「椙」にこだわる木造住宅メーカー・シンケン
輸出主導型の成長モデルが挫折し、内需拡大による経済再生が模索されている日本。内需といえば住宅が大きなウエイトを占め、政府はさまざまな住宅建設支援策を開始している。しかし、少子高齢化が進む日本では、よほど「魅力的な住宅」でない限り、新たな需要は生み出せない。事実、新設住宅着工戸数は低迷が続いている。一方、日本には1000万haに達する人工林があり、スギやヒノキが伐採時期を迎えている。これを活用した住宅ビジネスのあり方を、「100年に一度の不況」打開に向けて検討すべきではないか。