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人生に関するメモ(5) 【文章】

本メモは人生の基礎的な内容に関するメモです。
自戒として自分が見直すために残します。


1. 伝わる文章 6項目

…あくまで公的な文章に対しての考え、ドキュメントなど
→他人のメール・チャット・メモの文章についてはあまり考えない、口出しししても自己満足で終わるだけ

1-1. 文
…まとまった内容を表す一続きの言葉


1-2.  文章
…文が複数集まったもの


1-3. 伝わる文章
❶相手の見る視点と合っている
…5年後の成長性か今の実現可能性か

❷相手の見る抽象度と合っている
…興味のない部分を細かく説明しても分かりにくくなる

❸自分の言葉を不用意に使わない
…使わなければいけない場合は使っている理由を説明

❹相手の業界の言葉・専門用語を適切に使っている
…知識量や理解度に応じているか、信頼を得られる

❺相手の過去の経験と合っている
…実感を持って考えてもらえる


1-4. 文章を書く手順
❶テーマを決める、何を伝えるか
…アイデアが思い浮かばなければ思い浮かべようとせずに色々な情報に触れる、色々な情報に触れてきっかけとすることで思い出したり思いついたりする

❷材料を集めてまとめる
…外部情報(本、インターネット)、内部情報(知識、経験)
→紙やスプレッドシートにまとめておく

❸構成を考える
…大きい見出しから考える、全体を 3〜7 章に分け各章を 3〜7 節に分ける
小さい見出しから考える、まとめて節を置きさらにまとめて章を置く
同じ目的を持った文章の構成を真似る

❹執筆・推敲
…推敲が大事、批判的な態度で見直す、誤りがあるはずがないという態度はいけない
→時間を空けて見返す、苦労なども忘れているので手を加えやすい、印刷して見返す、パソコンの画面上で気づかないことに気づける、持ち運べる
音読しながら見返す、聴覚的にも情報を受け取ることで誤りに気づける
知識がない前提で見返す、想像力が必要
→ターゲットと同じような人に読んでもらうのが一番


1-5. 注意を向けるポイントを絞って周回する
…1周目は内容の過不足、2周目は表現が分かりやすいか、3周目は…


1-6. 文章力を上げるには良い文章の音読や書き写しが有効
…技術を言語化、記録しやすい、記憶しやすい
→自分で文章を書いてフィードバックをもらってまた書く


2. 分かりやすい文を書く 34項目

文の要素を明確にする

…単語などの意味を分かりやすくする、文中でどこからどこまでが一つの要素なのかを分かりやすくする

2-1. 一般的な単語・熟語を選ぶ
…専門用語・漢語・外来語を理解しやすい単語・熟語に直す


2-2. 多義語を使わない
…複数の意味のうちどの意味で使われているか分からない、れるられる


2-3. 間違った表現は使わない
…こまめに言葉の意味や使い方を調べる


2-4. 常用漢字を使う
…常用外漢字はひらがなやカタカナに直すか他の表現に置き換える
→常用外漢字を使った方がいい場合はふりがなを振る、または漢字の後にカッコで括る


2-5. こそあどが何を指しているかを明確にする
❶指示する内容の近くに置く、
❷指示語の周辺に言葉を加える、「の」で繋げる


2-6. 一つの対象について色々な表現は使わない
…縮小している、この「変化」によって⇨変化は縮小で良い
→同じ言葉を繰り返し使っても幼くはならない


2-7. 分かりにくい表現を使ったら前後で補足する
❶「とは」の文と説明の文
❷説明をカッコで括り文に組み込む


2-8. 言葉の切れ目を示す
…ひらがな、カタカナ、漢字が続くと理解しにくい
→❶読点❷括弧でくくる❸傍点を振る❹ナカテンを用いる❺半角空白を用いる


文を短くする

…文を短くして分かりやすくする

2-9. 1文の中に情報を詰め込もうとしない
…文章に慣れていない人だと理解しづらい


2-10. 余計な言葉を省く
…それぞれの言葉が伝えたい内容を伝える上でどんな役割をしているかを考える


2-11. 短い言い回しのものを選ぶ
…変更が実施された⇨変更された


2-12. 複数の言葉を1つにまとめる
❶意味の重複
❷何回も出てくる単語


2-13. 長い文は2文以上に分ける
❶接続助詞(ので、が等)で文を区切り接続詞を置く、「が」は逆説と単純接続で頻繁に使われる
❷中止法(動詞や形容詞の連用形で文を止めて繋げる)で文を区切り接続詞を置く


