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短歌のことが気になる今日この頃です。

短歌…といえば、小倉百人一首を思い出しませんか?
私は小学生の頃、百人一首の短歌を結構暗記していました。今でも思い出せるものがいくつかありますが、あの時はどうしてあんなに夢中だったのか? それはもう思い出すことができません。

また私の生まれ故郷は、万葉集に非常にゆかりのある土地であちらこちらに家持の歌が残っています。

話は変わりますが、私は知花くららさんが好きです。2006年、ミス・ユニバースでくららさんが世界2位になった時から、知的でチャーミングな彼女の虜になりました。

彼女が表紙モデルを務めていた女性誌も毎月必ずチェックし、コラムを読んだりしていました。彼女の文章、なんか好きなんですよね。

くららさんは国連世界食糧計画(WFP)で国連WFP日本大使として、世界各国を飛び回っていました。しかし元ミス・ユニバース世界大会2位という経歴、ファッションモデルとして華やかな世界に身を置きながら、発展途上国で食糧危機の現状を目の当たりにする日々・・・。「自分にできることは何か?」を自問自答していた様子を彼女の著書で垣間見ることができます。

以前からくららさんが短歌に親しんでいることは雑誌などで知っていたのですが、ある日彼女の一首をテレビで拝見しました。

眠つてゐる君がほどけてするすると
真つ赤なリボンになる夢を見た

この歌ができたいきさつは朧げな記憶なためあえて書きませんが、私はそれを聞いてジーンと胸が熱くなりました。


俳句や短歌は定型詩とよばれるものです。
それぞれ文字数が決められていて、短歌は五・七・五・七・七の31音で構成されています。

私が小さい頃に覚えた百人一首は、昔昔の言葉なので、なかなかその歌の意味が入ってきませんでした。

しかし現代の短歌は、私たちに親しみやすい言葉で31音を奏でながら、スーッと心に沁みてくるように感じています。

今、こんな短歌の贈り方があるようです。

あなたのための短歌1首。

歌人・木下龍也さんが、購入者から届いたエピソードをもとに、その人だけの短歌を詠み、便箋で送ってくれるのだとか。
テレビ番組で見て、購入者が励まされたり、短歌が心の支えとなっているという話を聞き、私もいつか購入したいなぁと思っています。
ただいつも売り切れです💦。

それ以外にも朝日新聞のこんなサイトを利用して、その時の気持ちに沿った短歌を探すこともあります。

これはなかなか良きです。
時々短歌を読みながらハッとさせられます。

自分自身で歌を詠むのはどうだろうと考えたりもしました。

だけど140文字のつぶやきすらまともに書けない私にとって、31音はかなりハードルが高いです。

こうしてダラダラと、毎日駄文を綴る日々の方が私にはあっているのかもしれません。

古来より続く短歌。時には恋しい気持ちを歌にのせて、互いに愛情を確かめ合うツールでもありました。

たった31音にさまざまな思いを織り込む。
短歌は私たち日本人の美意識に触れているような気がしてなりません。



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