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「自分疲れてるな」に気づくための、3つの観点

誰も休み方を教えてくれない

本格的に体調を崩すまで、自分の疲れに無頓着だったな、とつくづく感じます。

日本人、「頑張れ」と声を掛け合うのに、「どうやって休めば良いか」は誰も教えてくれません。

人間は24時間戦えないはずなのに……。

今回の経験から、「どういう状態になったら、自分は疲れているのか」というお疲れサインに気づいたので、記録しておくことにしました。

どなたかのご参考になればますます嬉しいです(^_^)

「自分が疲れている」ことに気づく3ポイント
1, お風呂を省略したくなったら、疲れてる

気分障害がいちばんひどかった時期、入浴するために多大なるエネルギーを要しました。

「お風呂に入る」って、一見簡単なようでいて、意外と多くの手順を踏む行為です。

洗面所に行く
服を脱ぐ
髪を洗う
体を洗う
浴槽に浸かる
浴槽から出る (入る→出るの移行の難しさたるや!)
体を拭く
服を着る
髪を乾かす
ざっと挙げただけでも9手順あります。

これが、ものすごく高い壁に思えていたのです。

翌日人と会うとか、外出の用事がある、という時は、義務感が働くからなんとかこなせます。

やはり身だしなみには気をつけたいと思うからです。
(身だしなみを気にすることができる時点で、比較的軽度だといえなくもない)

しかしこれが「明日なんの予定もない」となると、入浴のハードルが一気に上がってしまいます。

一日中家にこもっているのなら、自分の見てくれを気にする必要がぐっと減るからです。

初期の頃は「無理をしない」ことをモットーにしていたので、自分が「ううう!風呂に入りたい!」と思うまでお風呂をサボったこともありました。

とはいえ実際は、夜に入浴してから床についた方が、副交感神経に親切らしいですね。

それも知っていたので、「お風呂に入った方が良いんだろうな……でも、なんでか面倒だと思っちゃう」と感じていました。

その時に気づいたのです。

私は「夜、お風呂に入る」体力も残らないくらい、日中がんばりすぎていることに。

仮に汗をかいていない日でも、入らないよりは入浴した方がさわやか。

でもその「さわやか」よりも「早く寝る」ことを優先したい! と思う日、つまり人は疲れているのです。

忙しい日、忙しい時期があるのは自然なことでしょうが、長期間にわたって「お風呂が面倒」と感じるのなら、それは1日の中にタスクを詰めこみ過ぎかもしれません。

自分の1日を見直して、「やるべきこと」を減らしてみてはいかがでしょうか?

おまけ:私の場合

上記の事実に気づいてから、私も自分の1日を見直しました。

すると、「起きている間、何か有意義なことをしていなければならない」という思いこみに気づいたのです。

自分にハードなノルマを課していました。

これを見直して、「集中力を発揮する作業をしたら、昼間だろうが疲れるよね。日中にもちょっとした休憩時間を入れたり、お昼寝をしても良いことにしよう」と決めました。

また、同時に「やることリスト」に記載する内容を大きく減らしました。

すると1日の中に余裕とゆとりが生まれ、お風呂をサボらず済むようになったのです。

むしろ「明日もさわやかに始めたいから、ちゃんとお風呂に入ってから」と、明日に向けてポジティブな準備をしている姿勢を持つことまでできるように。

これが回復への大きなポイントになったと感じています。

2, ネガティブなことばかり思い浮かんだら、疲れてる

2つ目のポイントは思考です。

心や脳が疲れていると、どうもマイナス思考に傾いていってしまうらしい。

昨日までポジティブに捉えられていたことが、今日はそう思えない。

そんな時は、お昼寝・早寝をして、疲れを回復するようにします。

たった20分の昼寝でもまるで生まれ変わったようになって、「なんだかできそう」と気分が上向いていることに気づけるでしょう。

おまけ:私の場合

引き寄せの法則という観点から見ても、ネガティブ思考を引きずることはあまりよろしくないと考えています。

ネガティブループにハマって悪い方、悪い方に考えていくと、本当に何も上手くいかないのではないかという考えにとらわれてしまうからです。

記事内では3つのポイントを紹介していますが、私が個人的に最重視しているのはこの「ネガティブ思考が浮かぶかどうか」かもしれません。

昼寝の罪悪感に打ち勝って、「ネガティブになったら寝る」をできるだけ実践しているほどです。

仮に〆切の迫った「やらなければならないこと」があっても、ネガティブ思考が浮かぶなら昼寝を挟んだ方が、パフォーマンスが上がると思います。

5分間、目を瞑るだけでも良いのです。

今やっている作業を中断して、ちょっと静かな世界で過ごす。

シンプルだけど大事なことです。

3, 優柔不断になったら、疲れてる

項目2にも関連するかもしれませんが、これも私にとって大事な観点。

普段の私は、決断力の塊だと自負しています。

それなのに疲れてくると、どんどん何も決められなくなってくる。

「あれ、おかしいな」と感じたら、疲労の可能性を疑うようになりました。

こちらも昼寝する・日を改めるなどして疲労を回復させると、簡単に決断力を取り戻せます。

関連して、疲れている時に重要な決断を下さないことも大事です。

判断力が鈍っているし、ネガティブ思考が入り込んできて、無駄な恐れと戦うことになるかもしれません。

重要な決断こそ早めに、持ち越さず! も大事ではありますが、それと同じくらい、ポジティブな状態で選択肢を見極めることも必要だと思うのです。

その方が、より自分らしい方を選びとれると思います。

疲れに気づいたら――おすすめ休息方法

自分が疲れていることに気づいた。

これは、休憩する必要があるかもしれない。

おすすめの休憩方法があります。

ホットアイマスクで目元を覆うことです。

これの良いところは2点あります。

・温熱効果で気持ちも「ホッ」とする
・視界を塞いでくれるので、「自分は休憩している」と形から入れる

テレビ・パソコン・スマホに囲まれた現代人の多くは、目が疲れているのではないでしょうか?

目元をじんわり温めることで血行が良くなり、手軽に「すっきり!」感を味わうことができます。

私は目元だけあったかいお風呂に入るイメージを持って使っています。

また、2つ目の「視界を塞いでくれる」のは、特にHSP気質の人におすすめしたい方法といえます。

気質によっては、目から大量の情報を仕入れてしまう人もいます。
(視界の端で動くもので気が散る、所定の位置からズレた資料、落ちそうで落ちない位置のコップ)

そういう方が心を体を休める時に、アイマスクをするのは非常に効果が高いのではないでしょうか。(経験者談)

もちろん、目を瞑るだけでも視界は暗くなります。

ここでさらにアイマスクをつけることによって、視界をもっと暗くすることができるのです。

昼間だろうが夜だろうが、まるで真っ暗な部屋で静かに休憩しているような環境を作り出すことができます。

これの休息効果はとても大きいです。

私はホットアイマスクを使うようになってから、日中の休憩に対する罪悪感がますます減りました。

使用後にすっきりすることと、実際にやる気を回復して能率が上がることを体験すると、休憩が本当に必要なことなんだと実感できます。

毎回使い捨てを続けるのはもったいないので、私は繰り返し使えるホットアイマスクを愛用しています。

自分の疲れに気づくこと、そしてきちんとケアすること。

とっても大切だと改めて分かりました。


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