最近の記事

ともだちとコミュニケーション論

 今日ははっきり言って、自分の生き方を一切脚色も何もしないで話します。だから自惚れていると言われても結構。厨二病こじらせたやつだと言って結構。でも何も嘘はない。  国分功一郎という哲学者をご存知だろうか。現在存命の哲学者の代表格と言っていいほど有名な学者である。代表的な著作は「暇と退屈の倫理学」。高校生ならピンと来るだろう。東京書籍(シェア率はトップレベル)の現代文の教科書において同名により抜粋が教材として掲載されている。個人的な話をすると現代文教材として好きな教材の3本の

    • 思いがけず母校に行った

       昨日の昼、秋休みで家でゴロゴロしてたら急に電話が鳴った。友人(相当親しい)の母親から電話が来て、明日予定あいてるか、と聞かれた。空いていると言ったら、人数が足りないから明日学校図書館の催し物の運営を手伝ってほしいと言うのだ。暇だったので快諾した。  母校の小学校に踏み入れるのは3年ぶりくらい。3年ほど前にとある手続きが必要で、十数分行ったくらいだ。じっくり入ったのは卒業してからだから、6年ぶりくらいだろうか。ちなみに話しておくと当時の担任はおろか、知っている教員は2人くら

      • 夏の終わりに人生の話を

         今日で毎日更新に一区切りをつける。で今日の話はこれまでの人生の話をゆっくり話したいと思う。いわゆる高校生の自分語りだ。夏のうちに話しておきたいことを話していくので、とてつもなく長くなると思うがお付き合いいただきたい。 性格の話(これから話す上で重要なので最初に) 僕のことを知っている人ならこいつはなんとちゃらんぽらんたんな奴だ、と思うかもしれない。ただ17年間ずっとこんな人生・性格を歩んできたわけではない。よく人格に影がありそうだ、という話をされるので影の話をしていく。

        • 読書の効用

           何やら怪しいタイトルのような気もするが、それこそ読書の利点を語ろうと思う。(注:自分語りではない)  読書の利点というのは、今まで小学校から口を酸っぱくされるくらいに説明されてきた。しかし本当にそうなのだろうかと疑うことがあったので今日はその話だ。読書は自分の経験の幅を広げます、というのが常套句だろうか。遅かれ早かれこういう話を聞いた人間の方が多いだろう。  果たしてそうなのだろうかと最近疑い始めた。これはあくまで読書ではないが、安倍元首相銃撃事件の一連の動きを見ていて

        ともだちとコミュニケーション論

          「知り合い」の未来

           「知り合い」という言葉は日常的に使用するだろう。しかしその先を考えたことがあるだろうか。  先日海水浴に行った。まあクラス会みたいなものだ。それで海に行って、バーベキューしようと予約していた海の家に連絡したら、トラブルがあってコンロが用意できなかった(詳しくは割愛)。肉も買っていて仕方ないのでとりあえず海岸線をずっと歩く。どうしようかと近くのホームセンターで防炎シートでも買ってこようか、という話をしていたら、近隣の住民の方にこの先の海の家で貸してもらえるかもしれない、と教

          「知り合い」の未来

          特別 去年の選挙演説

           ネタ切れを引き起こしたので今日は、生徒会副会長に立候補したときに、退学覚悟で書いた演説を公開しようと思う。念のために言っておくが、思いは変わっていない。ちなみに諸般の事情で演説時にはこの原稿を使用できなかったことを補足しておく。 ※一部補足・書き換え等をした。()の内容である  皆さんこんにちは。こ​の度生徒会副会長に立候補致しました、(jeste)です。私が今回皆さんと約束したいのは、「新しい社会」に適応した「新しい学校」の実現。またそれに向けた「多様性を受け入れる環境

          特別 去年の選挙演説

          なかよしの損得勘定

           全ての物事に資本主義を持ち込むのはいかがなものか。そういうふうに言われることがある。しかし本当にそうだろうか。資本主義は合理性を持ち込むと思う。それは人間関係については特に必要なのではないかと思う。  何もなかよしに金銭を持ち込めというわけではない。自分にとってその人と一緒にいて得か損かということを常に考える必要性があるのではないか、と言いたいのだ。  損得を見分けるポイントについて述べていきたいと思う。その人と一緒にいて幸せなのか、これだけでかなりの人間関係を整理でき

          なかよしの損得勘定

          おすすめの本「ミライの授業」

           ネタ切れになってきた。何を書くか1日悩んだが今日はおすすめの本を紹介しようと思う。だが本が手元にないというとんでもないミスをした。詳しくは以下のリンクをご確認を。 https://www.amazon.co.jp/ミライの授業-瀧本-哲史/dp/4062200171  この本を数年前初めて手に取った時の率直な感想を述べておくと、「究極の歴史」に感じた。今までのように暗記の素材として用いられるなど、本来の学習の意味がなくなってきているように感じた。過去から学んで未来に生か

