養老先生の人生哲学は、ゲーミフィケーション思考!?
こんにちは。「リアル世界を神ゲー」にする、日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98 きっしーです。
『なるようになる。-僕はこんなふうに生きてきた』(2023、養老 孟司)を読んで思ったこと。
「養老先生の人生哲学は、ゲーミフィケーション思考」!?
そう思った所を紹介します。
ない方が面白いか、ある方が面白いか、それだけのことであろう。
1番目。ブータンのあるお寺を訪れた養老先生は、
ゲーミフィケーション思考だと思ったのは、前世の因縁を否定した上で、”ある方が面白い”と考えているところです。
人が見ている世界は、その人それぞれの脳が認知している世界なので、たった一つの世界ではない。その世界にどういう意味を持たせる、人それぞれ、「面白い方が良い」と考えるのがゲーミフィケーション思考。「リアル人生ゲーム」です。
ゲーミフィケーションデザイン6要素で言うと、
(1)能動的な参加 たのしそう、やってみたい
が一番当てはまります。
また、ゲーミフィケーションデザインレベルだと、
レベル3:自分で”面白い”をデザインする
という高いレベルの活用です。
世の中にはくだらないことが多い。なぜ、それがあるのか、よく考えることが、カッコ良く言うと、自分を育て、自分を磨くことにもつながる
2番目。
ゲーミフィケーション思考だと思ったのは、養老先生はバートルテスト4分類のエクスプローラー(探究者)の視点で、人生をプレイしていること。
ゲーミフィケーションデザイン6要素で言うと、
(6)独自性の歓迎 工夫してよい
です。
逆の立ち位置から対象を眺めることは、ゲームデザインでも使う、オズボーンのチェックリストの逆転(逆にしてみたらどうか?)とも通じます。
最短距離で勝つ方法や思いがけない着手を発見する――そこが面白いんだよ。
3番目。
養老先生はゲーム好きだったのですね。そこでも動機づけは、自分で発見すること
ゲーミフィケーションデザイン6要素で言うと、
(6)独自性の歓迎 工夫してよい
です。
人生の問題に正解なんてない。
4番目。
ゲーミフィケーション思考では、すでにある正解ではなく、未来に正解になるような自分自身の納得解を探すことを重視します。
そのキーワードは、面白いこと、楽しいこと。
ゲーミフィケーションデザイン6要素で言うと、
(6)独自性の歓迎 工夫してよい
です。
「この男は気が向けばよく働く」
5番目
養老先生は「誰でもそうだと思ったけれど」とおっしゃていますが、その「気が向く」状態を自分自身でデザインできることに気づいている人は少ないと思います。
そのデザイン手法の一つがゲーミフィケーション思考です。「面白い」とやる気になる人には特にささります。
メタバース(インタークーネット上の仮想空間)の行く先に関心があります
6番目。
脳化の逆の身体化を好み養老先生が、メタバースに興味を持っているのが面白いです。好きではないけど、どんなものか知ってみたい。まさにゲーミフィケーション思考と言えるでしょう。自分の人生をゲーム化する、この世の中をゲームと考えて、神のデザインしたゲームの攻略法を考えることを面白がる。
こんな養老先生の様な人生ゲーミフィケーション思考を楽しみたいものだと思いました。私ももっと楽しみます。
(おわり)
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