理解しやすい構造にする

…文中のそれぞれの要素が互いにどのように関係しているかを分かりやすくする

2-14. 主語と述語は近づける
…主語と述語は関係性を示す軸となるのではっきりさせる


2-15. 修飾語が何を修飾しているかを示す
❶修飾語と被修飾語を近づける
❷カッコで括る
❸傍点を振る


2-16. 修飾語の順番を考える
❶長い修飾語を前、短い修飾語を後ろにする、日本語の場合
❷大状況を説明する修飾語を前、小状況を説明する修飾語を後ろにする、重要なものは前


2-17. 修飾・被修飾の関係をはっきりさせる
❶長い修飾語が2つ以上あれば読点を打つ
❷短い修飾語の後に長い修飾語がくれば読点を打つ
❸修飾語と被修飾語が離れていれば読点を打つ


2-18. 修飾語をカッコで括って被修飾語の前に置く
…難しい内容を丁寧に説明しようとすると修飾語が多くなる


2-19. 修飾語が長い・多い場合は 2 文に分ける
…1文が長くなる上に修飾語の関係が理解できない


2-20. 同じ助詞は続けない
…他の表現に変える、省く、同じ助詞が続くと読みにくい上に幼稚に見える


2-21. ナカテンを使う
…同格・並列の関係にあることを示す、読点より効果的


2-22. どの意味で用いられているか分からない助詞は使わない
…別の表現に置き換える


2-23. 前後の関係をはっきり表す接続助詞を使う
…読み手に努力させない、接続助詞には前後の関係をはっきり表すものと曖昧に表すものがある


2-24. 基本的な語順にする
…いつ、どこで、誰が、誰に、何を、どうした
→強調したい部分は文の後に置かれる


2-25. 二重否定は避ける
…否定は一度だけでも理解に手間がかかる、処理が一回増える
→肯定表現に直してニュアンスを変えないように表現を加える、可能性


2-26. 2 通りの意味に解釈できないようにする
…「ように」や修飾語は 2 通りの意味に取られそう、表現の追加・置き換えをする


その他

…正しい文法を使って分かりやすくする、正しく言葉を省略して分かりやすくする、読み手に内容を予想させて分かりやすくする

2-27. 助詞を正しく使う
…違和感があると気になって内容が入ってこない


2-28. 主語と述語を対応させる、言葉同士を対応させる
…短い文を書く、長い文を書くと対応していない・対応を認識できない可能性がある


2-29. 主語を省略しない
❶前の文から主語が変わる場合は主語を省略しない
❷文の途中で主語が変わる場合は主語を省略しない
→文の書き方を変えて主語が変わらないようにする


2-30. 述語を書き忘れない
…長い文では複数のものが主語となる、それぞれに対応した述語を書いているか注意する


2-31. なるべく副詞とおさめを近づける
…もし〜ならば、たとえ〜でも、書き忘れがないように


2-32. 主語・主題を文頭に置く
…何について書かれているかを予想させる、疑問を感じさせない
→「〜について」「〜といえば」「〜は」で主題を示す


2-33. 接続詞を文頭に置く
…順接、逆接、累加等を予想させる


2-34. ・副詞・前置きを文頭に置く
…悪い内容なのかいい内容なのか等を予想させる


3. 分かりやすい文章を書く 19項目

文章の要素を明確にする

…文・段落・節・章という文章の要素を分かりやすくする、どこからどこまでが1つの文章の要素なのかを分かりやすくする

3-1. 段落分けをする
…1文字1文字読むことなく瞬間的に内容の変化が分かる
→空白行を設けることで内容の変化の大きさまで示せる
見出しをつけることで内容の切れ目がよりはっきりし内容も一目で理解してもらえる


