Face to face

週に1度、会社に行っている。

今まで、無批判に、半ば、ルーティーン化して行っていた通勤という行為を週に1回に限定してみると、

果たして、なぜ、会社に行くのかということを考える。

Slackでのチャットや、Zoomでの会議によって、だいたいのコミュニケーションを行うことはできて、資料作成だって、私用PCで行えば、できないことはない。

それでも、会社に行って、このテーマについて話したいなと思うことが多くある。

人間は、社会性がある生き物というが、もっと噛み砕いていえば、

あーでもない、こーでもないと議論したり、悩みを言ってみたり、怒りや喜びを分かち合いたいということなのだと思う。

久しぶりに、6~7年くらい前に一緒に働いていた人たちとランチをした。

丸の内のランチ事情も、閑散としたものだ。

「あの頃、こうだった。今よりつらかった。」

会えば、自然と思い出話。

同じ会社で長く働くのも、たまにはいいなと思うのは、

ランチ会でも、昔を思い出すことになり、次に頑張ろうという契機になるからか。

Face to Faceでないと、場を共有したことにならないからか。

「あの頃、一緒のプロジェクトで働いてましたよね。お互いリモートでしたけど」

という関係で、思い出話に花が咲くのか、僕にはわからない。

咲かせようと思う気持ち次第である気もするし、

砂漠の砂の上に、花を挿して、風に揺られる姿を見ているだけという気もする。

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