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本気と全力

先日コーチングでお世話になったかどわきれいかさんが、素敵な詩を教えてくださった。

気になったので調べてみたところ、後藤静香ごとうせいこうさんという方の詩だということがわかった。

【本気】という詩だ。

本気ですれば、大抵なことは出来る。

本気ですれば、何でも面白い。

本気でしていると、誰かが助けてくれる。

人間を幸福にするために、本気で働いているものは、

みんな幸福で、みんな偉い。  

そしてもう一つ、同じ方が書いた【全力】という詩も見つけた。

大関のすもう

名優のしばい

幼稚園の運動会

見ていると涙がでる

全力があまりに神々しいからである

はちきれる程に熟した西瓜の美しさ

咲けるだけ咲いた野菊の美しさ

全力は美である

力いっぱいの現れは

なんでも人をひきつける

どちらの詩もその通りだなぁと思う。なぜなら私も【全力】と【本気】でやり遂げたことが一つあるからだ。

輝かしく華やかなものではなかったけど、自分なりにやり遂げた。だから満足している。


先日、私が以前していた美容のお仕事の後輩とオンラインで話をした。

「zoéさんはどうやって一人で活動していたのか?」と聞かれたので、私なりに考えてみた。その答えは「自分の情熱や本気を伝える」ことだった。
あと、1人でしているようで1人だったことはあまりない。いつも誰かが助けてくれていた。

今のように音声配信とか動画がそれほどメジャーではなかったので、もっぱらブログと講演活動だったが、文字でも声でも本気だと人に伝わる。

だから彼女には発信を続けていくことをやんわりお勧めしてみた。今はいろんな発信方法があるので、自分に合うものを選べばいいと思う。

ただ長文の文章で書こうとすると、途端に苦手意識を持つという人が多い。(私の周りがそうだった)

上手に書こうとすればするほど考えすぎて書けなくなるというのだ。

個人的な意見としては、上手になんて書かなくていい。下手でもいいから自分の本気を見せるしかない。



知り合いが運営する会社に行くと、壁に「スローガン」?みたいなのが飾ってある。

一生懸命だと知恵が出る、

中途半端だと愚痴が出る、

いい加減だと言い訳が出る

そこを訪れるたびに、「今の自分は愚痴ばかりこぼしていないか?」と振り返ったりしていた。

この言葉、武田信玄の言葉らしい…。(意外)

私もよくあるが、ある事に対してやらない言い訳をあげているうちは、本気じゃないからなのかもなぁー、と思う。

私が頑張っていた頃、いいアイディアが思いつくとワクワクと興奮で眠れなくなることが何度もあった。
本気の時ってそんなもんなんだろな。

もう一つ言えるのは、「口にしたこと、手で経験したことはいつか本物になる。」ということ。私はその人が本気かどうかを、結構言動や文章や態度で判断していると思う。


きっと後輩は本気になれる人なんじゃないかなと話しながら思った。視線の先に誰かの幸せを見据えているんだなという顔つきに変わったからだ。

日本中の人がその職業を知り、当たり前のようにそのケアが受けられるようになった時、私は心から喜ぶことができると思う。

がんばれ!後輩!

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