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【エッセイ】金木犀からの贈り物⭐︎*。〜金木犀シロップの作り方〜

9月中旬の仕事帰り。
ふと良い香りがして
見上げると

沢山の金木犀たち。

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昔から、金木犀のシロップに
ずっと憧れていたの。

この香りをシロップに閉じ込めたら
どんな味がするんだろうって。

10月に友達と
お茶会をするから。

そのときお出しするために
金木犀シロップを作ることにしたよ。

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(お花に紛れた黒くてちっちゃいこ)

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(いつまでも見ていたくなる、綺麗なオレンジ色)

⭐︎*。

金木犀シロップ
【材料】
金木犀・・
てんさい糖・・
水・・
※レシピは最後に参照。山梨県在住のうにいくらさんのものを参考にしました。

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桂花陳酒という、

金木犀を3年白ワインに漬け込んだ
中国の金木犀のお酒を使って

金木犀を下洗いするのだけど

お酒の良い香りが
台所を包んで。

優しく、お花をかき混ぜながら

セラピー受けているみたいだったよ。

小さな小さなお花が

潰れてしまわないように。

優しく、そっと、
一つ一つ
大切にかき混ぜた。

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甘い香りを
いつまでも味わっていたくて。

シロップを火にかけているあいだ

何度も何度も

シロップの香りを嗅いだ。

甘いお花とお砂糖が出逢うと

こんなに、甘い匂いになるんだね。

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コトコト、コトコト
煮詰めて

出来上がり。

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そっと、
シロップを
口に運ぶ。

お砂糖とお花の
何とも言えない
優しい甘さ。

あまり金木犀っぽくないけど

ほのかなお花の香りがして

白ワインで作るよりも
私はお水で作る、こっちの方が好き。

ちびちび
大切に

舌に乗せて味わう。

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10月にお友達とお茶会をするから
そのとき
杏仁豆腐と一緒に食べるんだ。

杏仁豆腐と合わせたら

どんな味になるかな。

今から
杏仁豆腐を作るのが

とっても、待ち遠しい。

お花を摘む過程も
シロップを作る過程も。

小さなお花に触れて
優しい気持ちになれたよ。

五感で楽しめた
シロップ作りでした。

ご馳走様でした⭐︎*。

【後記】

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杏仁豆腐、無事できたよ⭐︎

豆乳とココナッツミルクで作った

身体に優しい杏仁豆腐。

杏仁豆腐単体だと
ふんわり、
豆乳とココナッツミルクの味がする。

口の中に、柔らかく、残る味。

シロップと杏仁豆腐を合わせてみる。

匂いは、お砂糖の甘い匂い。

一口食べてみる。

美味しい。
すごく、美味しい。

杏仁豆腐と合わせると
プリンのカラメルソースみたい。

お花もちゃんと
金木犀の味がする。

これは、参加者の方にも
きっと絶対喜んでもらえる。

もっと食べたくなる、
そんな味でした。

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【金木犀シロップの作り方】
※200mlのビン約1つ分

*材料*
金木犀・・40g
てんさい糖・・240g
水・・240ml

①ボウルに水を張り、ゴミや小枝を取り除いた金木犀を入れる。桂花陳酒を100ml入れ、優しくかき混ぜ、金木犀を洗う。
※2回繰り返す

②洗った金木犀を手ですくいあげ、ザルにに移し、30分水切りする。

③鍋に、水とてんさい糖を入れて、鍋肌がふつふつするまで火にかける。ふつふつしてきたら、金木犀を入れて、再度ふつふつするまで加熱。ふつふつしてきたら、弱火にし、ゆっくりかき混ぜながら5分間煮る。

④5分煮たら、人肌になるまで冷ます。冷ましたら再度火にかけ、ふつふつしてきたらすぐ火を止める。

④5分煮たら、人肌になるまで冷ます。冷ましたら再度火にかけ、ふつふつしてきたらすぐ火を止める。

⑤熱いうちに煮沸消毒した瓶に移し、瓶が冷めたら冷蔵庫で保存する。

※開封していない状態なら、3ヶ月持ちます。開封後は1週間で使い切りましょう。







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