          おすすめの本「ミライの授業」

          「強くなる」とは何なのか「優しくなる」とは何なのか

           憲法改正についての意見を問われた際の回答の一部を引用した。全文はそこら辺のYoutubeにあるのでそちらを参照していただきたい。  なぜ今日この言葉を持ってきたかというと、憲法の改正は許されるのかということを考えたいと思ったからだ。ウクライナでは現在進行形で戦争が進んでいるし、台湾有事はいつ起きるかわからない。どちらも日本にとって対岸の火事でいられるような問題ではないことは明らかだ。  その中で憲法9条の改正が度々話題に上がってくる。自衛隊を明記せよとかという意見がある

          「強くなる」とは何なのか「優しくなる」とは何なのか

          窒息しそうな世界で

           今日は社会問題とかじゃなくて自分の話をしてみようと思う。  もうすぐ今年の3分の2が終わろうとしている。去年の同時期を思い出すと夏休みの最終日にとても空虚な気持ちを感じていたことを覚えている。経緯を説明しておくと、夏休みに宿題が出なくて毎日遊びまくっていた結果が「空虚な感情」につながったのだ。ちなみにこの気持ちを助長させていたのがインスタグラムとかというアプリである。この時の使用法についてはもう思い出したくない。  それと対照的に今年の夏はどうだろうか。政治が大好きな高

          窒息しそうな世界で

          「政治・経済」の終着点

           高校には「政治・経済」と言う科目がある。その教科名の通り政治と経済について学習する科目である(ちなみにこの類の必修は「現代社会」または「公共」である)。実はこの科目には終着点があると思っている。  パレスチナ問題である。どうしてパレスチナ問題なのかというとこのパレスチナ問題を理解するためには、政治・経済で学ぶほぼ全ての知識が必要になるからだ。 宗教についての知識 世界史(主として近現代史)の知識 経済全般(おおよそマクロ)の知識 パレスチナという地理についての知識

          「政治・経済」の終着点

          社会の不文律

           不文律というものがこの世の中には存在する。しかしそれは、閉ざされた社会でのみ存在することがほとんどである。しかし社会全体で存在するとされる不文律も存在する。  よく例として挙げられるのは「規則を守る」である。法治国家ではこの規則がなければ、成立しないために必要なものであると考えるのが適当である。しかしこの不文律が成立するための必要条件があると考えている。  「規則に納得している」と言う点である。規則とは自分を縛り付けているがため、自分が認めなければ効力を持たないと考える

          社会の不文律

          教科書比較シリーズ ①世界史B

           改訂前の教科書である世界史B、そして今年か来年度から使用が予定されている世界史探究についても軽く述べようと思う。 ①実教出版「世界史B」  実教出版は何かと最近使いやすい教科書を作っているんじゃないか、というふうに思わせる。他の大手にはない図版を大きく掲載しながらも、記述内容は高度な内容になっていると思う。 ②東京書籍「世界史B」  安定の東京書籍の登場だ。現在出版を続けている教科書会社で最も老舗の会社で間違い無い。ここは文での解説を重視しているように感じます。その分判

          教科書比較シリーズ ①世界史B

          ムジカ・ピッコリーノの検討

           時代の流れに逆行するようだが、NHKが大好きだ。その中でもよくできているなと感じる番組がある。「ムジカ・ピッコリーノ」である。教育番組の最高峰だと思っている。そう思う理由が2点ほどある。  1点目として、古今東西のさまざまな音楽を満遍なく紹介している点である。クラシックもあればJーpopも紹介されるためにこの番組を見るだけで、教養が養われるだろう。  2点目として、解説がしっかりとあることである。この点が大人が見ても楽しめる要因となっているのだろう。子供用とは思えない程

          ムジカ・ピッコリーノの検討

          映画「キングダム2」見てきた

           先日「キングダム2」を見てきた。変わり者なので一緒に映画を見に行く友人もほとんどいないので(都合つかなかったし、待てなかった)、1人で見てきた。  実は私はほとんど漫画を読まない(経験として記すならば、コロコロコミックを1回買っただけである。ジャンプも病院の待合室にあったのを読んだくらいだ)。だから原作を生かしきれていない、などといったコメントは無理である。そもそもこの映画の原作漫画だったんだぁ。  個人的に今回気になっていたのは清野菜名氏のアクションである。東京無国籍

          映画「キングダム2」見てきた

          はみだすやつ

           別にこれは誰かを批判したいわけではない。ただどこにも言い表すことのできない気持ちを綴るだけである。  先日とある学級の学級目標というか学級経営の方針を見る機会があった。何だろう。自分がはみ出すやつだからかも知れないが、「はみ出すやつを許さない」という目標がひっかがった。  じつは人間関係というのは究極の損得勘定のような気がしている。自分の友人が自分にとって有害なら絶対に関わろうとしない。明確に数値化できなかったとしても、人間関係には一定の条件によって構成されると思う。

          はみだすやつ