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「幸せのために何が必要なのか?」

最近ビルゲイツさんのある発言が注目を集めています。

15兆円の個人資産を築くに至ったけども、こんなことに多くの人生の時間を割くべきじゃなかった。もし、方向性を違えていたら、もっと社会のために、多くの困った人のために活かせた時間があると悔やむばかりです。

という言葉です。

世界でほぼトップに属する資産家、成功者からこのような発言が出てきたことに驚きを隠せませんし、やはり成功とは、幸せとは、画一的なものではないということがわかります。

さまざまなインタビューや過去の研究から導き出されている幸せの要素は下記のものです。

・自分が納得した人生を送っていること
・人との関わりが良好であることが最も重要であること
・お金は人生に不安を与えないレベルで獲得しておけば問題ないこと
・働き過ぎないこと(もちろん納得している人はこの限りではありません)

です。

やはり人間関係が最も重要なわけです。

どれほど成功しようと、結婚する人は一度に一人ですし、また、家族や友人も同じく、自分が本当に信頼できる人が何人いるでしょうか。極端な成功はむしろそういった人間関係を曇らせてしまうかもしれません。全てに疑心暗鬼になってしまうかもしれません。

私は若い頃銀行員でした。

そのころに個人金融資産が5億以上の富裕層の管理をしていたことがあります。

その時にすごく驚いたのは、幸せそうにしている人がすごく少なかったことです。
理由はほとんどが疑心暗鬼でした。

土地を持っている、お金を持っている人にはさまざまな人がよってくるそうです。
そして、それらがほぼお金を目的にしているため、だんだん人が信用できなくなってきて、すごく孤独に陥るとおっしゃっている人が多かったのが印象的でした。

なので、面白かったのは、地方で投資などでお金は純諾に持っているのだけれども、誰にも一切口外せず(銀行員には言わざるを得ませんでしたが)、質素に暮らしている人がいましたが、幸せそうでした。

本当に信じられる数少ない人と、静かに幸せに生きるのがなんて素晴らしいんだと思いました。

そして、他者と長くつながっていけるだけの経験をし、さまざまな価値観や人との軋轢とも柔軟に調整できる自分を作り出し、社会活動を通じて世間と交わっていける。これが幸福なのだと実感しました。

すごい土地持ちで働いていない人もいましたが、目が完全にしんでいました。

その人が言ってたのは、働かないと暇で仕方がない、嫌なこともないけど、いいこともほとんどない、あってもそのように感じられない、麻痺しちゃってるんだよね、多分、嫌なことがあって、それを抜けるからその時にすごい気持ちよかったり嬉しかったりすると思う。だから、人生は色々あっていいんじゃないかなと思うよ。

と言っていました。
すごい納得します。

あと、今まであってきた中でやはり苦しかったのは病気の人です。

病気はきついですね、どんなものでも。。

だから、健康でいられるように努力する、工夫するのは必要だと思います。それでも病気になってしまうこともある。その時はせめて精神的に健康でいられるように、日々胆力をつけるしかないと思っています。

もう一度まとめると

・人生は一度でしかも自分の経験以外の人生はパラレルで実施することはできない
・だからこそ、色々やってみて良い、納得するために
・納得はすごく重要な要素、自分が納得さえできれば、雑な言い方にはなるがどんな形でも構わない
・収入は困らない程度に確保できれば良い
・友人や家族や周囲の人の人間関係は少なくて良いが、良好な人間関係を築けるようにしたほうがいい
・健康は重要、もし損なっても精神的な健康を維持できるよう胆力を磨く
・好奇心はすごく重要、自分の心の指針に従って生きるのが良いと思う

こうなると思います。

よく田舎のソフトヤンキー最強説なんてことも言われますが、あながち間違っていないと思います。
彼らは
・友人を大切にする
・家族を大切にする
・地域を大切にする
・お金はそこそこ
・つながりを大切にする
これで成り立っていると思います。

狭い範囲かもしれませんが、だからこそいいのかもしれません。

ゆるく優しいつながり
自分ができる方法での社会貢献、それによる対価

それがあれば、あとのことはベーシックなことを成り立たせたらいいのかもしれませんね。

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