総合的な探究の時間を創る(4)
3.「SDGs探究学習」
おはようございます!
毎週日曜日更新、2週間ぶり「総合的な探究の時間を創る」第4回目となりました
毎週、ご高覧いただきましてありがとうございます。とても励みになります
閑話休題
「総合的な探究の時間を創る」に話を戻します
「3.SDGs探究学習」では、普通科専門コースに関連させた「関心領域」からSDGsを自らの課題として捉え、 自己の在り方生き方を考えながら他者と協働し、その解決に向けた自分たちなりのアプローチを考察しました。その際、専門コースで学ぶ教科・科目の専門性を活かし、探究の質を高めることに留意しました
ポイントは、小中学校の「総合」との違いの明確化
『自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決する』(新学習指導要領)
⇒ 「探究」の質を上げること
・「探究」がより自律的に行われていること
自己の生き方・在り方につながる課題の設定
自ら課題を設定する。その過程を大切にする、重視すること
※ 高等学校ならではの各教科の専門性 ⇒ 探究の質を高めていく!
探究の対象は、地域(堺)⇒ 日本(北海道修学旅行)⇒ 世界(SDGs)へ
令和元年11月7日(木)6限目のGS(総合的な学習の時間)、国研研究指定校事業「学びに向かう探究学習」の最終単元「SDGs探究学習」に向けての「JICA講演会」を行いました
JICA(独立行政法人国際協力機構)関西から、青年海外協力隊を経験された7名(マラウイ・セネガル・ベナン・ケニア・ボリビア・ネパール・ジブチ)の方が来校され、2年生の各クラスに入っていただき、青年海外協力隊での体験談や感想、日本の高校生に伝えたいことなどをお話ししていただきました
「ホンモノ」に触れた感性で次に取り組んだのが「SDGsに取組む企業・団体調べ」です
11月20日 SDGs 探究学習では、興味・関心のある調べてみたい分野から、実際に取組んでる企業や団体について調べ、知識を深めていきました
令和元年11月21日 SDGs 探究学習では、ワークシートに調べた企業・団体の取組みについて、自分たちは何ができるのか、アクションプランを考えました
生徒たちは、東百舌鳥高校のことを「ヒガモ」と呼んでいます。取組んでいる 団体 ✖ ヒガモ生 で何ができるかを考え、アイデアを出し合います
ヒガモの力(自分たちの活動)を発揮しようと、生徒たちは他者と協働しながら、主体的・対話的で深い学びの実現に向かっていきました
令和元年11月25日 SDGs 探究学習 アクションプラン発表
設定したアクションプランをクラス内でワールドカフェ方式で発表。そこで出された問題やアイデ ィアをワークシートにまとめ、グループ内で共有、マインドマップを整理しながら探究の方向性を再確認しました
令和元年11月28日 SDGs 探究学習 ブラッシュアップ
11月25日のアクションプラン発表で得た問いをヒントに、ワークシートを活用して、自分たちのアクションプランをどのように良くするか、自分たちに必要なエビデンスは何か、を議論していきました
2学期期末考査期間となった12月には、参考としたSDGsに取組む地方公共団体・企業・団体等に、電話やメールで話を伺い、自分たちでたてたアクションプランについての意見や助言をいただきました
生徒のなかには、イギリスのトッドモーデン町議会に英語でメール取材を行い、その内容を発表に活かしたグループもありました!
次回は、「SDGs 探究学習」プレゼンテーション中間発表、ポスターセッション、振返りと佳境に入っていく3学期の取り組みについて紹介します
「総合的な探究の時間」の取り扱いにお困りの現場の先生方の何らかの手助けになれば幸甚です
何かのきっかけで、現場の生徒たちや先生方が幸せになっていくような議論が拡がればと願います
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします
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