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「新しい時代のコミュニケーション」

夜になると、スマホのアプリを開き、見知らぬ人と話す。

大体1時間、興が乗ってきたらさらに1時間、
1時間が1区切りなので、1時間を1つの目標に話を組み立てていく。

組み立てるといっても考えているわけではなくて、即興、トピックで事前にある程度話題は決めているのだけれども、結局はその場の空気や雰囲気で進んで行く。

顔も見たことがないし、素性もよく知らない。

でも、初対面でも話していく。

もちろん、最初は少しドキドキしたけども、なんでも慣れるもので、今ではあまりどきどきしない。
どきどきしないといってもそれはマイナス面のどきどきが減っただけで、プラスのどきどきは増えるばかり。

表面上の会話もいいけども、話が繋がっていく中で自然と自分の境遇や場合によって悩みなどの話になる。

全然お互いに知らないのだけれども、かなり深い話もする。

最近思うのは、知らないから話せるのかなとも思っている。

もし知っていたら長い付き合いを考えて、言えないことやいうべきじゃないことも出てくる可能性がある。お互い知らないと、礼儀さえわきまえていれば、そして相手の許可さえ得られれば、問題なく、そして話の幅はひろい。

そんなこんなで、もうかなりやっているけども、とてもよいコミュニケーションになっている。

いつかこのようなコミュニケーションツールが増えていき、そして、自分の悩みや状況別に共感できる話ができるようなシステムができることを期待している。というかそうなるのではないかと思っている。

自分は一人ではない、そして相手も一人ではない。

そういうことを確かめるために、実感するために。

生きるために。


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