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【映画雑記】「犬鳴村」、正統派の恐怖。チビリます。

 映画「犬鳴村」素晴らしい怪談でした。

 実話怪談好きからすると、わ、よく調べてるなぁとハッとする怖さがあってなお良かった。そんな元ネタを知らなくても充分楽しめますが。横溝正史やカーペンターの「ザ・フォッグ」などの血縁や隠された過去が恐怖を呼び起こす正統派の仕上がり。オススメです。幻の村の手前にあるという「この先、日本国憲法通用せず」という看板に、人間の強欲と、それがもたらした惨劇が凝縮されてましたね。

 それにしても、実際の心霊スポットを舞台に地元の協力を得て製作するって、これは真に正しいフィルムコミッションのあり方じゃないでしょうか。きっと地元側には逡巡や躊躇があったと思いますが。


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