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草野球のDX:実体験からの「つまづきポイント」と「やる気アップポイント」とは

こんにちは。
「世界を神ゲー」にするゲーミフィケーション賢者のきっしーです。

最近あった、私の実体験からのゲーミフィケーションの学びを紹介します。

GAB(ゴールデン・アーム・ボンバーズ)という草野球チームで、20年以上も草野球を続けているのですが、近頃、紙だったスコアブックがデジタルになりました。タブレットと「スコアラー」という野球スコアブックアプリです。

ゴールデンアームボンバーズ - 草野球チームWEB管理システム
https://bb.miguee.net/gab/
「スコアラー」|本格的野球スコアブックアプリ
https://bbscorer.com/

まさに「草野球のDX」です。

私自身、紙のスコアブックはつけられるのですが、デジタルはしばらくは若手に任せていました。

しかしある試合で監督から、
「岸本さん、今日は控えなので、スコアブックつけて下さい。」
と言われました。

なんだとーー!
ずーと出場し続けている(成績は芳しくないけど)この私が控えだと
それも、スコアつけておけだと
デジタルなんか若い人にやらせておけばよいのに、なぜ私がやらなくてはいけないんだ
から、私の「草野球のDX」はスタートしました。

そしてその実体験から、つまづきポイントとやる気アップポイントをピックアップしました。


つまづきのポイント

つまづきのポイント

1.レギュラーを外されて、やったことがないタブレットでのスコアをつけさせられる(自尊心を砕かれ、不安を感じる)。

2.操作でつまづく。誰も教えてくれない(なぜこんな目にあわせられるんだ)。

3.ちょっと操作に慣れてきて、違うボタンを試してみたら、元に戻れない(アプリを作ったやつが悪い)。

やる気アップのポイント

 逆に、やる気アップのポイント

4.やり始めて出来ると、意外と楽しい。男は基本的にデジタルが好き。私自身も元ゲームプログラマー。

5.分からない時に、仲間が教えてくれる。途中からベンチに下がった、後輩Nが教えてくれた。

6.試合途中で、「岸本さん、もうそんなにスコアつけられるようになったんですか!」と監督にほめられる。

ここで気づいたのは、会社でおじさんたちが直面しているDXやリスキリングと同じだと。
そこで思い出したのは、この前の自分たちのゲーミフィケーショントラックでの発表、
「社会人の学び」の習慣化へのゲーミフィケーションの導入。

記事:
ゲーミフィケーションは,今の日本で「社会人の学び」を習慣化するために必要。その事例などをテーマにしたオンラインラーニングフォーラム2023のセッションをレポート
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20231110061/


スコアボード

その時の「社会人の学び」の課題へのアドバイスとしては、

7.一歩目の難易度を下げる(②達成可能な目標設定)
上の中では、1,2の場合。簡単なアプリを使う。しばらく慣れるまで誰かが教えてあげる。などがアドバイス。

8.いっしょにがんばる仲間を用意する(④即時フィードバック&ソーシャル要素)
5の後輩Nが仲間です。

9.少しだけでも出来たことを、ほめてあげる(③称賛の演出)
6の監督のセリフとか、後輩Nのほめことば。

「草野球のDX」においても、扱いやすいスコアブックアプリと、監督や周りの選手のヘルプでつまづきを防くことにより、私の様なおじさんを「スコアつけるの好き」にできるのではないかと思いました。

置き換えると、同じ仕掛けを使って「職場のDX、リスキリング」のつまづきを解消することができると思いました。
ゲーミフィケーションを使って「職場を神ゲー」にしましょう


気に入ってスコアをつけている

レギュラーを外されデジタルスコアブックをつけさせられた体験から、なぜ「つまづくのか」「どうしたらやる気がもどるのか」を実体験する貴重な機会となりました。

あと、アプリに追加して欲しい機能は、

10.ベストプレイ賞 選定機能(⑥独自性の歓迎)
すばらしいバッティングや、守備のファインプレイに対して、スコアラーが「いいね!」ボタンを押せる機能。

「スコアラー」さん、ぜひご検討ください。
(おわり)

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執筆:日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者 きっしー

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