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母の偉大さを知る

ヘレンがヒーロー活動で家を空けるので、ボブが子どもたちの世話をすることになりました。

最初は機嫌よく頑張っていたボブでしたが、最後には疲れ果ててしまいます。
ここから分かるのは、家事に育児と頑張るお母さんたちが、どれだけ偉大なことを毎日やってのけているかということではないでしょうか?

1作目の栄華「ミスター・インクレディブル」にて、隠れて任務に参加するようになったボブは、家事や育児を手伝いはじめるようになったという描写があります。


しかしこれは、あくまで「手伝い」に過ぎなかったようですね。

以前に何かの本かネット上の文章で、こんな感じの文章を読んだことがあります。

「世の中の父親は、赤ちゃんと一緒にお風呂に入り、赤ちゃんの身体を洗ってあげたりしたあと、『終わったぞ』とお母さんを呼びだして、それで『子どもの世話を手伝った』と思っている。
赤ちゃんの体を拭いたり、パジャマを着せてあげるのはお母さんの仕事。お父さんは赤ちゃんをお母さんに渡したあと、一人で浴槽に浸かる時間がある。
でもお母さんが普段ひとりでこれをやるときは、赤ちゃんと一緒にお風呂に入り、赤ちゃんの体を洗い、自分のことは急いでやって、赤ちゃんの体が冷えないうちに身体を拭いて服を着せてあげる。」
(引用元が曖昧なため、ニュアンスで失礼します)

つまり世の中には、「主夫」と呼ばれるようにメインで家事を担う男性がいるいっぽうで、「勘違いお手伝い」で満足する男性もいるということですね。

ボブも仕事のかたわら家のことを手伝っていたわけですから、この「勘違いお手伝い」に終始していた可能性があります。
「俺、手伝ってるから」と威張っていないだけで。

今回、ヘレンが数日にわたり家を留守にしたことで、ちょっとしたお手伝いをしていただけだったボブの双肩にすべての家事がのしかかってきたことになります。主に子どもたちのお世話ですね。

ヘレンはいつも機嫌とテンションを保ちながら家を切り盛りしていましたが、ボブは必死の形相。

「寝かしつけたと思ったら、5分後に赤ちゃんが起きる」という、「#名画で学ぶ主婦業」のような事態に陥っているのを見て、思わず笑ってしまいました。(同時に自分もいつか経験するんやろな……と覚悟を決める)

寝不足でイライラすることなく赤ちゃんに付き合い、子どもの宿題をきちんと丸をもらえるやり方で教え、長女の恋愛問題にも向きあう。

笑顔を絶やさないヘレンの姿に尊敬を禁じ得ません。
同時に、いかに家事と育児が大変なのか、どうしてストレスのあまり自分を追い詰めてしまうお母さんが多いのかを思い知ります……。

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