文章を短くする

…文章を読む負担を減らして分かりやすくする

3-2. 余計な内容を省く
…情報量が多いと処理に時間がかかり忘れやすくなる
→伝えたいポイントを最大3つに絞る、認知リソース的に


3-3. 慣用句や熟語を用いる
…文字数を減らせる、相手の知識レベルに合わせる


理解しやすい構造にする

…文同士・段落同士・章同士が互いにどのように関係しているかを分かりやすくする

3-4. 文章の最初で構造を述べる、目次を入れる
…一目で構造を理解してもらえる


3-5. 文同士・文章同士を分かりやすく繋げる
❶前文の中の言葉と同じ言葉・共通した言葉を繰り返す
❷後文の中に指示語・代名詞を用いる
❸接続詞を用いる


3-6. 近い内容の話はまとめて書く
…「A1⇨A2⇨B1⇨B2⇨C1⇨C2」という構成であれば、
とりあえずA⇨B⇨Cとだけ記憶してもらえれば良い


3-7. 逆説の接続詞(しかし、だが、けれど)は1 回まで
…近い内容の話はまとめて書くことで逆説の接続詞を減らせる


3-8. 不要な接続詞は省く
…日本語の場合、順接・並立の接続詞はなくても問題にならないことが多い


3-9. 並列した情報は箇条書きを用いる
…どの情報とどの情報が並列しているかを瞬間的に理解できる


3-10. 文章を分かりやすい順序にする
❶最初に伝えたい内容を書き次に補足する内容を書く
❷最初に全体像を書き次に細部を書く
❸時系列で書く


3-11. 本題以外の脱線・余談を入れる場合
…❶接続詞を用いる、「話はそれるが」 「余談だが」、前触れがないと混乱する
❷本文以外に脚注をつける、文章の流れを歪めずに細かい説明を行う


必要な情報を入れる

…読み手が疑問を感じやすいことを事前に文章に入れて分かりやすくする

3-12. 理由を述べる
…疑問を感じやすい
❶相手の知識量や理解度に応じて理由の詳しさを変える
❷前提を抜かさない


3-13. 文字情報だけでなくビジュアライズでイメージできるように書く
❶具体的に書く、はっきりと実態が浮かぶように
❷数字で示す、見慣れている単位で
❸グラフ・チャートを用いる、長々と文章を読ませない、雰囲気もわかる


一目で分かる文章を書く

…読み手に内容を予想させて分かりやすくする、重要な内容を強調して分かりやすくする

3-14. 結論を先に述べる
…疑問を感じながら読む文章は分からない、先の内容を推測できる


3-15. 見出しをつける
…一目で内容を推測できる、見出しだけで内容が分かるように


3-16. 文章の最初で主題を示す
❶直接的に示す、〜についてです、短めの概要
❷間接的に示す、関係の深い内容の文を書く


3-17. 文章の最後にまとめ・要約を書く
…文章の内容を短い時間で理解したければ最初と最後を読む


3-18. 強調して読み手の注意を向ける
❶強調したい要素を文章の最後に持ってくる
❷重要な内容は何度も繰り返す
❸視覚的な効果を用いる、太字・フォントサイズ
→強調箇所が多いと意味がない


3-19. 文章のチェックシート
…あくまで公的な文章に対しての考え、ドキュメントなど
→他人のメール・チャット・メモの文章についてはあまり考えない、口出しししても自己満足で終わるだけ

◯文法
・「てにをは」が正しく用いられているか
・主語と述語が明確に示されているか
・形容詞の後に「です」を用いる場合に違和感が生じていないか

◯文体
・である調、ですます調は統一されているか
・「という」「することができる」という冗長な表現が多く残っていないか
・子供っぽい表現、口語すぎる表現、不快な表現は使っていないか

◯表記
・「?」「!」の後に全角・半角スペースを入れているか
・句点とカッコは正しく表記できてるか、(〜ます)。『〜ます』と言った。
・表記が揺れていないか、送りがなが統一されていないなど
・横書きの場合は数字に半角英数字を用いているか
・縦書きの場合は数字に漢数字・全角数字を用いているか
・誤字脱字を修正しているか、固有名詞に間違いがないか

◯単語
・感覚的な単語・一般的でない単語に説明を加えているか
・登場する単語が一貫した意味で使われているか

◯文
・指示代名詞を多用していないか
・事実と解釈の区別は明確になっているか
・過剰な比喩・修飾はないか
・1 文の長さが80 文字前後、長くても 120 文字前後に収まっているか
・読み手を意識した言葉を用いた文章表現になっているか、刺さる言葉が使われているか

◯段落
・段落ごとに説明している内容のロジックが通っているか
・記述内容に過不足はないか
・段落の長さが適切か
・接続詞を多用していないか
・音読したときにリズム感があるか
・同じ文末が連続していないか

◯タイトル
・文章の目的が達成されているか
・タイトルと本文にズレがないか
・読者の興味を引くタイトルか

◯見出し
・読者が飽きないような見出しがついているか
・見出しと本文にズレがないか
・テーマを迷いなく読み取れるか
・文章全体のロジックが通っているか
・読者が最後まで読み切れる構成か


おわりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
修正すべき点やご意見などあればXでお声をいただければと思います。
修正の際は、番号を指定して、フォーマットをなんとなく合わせていただけると助かります。

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