次第です。(あわよくばお小遣いも)

はじめに私のことを書いておきます。
上記のとおり自堕落な生活を続けていたため、身長170cmちょいに対し
体重80kg近くという、典型的な中年の肥満体でした。
それをほとんど気にすることなく、好きなものを好きなだけ食べ、
家から出ずにゴロゴロ過ごすという最低な状態です。
最初の異変はトイレでした。
「・・・1時間に1回ペースじゃないか?」
頻尿です。気にして見てみると泡立ちもすごい。
それからは動悸、息切れ、頻脈、だるさ、手足のしびれ、
関節の痛み、軽いめまい、首から上の圧迫感など、
色々な症状が危険な兆候に感じられ、不安は増すばかりです。
そして就寝時に「このまま死ぬかも」と思ったことで
追い立てられるように翌日からウォーキングを始めました。
食事量を半分ほどまで減らし、間食もできるだけ控えます。

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死ぬ気になれば何でもできる、とは本当だと思いました。
私にとって食事制限はもちろん、外へ歩きに出ることさえも
かなりの負担でしたが、夜ごとに湧き上がる「死の恐怖」により
ほぼ強制的に、半べそをかきつつも続けられました。
2か月ほど経ったころ、ポヨポヨだったお腹がへこんでいることに気づき
体重を計ってみると65kg(約-15kg)まで減っていたのです。
どう考えても減りすぎです。我慢していた不安が限界を超え
慌てて病院へと駆け込み、各種検査をまとめて受けました。
結果は全項目が正常値。今まで感じていた数々の症状を医者に伝えると
「うーん、気のせいじゃないですか?(笑)」
そんなバカなと思ったものの、ここ2~3か月の心配がだいぶ晴れました。
帰りに食べた久々の牛丼が、天上のごちそうに感じられたほどです。
それでも不安はぬぐい切れず、せっかく痩せたし維持してみようと
時間をかけてウォーキングからジョギングへと移行し、現在に至ります。
今ではそれなりに食べて間食もしつつ、体重は60kg前後です。

以前は、たまに外で走っている人を見かけても
「なんでわざわざしんどいことを」と思っていたのに、
まさか自分も走ることになるとは、今でも少し信じられないくらいです。
きっかけはひどいものでしたし、当時の恐怖も多少は残っていますが
今は走ること、走れることが楽しいと思えています。
運動の経験がほとんどなかったものですから、ここに至るまでには
何度となく危機や挫折がありました。
そんな苦労話を、これからゆっくり書いていきたいと思います。
よろしければ話のネタにでもご覧ください。

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では、次回の「40超えたおっさんがジョギング10km走るまで」
 【STEP 1】最初の一歩は散歩から
でお会いしましょう。
たぶん・・・1か月以内にはアップできると思います。


よろしくお願いします