「分かってほしい」という欲求を無くすだけで、生きるのが楽になる。

「私を分かってほしい」という欲求は、
誰もが持つ欲求ですが、
残念ながら、満たされることはありません。

「分かってもらえるはずだ」
「分かってもらえる人物がどこかにいるはずだ」
という幻想を持っていると
結局は悲しい結果になっています。

なぜ「分かってもらいたい」という欲求があるのか。
それは、人は皆孤独であり、孤独を怖れるからなのです。

「私を分かってくれる」とは、
「私はひとりじゃない」だからです。

「分かってもらいたい」という願望は、
止まるところを知らない魔の欲求です。

結局は、「分かってもらいたい」という欲求の
行きつく先は「すべてをわかってほしい」になります。

「分かってくれるという人」でさえも、
その後、ほんの少しでさえ理解をしてもらえないを感じると
「この人も私のことを分かってくれなかった」
となるのです。

その人の人生のすべてを理解し、
受け入れることなんて、
同じ境遇で育った兄弟でも難しいのです。
「分かってもらいたい」という欲求を持ち続けている限り、
自分で自分を苦しめることになるのです。

だから、
自分以外の人物に「分かってほしい」という
気持ちを持たないようにすることです。

そうすれば、生きるのが楽になります。

「分かってほしい」は、
成就できない欲望なのですから。

だから、
自分自身が
自分を理解し、
受け入れ、認めてあげることが
究極の姿なのです。

そして、
他人に対しては

「分かってもらえない」という前提に立ち。
もしも、わかってもらえたと少しでも感じることができたなら。
それだけで感謝。

それ以上を望まないというスタンスがいいですね。

「分かってほしい」という欲求を無くすだけで、
生きるのが楽になりますよ。

なんしかカッコいい大人になろう。

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