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人間関係のストレスが少ない会社で働きたかった【社員インタビュー】

病気や障害を抱えながら働く方は決して少なくありません。
彼らの中には、自分にとって無理のない環境で働けるよう、あえて障害者手帳を取得し、病気や障害を隠さずに働く人たちがいます。

JPTで働いてくれている社員のみなさんは、どんな環境で、どんな思いで働いているのでしょうか?

今回は、入社2年目の中島さんにお話を伺いました。

中島正人さん
入社年:2021年
得意:機械学習(Comupter Vision系)→いわゆるディープラーニング(TensorFlowやPyTorch等)をずっとやっています。入社してからはずっとObject DetectionやSegmentation系の技術と格闘中。
苦手:概念的なこと(オブジェクト指向等)やガッツリ専門的なこと(統計や高等数学)を扱うのは正直難しいです。学び直しが必要かなと度々思います。
趣味
・音楽→ライブ鑑賞。邦ロック系(Zeppぐらいの規模で観るライブが好きです)によく行きます。
・楽器→ベース歴11年くらいになりました。ギターもやってますがベースよりは歴短いです。バンドやりたいなぁ。
・その他エンタメ系(アニメやYouTube)→QuizKnockやオモコロチャンネル、その他音楽系YouTuberを漁ってます。

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

病気を隠して働くのはきついと思った

ー去年JPTに入社するまで、どのような経緯がありましたか?

病気を発症したのは学生時代です。その頃から、機械学習の勉強をしていました。

もともとストレスを感じやすく、特に対人関係で負担を感じることが多かったです。

学校を卒業してから一年ほどはボランティア活動をしていて、何かしら社会とつながりは持つようにしていました。

そのあと就職を考えたときに「病気を隠して働くのはきついな」と思い、障害者手帳を取得して、障害者枠での就職を選択することにしました。

就労移行支援事業所に通っている間も、機械学習系の技術を学び続けました。

ー病気を抱えながらも、何かをやろうとする意欲や勇気、すごいと思います。踏み出すときにハードルは感じませんでしたか?

あまり深く考え込まずに「なんとなくやってみよう」と行動してきたので、ボランティアも就労移行支援事業所への通所もあまり構えていませんでした。

流されやすい性格であることも関係しているかもしれません。

中学生の頃に不登校だった時期もあったので、社会と接点を持たないことに関する不安はあまりありませんでしたが、成長とともに考え方も変わってきました。

JPTで働いてみて感じたこと

ーJPTに応募して、内定を承諾した理由を聞いてもいいですか?

インターンの時点で関わる上司(成川さん)が決まっていそうで、この人の下なら安心して働けそうだなと思ったのが、真っ先に上げられる理由です。

ー実際にJPTに入社してみて、どうですか? 働きやすい?

入社時、人当たりが強い人は苦手なので避けられれば避けたいですとお伝えしていました。

実際、一番気にしていた対人関係のストレスはすごく少ないです。
1人1プロジェクト制のため、チームで働く必要がないこと、フルリモートなのでいい距離感が保てることもありがたいです。

チャットツールで他の社員との交流も適度にあるし、ちょうどいいです。

入社してすぐの頃は朝9時に朝礼があって、その時間に合わせて仕事を始めるのがつらかったんです。
今は午後の昼礼に変わったので、たいぶ楽になりました。

それと、仕事ができるとき、そうでないときの波があるほうなので、フルフレックスで働けるのは本当にありがたいですね。
前は土日祝は仕事をしてはだめだったんですが、祝日を勤務日に振り替えられるようになって、さらに柔軟に働けるようになりました。
プロジェクトに関わるのが自分だけだと、ペース配分も自由が効くのでやりやすいです。

ーなるほど。でも一人で全部を担当すると、正直手に余ることはありませんか? 自分には難しすぎるとか、仕事量が多すぎるとか。

なくはないですね。でも親会社の技術職の方と一緒にやれる部分もあるので、サポートしてもらえる部分もあります。

納期に関しては余裕があるのでプレッシャーはほとんどないですが、自分の中で「いつまでに仕上げたい」というのがあって、そこを目標に仕事を進めています。

病気に関しては、会社としては十分配慮してもらえていると思います。
あとは自分でうまく対処していくしかないですね。

普段の業務の流れ

ー納期に余裕がある中でも、自分でスケジュールを管理されていて素晴らしいですね。普段の業務スケジュールを教えていただけますか?

前は月の初めにたくさん働いて、月の後半を保険として調整できるようにするスタイルでしたが、今月はコンスタントに平均して一日8時間前後の勤務時間で来ています。

2日続けて長時間働かないようにする、などマイルールも作っていて、自分の中でいいペースが作れてきたのかもしれません。

たいだい10〜11時に仕事を始めて、午後3~5時くらいが一番集中しているときが多いかもしれません。
逆に「この時間は集中が切れるな」というパターンもだんだん決まってきていて、そういうときはプログラムは書かずに、チャットツールを確認したり、勉強したりして過ごします。

ー8時間の勤務時間の中でも、集中してプログラムを書く時間と、少し頭を休める時間を意識的に作られているんですね。在宅勤務って、集中しすぎて疲れてしまうこともあると聞きますが、オン・オフの切り替え方法はなにかありますか?

たしかに、夢の中でもプログラムを書いていたりすることはありますね(笑)

最近は、一日に一回は必ず外に出るようにしています。
やっぱり、外の空気を吸うとリフレッシュしますね。

あとは週に2回程度、ジムに通うようにしました。自宅で仕事していると、どうしても運動不足になるので。

ー今されている仕事について聞いてもいいですか?

今は、親会社のプロジェクトでサバの養殖事業が始まったので、その事業を機械学習(AI)でサポートしています。

具体的には、センサーや画像から生産環境を可視化し、収集したデータをAIなどで解析しながら生産支援を行う「統合環境制御システム」の開発を一部担当しています。

これから就職する方へのメッセージ

ーJPTで活躍されている中島さんから、これから就職をしようと頑張っている方へ向けたメッセージをいただけますか?

就労移行支援事業所に通っていたり、どこかの企業に応募を検討していたりしている段階なら、それはもうすでに一歩を踏み出している人だと思います。

「働いてみようかな」と思っているだけの人も、とにかく一歩だけ踏み出してみれば、うまくいくかもしれません。

あまり身構えすぎず、無理なく前進してください。

(取材日:2022年8月17日)

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