"切り抜き動画"が一番ずるくて一番賢い

以前もチョロっと触れたと思うのですが、私の好きなとある人が切り抜きに関する話をしていたので、また切り抜き動画について思うことを話したいと思います。あと言い訳がましいんですけど「以前に〜」のところは完全にその人の話の影響を受けているわけでは無いという主張なので、「その人より前に俺は話していたんだ!!」的なニュアンスではないのでそこんとこよろしくお願いします。

まず皆さんは"切り抜き動画"と聞いて誰の切り抜きが真っ先に思い浮かびますか?多分7、8割の人が vtuberの方たちを思い浮かべるでしょう。vtuberの切り抜きが多く、それらがとても人気な理由はきっと「動画ではなく配信がメインだから」だと思います。実際切り抜き動画のやってることって、動画をメインにしている人の"カット作業"と同じようなものだと思っています。

そもそもvtuberの配信って、基本1時間から2時間みたいな風潮あるじゃないですか、あれって毎回見るのしんどいと思うんですよね。アーカイブ見直すとしても結局コメントの見どころの時間まで飛んでいいとこだけ見ている人も少なくはないはずです。だからみんな"切り抜き"に行ってしまう。面白いところを厳選して、分かりやすく字幕なんかつけたりしてね。でもそれって実況者やyoutuberがやってる"動画制作"と同じなんですよ。ファンの顔して素材だけもらってそのVtuberをダシに使って結局収入や再生数は自分の方に来るわけです。

さらにもっとヒドイと思うのはその切り抜きを良しとしているVtuberの人たちの考え肩です。「宣伝してくれている!!」みたいな感じで切り抜きを捉えているvtuberさんたちが多くいると思うのですが、本編より切り抜きのほうが再生数が多いことなんて日常茶飯事になっている現状で、なんでそんなのんきにいられるんですかね?本編のほうが再生数が少ないってことは「切り抜いたところ以外は大して需要が無い」ってことと同義だと思うのです。それなのに自分の収益も数字もかっさらっていっている奴らに頭を下げるなんてよっぽどお人好しなんでしょうね。

切り抜き動画と言うものは、いわゆる「二次創作」で、そこにはオリジナリティもアイデンティティも全くありません、その人に寄生して旨味だけ吸い付くし、そのくせ自分が何かやっている気になっている害虫です。なので、自分が本当のファンだと思っている人がいたらそのVtuberやら何やらの元の配信を見に行って上げたほうがいいと思います。無駄が多く、字幕もついてない長ったらしい配信を。

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