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「中島らもさん」

最近久しぶりに中島らもさんを見ている。

以前書籍に出会ってからすっかりファンになって彼の作品をたくさん見た。

らもさんは灘高を出て、とんでもない天才だったらしい。
噂だとIQが170程度あったそうだ。

らもさんから感じたのはとにかく寂しさ。
孤独であるということ。

天才、あるいは知能が高い人は幸せかというとそうでもないらしい。

あるひとの分析によれば、知能が高いと人と分かり合える度合いが低く、非常に孤独を感じるらしい。

だから、幸せを感じるには中央値くらいの頭の良さでいることはわかりやすく孤独ではないという状況だそうだ。

世界の天才たちは孤独を感じていたということだそうだ。

らもさんも間違いなく孤独を感じていた。

だからというわけではないだろうけども、酒を飲んだ。

しかし、お酒を飲んでも薬を飲んでも脳ははっきりとしており、なかなかに大変な人生だったと思うけども、数々のユニークな作品を世に残した。

らもさんが尊敬していた人が忌野清志郎らしい。

これも、なんとなくうなづける話で、らもさんも清志郎さんもとにかく優しい。

人の何かを奪おうとしたり、威嚇したり、ということがほとんどない。

それよりも、自分を素直に出して、それで良ければという謙虚さがある。

私も二人ともとても好きな人たちです。

双方、早くに亡くなった。

やはり天才は早世するのか。

でも、早くとも凝縮された人生であったと思う。

人間って19歳で体感的には人生の半分を終えるそうだ。
それでいくと、らもさん52歳、清志郎58歳は十分生きたのかもしれない。

彼らを見ていると人生ってなんだか儚いけども、それをいかに面白く、楽しむのかという気がする。


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