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社長は健常者で副社長は障害者。会社という船の上での2人の役割の違い。

働いている皆さん。
会社の規模にかかわらず、会社での自分の役割について考えたことはありますか?

自分には、会社や仲間に対して何ができて、
どういったことが得意で、
何を期待されているんだろう。

その中で自分は、会社を、自分を、どうしていきたいんだろう。

今回は社長×副社長対談企画の第2弾として、JPTという会社における自分の役割を、現在の視点と未来への展望の両方の視点から2人に考えてもらいました。

「会社という船の上での2人の役割の違い」というテーマで3つの記事に分けてお送りします。

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

↓各記事へのリンクはこちら

初回のこの記事では、現在の2人の役割分担をのぞいていきます。

社長はブルドーザー、副社長は整備全般。

社長と副社長っていろんな関係性があると思うんですが、成川さんと阿渡さんはどんなコンビなんでしょう? 役割の違いから聞かせていただけますか?

(成川)
今のところ、日々の業務の中における役割分担は、純粋にそれぞれが得意なことをやっています。
これまでの人生観や、会社と自分の展望の重なり、みたいなものに関係なく。

僕はどちらかというとフワッとした仕事が得意で(笑)

たとえば会社のミッションを立てたり、外部に提案や発信をするストーリーテラーとしての役割だったり。
会社にとって必要な人や、応援してくれる人を巻き込んでいくのは得意分野です。
そしてそれを日々の実務レベルにまで落とし込むことも。

「これを実現するには、この方法で、このスケジュールで、これをやればいいんじゃないか」という道筋を作る役割もします。

会社経営という、期日や納期のないものに対して「今日は何をしよう」と、その日その日の仕事を自分で決めていくのが好きです。
自分の時間の使い方に対する判断には、自信を持って取り組んでいます。

今は社員との面談を丁寧に行うことや、営業をしなくても仕事を依頼されるように顧客との調整を行うことが多いです。

そんなふうに自由で柔軟なスケジュールや業務で動くことで、突破口のようなアイディアに出会えることも多いです。

JPTのミッションに共感してくださるボランティアメンバーで構成されている「アンバサダー制度」を作ったときもそうです。「これは絶対にいい!」と確信しました。

逆に不得意なのは、そこから先の「決まったことをちゃんとやる」ところですね。。ルーチンも苦手だし、夏休みの宿題は最後の方に慌ててやるタイプでした。

(阿渡)
僕は人事畑出身ということもあり、実務のほうが得意です。
書類作成やスケジュール管理、行政関連の手続き申請、給与労務管理などは特にストレスなくできます。

成川さんと話していると、色んなアイディアに出会えて刺激的で、発見がたくさんあります。

(成川)
僕がブルドーザーでとりあえずの方向性と道筋を作って、阿渡さんが後ろの整備を全部やってくれるみたいなイメージです。就業規則を作るときも、イメージを伝えたら形にしてくれて。
仕事も早く、本当に感謝しています。

役割分担の上で障害の有無は関係ない

なるほど、ブルドーザーと整備係(笑)
会社が船だとしたら、船長が成川さんで、阿渡さんが機関長兼航海士という印象を受けました。お2人の役割分担の上で、障害の有無は関係ないんですね。

(成川)
まったく関係ないですね。
リモートで仕事をするようになってからは、より意識しなくなりました。ほんと、言われないと気が付かないぐらい。

阿渡さんは僕のできないことをやってくれて、僕は僕にしかできないことをやる。

肩書にもこだわっていないし、むしろ阿渡さんが社長のほうがインパクトがあっていいんじゃないかみたいな話も出たんですが、役割に関しては逆にはできないですね。
めちゃくちゃになっちゃうと思う。

(阿渡)
いや、僕は自分のことを社長向きの人間だとは思わないので、肩書もこれでいいかなと思っています。

(成川)
今の働き方だと、阿渡さんの手がないという障害に対しては全く配慮がいらないので、純粋にそれぞれの得意不得意が役割になっていきます。

そもそも、得意や苦手の延長に障害があるという見方もできます。

会社としては、逆に障害が単なる得手不得手にまで戻ってこられるように、制度や仕組みをどんどん進化させるつもりです。

そうすれば、社長や副社長という肩書にかかわらず、
全社員が自分の得手不得手をもとに自分の役割を自然と見つけられるんじゃないかな。

そうなれば、障害の有無は関係ないですからね。

→次回「社長と副社長の相互コミュニケーションの重要性。(2/3)」へ続く

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