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みんなで真っ暗闇体験! ~第4回ミッション研修レポート~

JPTにとって第4回目となるミッション研修は、真っ暗闇体験。
初のリアル開催となった研修の様子をレポートします。

(執筆:JPTミッションパートナー あきこ)

ミッション研修とは?

JPTでは約2ヵ月に1回、ミッション研修を開催しています。

私たちが掲げる「障害の有無にかかわらず、誰もが対等に働くことのできる社会」というミッションへの理解を深めるとともに、一人ひとりの『こうありたい』という思いや『こんな社会になってほしい』という願いと、ミッションとの接点を感じてもらうことを目的にしています。

今回は東京の竹芝にある「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験しつつ、アテンドの方のお話をお聞きしてきました。

ダイアログ・イン・ザ・ダークとJPT

皆さん、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)ってご存じですか?

公式HPでは「視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメント」と記載されています。

私はダイアログの大ファンです。
学生時代に始めて体験したときの衝撃は今でも忘れられません。
特に、視覚障害者のアテンドの方がイキイキと活躍されているのが印象的で、JPTのミッションに通じるものを感じていました

とはいえ、JPTのメンバーは日ごろフルリモートで働いています。
ふだんの研修もオンラインなので、リアルでの実施は難しいかな?という思いもあったのですが…
なんと社長の成川さんもダイアログに行ったことがあり、前からみんなでやりたいと思っていたとのこと。

「ダイアログならリアルでもやりたいね!」と意気投合し、初のリアルミッション研修が決まったのでした。

暗闇の中で見えてきたもの

当日は無事にオンタイムで全員が揃い、いざ真っ暗闇の中へ!

ネタバレになるので多くは書けませんが、この日のコンセプトは「運動会」。
ふたつのチームに分かれて暗闇の中に入り、運動会と言えばのアレコレを体験しました。

参加者の皆さんからは
・純粋にアクティビティとして楽しい!
・暗闇の中にいるときのほうが参加者同士のコミュニケーションが活発になった
・視覚障害者の方がどのように感じているか、リアルに感じることができた。想像するだけでは絶対にわからないと思う

といった感想のほか、
・視覚を制限したぶん情報量が減り、頭(脳)がスッキリした
という気づきも。確かにそうかも!とハッとさせられました。

DID体験のあとは、アテンドのせとせっとさんの講演を聞きました。

もともとは盲学校に通っていて、学ぶことに支障を感じたことがなかったけれど、大学に入ってはじめて「勉強する前に、まず教科書を点字にしなければいけない」というハードルにぶつかったこと。

ダイアログとの出会いや、一般企業にお勤めになったあとに再びダイアログで働くまでの経緯など、1時間の中でたくさんの驚きや気づきを頂きました。

特に私が共感したのが
「ダイアログでは、見えないままで働ける。健常者に合わせようと無理をする必要がない」
「誰かを楽しませることができるのがやりがい。毎回、お客さまごとに暗闇体験が違ったものになることに楽しさを感じている」
というお話。

働きやすさと、ご自身の働きがいの両方を実現しているせとせっとさんの言葉に
「誰もがありのままで大人になり、働くことができる社会」ができたらどんなに素晴らしいだろうか。
そのために、微力ながら自分にできることがあれば頑張ろう!と、改めてエネルギーをもらった1日でした。

講演を通じて、社員の皆さんからは
「今までデザインなどでわかりやすく情報伝達をすることを仕事としていたが、目が見えない人にとっては文字情報の欠落は逆に情報が伝わりにくい、という考えが抜けていたのに気づいた」
など、アクセシビリティに対する気づきが重なりました。

おわりに

フルリモートで働くJPTメンバーにとっては、この研修が初めて全員が対面で揃う機会ということで、数名は関西から前泊で来てくれました。

「障害を障壁にしない」ためにフルリモート・一人一業で働いているJPTの皆さんが、それぞれ労力や時間をかけて参加してくれたことにとても感激しましたし、2月にジョインしてからずっとオンラインでしか会ったことのなかった皆さんと初めて対面でお会いして、改めて活動のやりがいや「皆さんのお役に立ちたい」という思いも強くなりました。

皆さんとダイアログでの暗闇体験を分かち合えて嬉しかったです。
ダイアログ・イン・ザ・ダークの皆さん、JPTの皆さん、ありがとうございました!


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