距離感という曖昧なもの

現在U-23ウズベキスタン代表対U-21日本代表のゲーム中だ。
日本はなかなか連動した動きを見せられない。
理由は選手間の距離感の悪さが見られる。

サッカーではよく「いい距離感」、「悪い距離感」という表現を聞く。では「いい距離感」とはなんだろう?今回は3次元的なお話し。

一概に「〜mがいい距離感だ」と言い切ることは難しい。その中で一つの基準はボールホルダーのボールスキル。
前を向いて「プレッシャーの中でボールをつけられる位置」はボールホルダーのスキルによって異なる。なぜ位置としたかというと「距離」と「パスコース」は人によって異なるからだ。
選手それぞれによって異なるパスコースを常にいいリズムでボール回せる立ち位置を常に取り続けられる。
これが「いい距離感」だと思う。
一つしかパスコースを作れていないならリズムは生まれないので、それは「いい距離感」は取れていないことになる。
そのために何人と繋がれてるのかというのがボールを受ける前に必要になってくる。
アングルによってはワンタッチではパスの距離が出ないこともあるので、スモールスペースでは近めに繋がる。2タッチでパスを出すなら「止める」「蹴る」の質を上げる。それができないとテンポが上がらない。

さてここでまた「いいリズム」「テンポ」という抽象表現が出ているが、これは「時間」のお話しなのでまた違う章で残したいと思う。

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