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デミロマンティックでアセクシュアル(気味)

こんにちは、しえるです。
毎週水曜日に配信のPodcast、3週連続でセクシュアリティ診断ツール「anone,」の結果をもとにしたおしゃべり♪昨日配信スタートした#30は、私しえるの結果をもとに掘り下げて話しています!

しえるのanone,診断結果

心の性
…体の性とこころが一致している「シスジェンダー」

恋愛指向
…異性に恋する「ヘテロロマンティック」
…強い信頼関係で恋に落ちる「デミロマンティック」

性的指向
…愛に体のつながりはいらない「アセクシュアル」

表現したい性
…男性でも女性でもないアイデンティティ「ノンバイナリー」

要するに、私は自分の心も体も女性であると認識しているけれど、女らしさみたいなものを表現したいとは思っていない。強い信頼関係の先に異性に恋をするが、でも性的なつながりは求めない。ということ。
この結果に対して、自分としてはかなり納得感がある。

デミロマンティック

振り返ってみるとたしかに、長い時間一緒に過ごした人、何かを共に乗り越えたり作ったりした人、とにかくお互いの話をたくさんして理解し合えた人、を好きになってきた。
一目ぼれはなかった。外見や雰囲気で「素敵だな」と思うことはあるけれど、それは恋愛には直結しない。恋愛は自分のなかで優先度が高くなかったから、恋人がいなくても「恋人(という存在)」が欲しい!と思うこともなかった。何かの先に、時には恋が生まれるときもある。そんな感覚。

だからなのか、「合コン」の経験もない。
「そんなはずないでしょ」と突っ込まれそうなので詳細に書くと、「合コン」と名の付くものに二度行ったことがある。一度目は高校生の頃。友達に誘われて、近所の男子校(私は女子校だった。)の数人とファミレスでご飯を食べた。ガラケーでメアドの交換をし、ちょっとメールのやり取りをした記憶はあるがそれっきり。二度目は社会人になってから。「合コン」という名の接待の人数合わせでご飯に行き、カラオケに行った。はっきり言って、普通に取引先との会食であった。笑
なので、いわゆる合コンに行ったことがあるかと聞かれたら、「ない」って答えても嘘にならないんじゃないかなーと思っている。別に、2回あるって言ってもいいんだけど。
合コンに行きたいという気持ちも全くなかったし、そのオーラが出ていたのか、誘われることもなかった。

そういえば昔から「好きな芸能人は?」と聞かれても返答に困る傾向がある。「そうねぇ。。。特段誰ってないかなぁ…強いていうなら…」。アイドルを追いかけるみたいなことも一切なかった。画面の向こうの人に、恋する気持ちは湧かない。(人として興味があるとか、歌が素敵とか演技が魅力的とか、もちろんそういうのはあります!)

そんなわけで、デミロマンティックという結果は納得。

アセクシュアル

この言葉を私は昨年まで知らなかった。ネットでジェンダーや性愛など調べている中でこの言葉に出会い、色々な記事を読めば読むほど「あれ、私これかも…」という思いが強くなり、だとすると自分自身の色々が腑に落ちる気がしていた矢先、「anone,」をやったら出たのだ、この結果が!ほらね。

アセクシュアルとは、他者に性的感情を抱かない人のこと。どこからが性的感情・性的欲求なのかというのは人それぞれのようで、私の場合は手を繋いだりハグしたりというスキンシップはしたいけど、キスは微妙ライン、それ以上は特にいらない。ということは、キスあたりが私の恋と性の境目なのかも。

「それ以上は特にいらない」というのが、単に恥ずかしいからなのか、自信がないからなのか、バージン守りたいみたいなことなのか、厳しい親への従順さなのか、どちらにしても若さと経験の無さからくるものなのだとずっと思ってきた。もう少し大人になれば芽生える欲求なのだろうと思うも、いまや30代も後半。笑 
けれど、「アセクシュアル」という言葉に出会って、こういうタイプがあるのか!だとしたら私はこれなのか?それなら納得!と思った。

私には子どもが二人いる。「それ以上は特にいらない」と思いながら、セックスはしたのである。そう、「絶対にしたくない!断固拒否!!」というのとはまた違う。自分から欲することはないけれど、拒むほどでもない。そもそも子どもは欲しかったから、私の中では性的欲求と生殖が結びついていないのかもしれない。(子どもは欲しくないけれど性的欲求がある人も多いと思うから、そもそも結びついてないのかな…?)
アセクシュアルの定義でも「他者に性的感情をまったく抱かない人」というのもれあば、「他者に性的感情をほとんど抱かない人」と書かれているものもある。また、「anone,」を何度かやってみると「デミセクシュアル」(強い信頼関係で結ばれた人にだけ性的欲求を抱く)と出ることもある。セクシュアリティは人それぞれだから、きっちり分類できるはずもなく、グラデーションなんだろう。そういう意味で私は「アセクシュアル気味」「デミセクシュアルよりのアセクシュアル」みたいな感じなんだと思う。

ポッドキャストでも話したけれど、性や恋愛に対して、私は自身の親の否定的な圧がすごかった。だから一切親とそういう話をしたこともない。隠し事もなかなか上手にできなかったから、性や恋愛をなるべく避けてきた10代後半~20代前半だった。そんな環境だったから、【性や恋愛をわざと遠ざけすぎて、本来の自分がどんどんそっちに寄っていった】つまり「後天的アセクシュアル」(そんなのあるのか?)かもしれないし、親の圧があろうがなかろうが今の自分と同じだったのかもしれないし、もはやそれはわからない。

今のところ、私は特に不都合を感じていないので、自分がアセクシュアルかもしれないと思っても、「へー」という程度だけれど、診断結果を見ながら自分のことを振り返るのはとても面白い時間でした。
皆さんも興味があったら、試してみてくださいね!


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