2022年の本・電子機器・焼肉店ベスト3 + 今年の振り返り

去年は2021年に出た本から選りすぐりの25冊を紹介したのですが、今年はあまり本を読まなかったので、ベスト3くらいにしておきたいと思います。
去年の記事はこちら。今見ても良い本が多いなと思っているので、年始に読む本を探してる方は是非チェックしてみてください。

あんまり読んでませんが、2022年に出た本の中から紹介します。

ルーズな文化とタイトな文化―なぜ〈彼ら〉と〈私たち〉はこれほど違うのか

社会規範の弱い「ルーズ」な文化と、社会規範の強い「タイト」な文化を分け、ルーズとタイトの違いや、タイトさを生む要因を論じた本。

ルーズな国・州とタイトな国・州をソートして様々なものとの関連を示す部分は、相関が分かりにくかったのが不安(シンプルに散布図で見たかった)だが、概念としてはかなり便利そう。特に企業文化の話などは実感できる人も多いはず。日本の「ブラック校則」みたいな話にも応用できる。

実践ゲームUIデザイン コンセプト策定から実装のコツまで

UIデザインの進め方を解説した本。開発の初期段階からリリースまでの手順と、各フェイズにおいて注意すべき点が具体例とともに掲載されている。

業務標準化の意識が強く、初心者が知っておくべきノウハウから、レギュレーションの策定方法などリード視点の解説まで網羅されている。プロセスを解説した本は貴重で、UIデザイナーだけでなく幅広い職種の人におすすめ。こういう本が色んな領域で出て欲しいし、自分も書きたい。

アマゾンの最強の働き方──Working Backwards

Amazonの経営手法や仕事の進め方を解説した本。理念・採用・組織構成・会議と資料・企画はプレスリリースからつくる・評価。また、これらが実際に活用されたプロダクトの事例など。

海外大手ICT企業関連のビジネス本の中では、日系企業が活用しやすい内容が多く感じた。自分が目を引いたのは資料のフォーマットが決まっている点。一般的に「資料は相手に理解してもらうことが目的」「コミュニケーションは柔軟に」と言われることが多いが、実際は「柔軟さ」は力関係などによるノイズ・ロスを生んでしまうことがある。Amazonのように書く責任・読む責任を定型化するのは興味深い案だと感じた。

電子機器

あんまり買ってませんが、満足してるものを紹介します。ちなみに去年のエアロバイクと一昨年のスタンディングデスクはめっちゃ良い買い物でした。

PreSonus Eris E3.5(ペア) 2ウェイ・アクティブ・モニター 3.5"

14000円くらいで購入。去年までずっとBoseのCompanion 2を使っていたが、壊れたのを機にこちらに乗り換え。

オーディオ有識者ではないため確かなことは言えないが、価格を考慮すると音質には非常に満足。YouTubeの有識者からの評判もいい。何の不満もないので、数年後に壊れたらまたリピートするかも。

MYTREX REBIVE MINI

マッサージガン。これも有識者ではないので、競合製品とちゃんと比較出来ているわけではない。右足が慢性的に張っていたが、これで改善されてる感がある。いまのところ特に不満はないので買ってよかった部類。

カスタム (CUSTOM) CO2モニター CO2-mini

Twitterで導入した人が居たのを見て衝動買い。CO2濃度というものを一切意識していなかったが、計ってみたところ明らかに良くない数値になっていたため、定期的に空気を入れ替えるようになった。効用を実感してるわけではないが、こういうものは無意識のうちに思考や眠気に影響を与えているはずなので、使った方がいいと認識してる。

焼肉店

ここ1、2年新規開拓に力を入れているので、2022年に行った店からおすすめベスト3を紹介します。

焼肉あきら(水道橋)

予約の取りやすさ(食べログスコアの低さ)と立地を加味すると、この値段でこの味が出てくることが信じられないくらいのお店。7700円のコースがおすすめだが、量が多いので6600円のコースでもいい。そのうち予約が取れなくなってもおかしくない穴場店。今年行った店で一番おすすめ。

虎の穴(恵比寿)

この店も比較的予約の取りやすい店だが、一番値段の高いタン塩とハラミ(塩)が美味しい。全体的に肉質がよいので、予約困難店以外で美味しい焼肉を食べたいならおすすめ。店主がややフランクなので、それは覚悟しておく必要がある。

うし松(広尾)

最近流行のラグジュアリー系だが、その中では肉質で勝負しようとしている感がある。高価だが味は確かなので、お金を使いたくて仕方がない人におすすめ。私は人のお金で行きました。

おまけに以前作成したオススメ店の一覧も貼っておきます。ちなみに飲食店情報は、そのジャンルのガチ勢のYouTubeを見るのが一番正確だと思ってます(例1)(例2)。

2022年振り返り

2021年は読書の年という設定でしたが、2022年は執筆の年という設定で、長文テキストの執筆に取り組んでいます。進捗は思ったより順調ではなく、いまのところ13万字くらい書いて全く終わりが見えない状態です。

書籍サイズの文章を書いてみて思ったのですが、数千字くらいのnoteとは全く感覚が違い、分かってるつもりで書き始めたことも書けば書くほど分からなくなっていきます(いわゆる、完全に理解した → なにもわからない → チョットデキルの状態)。
この作業はかなりやりがいがあり、楽しいです。何か「理解」しているものがあれば、それを文章でしっかり説明しようとしてみるのは、理解を深めるために非常に良い方法だと思うので、サイズ問わずおすすめです。

また、創作全般に言えることですが、時間のかかる個人のプロジェクトを持つというのはQOLを上げる行為だと思います。と、いうのもゲームでは「ゲームが進行している感覚」が重要ですし、「成長しない自分に飽きる」とウメハラ氏が指摘したように明示的な進行が示されない対人ゲームでも「進行感」は必要です。

しかし日々の生活の中で「人生の進行感」を実感できる機会はどれくらいあるでしょうか。若いころは自然と体が大きくなり、行動範囲も広がっていくため、何もしなくても人生の進行感を得られていましたが、加齢につれ人生の進行感を得るのは大変になっていきます。
皆婚社会のころは多くの人に子どもがいたため、自分自身の進行が止まっても子どもから進行感を得ることができました。いまは子どもの居ない人も増えています。

スマホRPGであったり「推し活」など昨今人気の趣味には、仮の進行感を与える側面があるように思えます。創作は趣味全般の中でも、進行感をはっきりと感じることが多いので、(QOLの観点で)優れた趣味だと思っています。

そんなわけで2022年は比較的ハッピーな年でした。最近の進捗があまりよくなく、これが続くとアンハッピーになってくる可能性が高いので、なんとか2023年には作業の目途をつけたいと思っています。完成したら何らかの形で公開するので、是非お待ちいただければと思います。(正直、めっちゃ意義のある内容だと自分で思ってます)

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