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あえてアンティークを家に置かない、アンティーク好き

こんにちは。Jessie -ジェシー- です。

総シルバーのティーセット、かわいいティーカップの数々、真っ白なテーブルクロス、そしてクリームとジャムたっぷりのスコーン!

私はアフタヌーンティーと、お茶の時間を彩るきらびやかなアイテムたちが大好き。

何度か「華奢なティーカップが欲しい、できればアンティークがいい」なんて思いながらも、未だ実現できずにいます。

経済的な理由ではなく、心理的な理由で。
高級で、上質で、かわいくて。その上歴史を超えてきたようなモノたちを前に、どうしても肩肘張ってしまう感覚があるからです。


『黒執事』をきっかけに目覚めた英国上流階級の世界は、私にとって永遠の憧れ。

歴史を重ねた家具調度と、どっしりした屋敷の中で丁寧に住まう。さぞ楽しいことでしょう!
私もそういう生活の中に身を置いてみたい……。

一方で、特別な手入れが必要だったり、油断すると儚く割れて復元できないような歴史的道具たちを、適切に管理できる自信がありません。

歴史の重さに押しつぶされる。
本物の上流階級(イギリス英語では "smart" というらしいです)の人ならば、そんなこと思わないのでしょうか……。


心理的プレッシャーと、消えない憧れのはざまで葛藤する最中、ふと
「意識しないと正しい扱いや手入れができない品はつまり、自分の生活スタイルに合致しないものなのではないか……」という気づきを得てしまいました。


高級な空間でのアフタヌーンティーに憧れる一方、私が「ほっ」と安らぎを感じるのは小ぢんまりしたコテージであり、ぽってりした陶器の食器であり。

田舎者感が出ているみたいで昔はこの好みが嫌だったけど、最近はのんびりした感じの雰囲気も悪くないなと思えています。

家ってリラックスする場所のはずだから、自分が安らいでいられるモノを選びたいよね、とも。


だから慈善の策を思いつきました。おしゃれなカフェに行くことです。

今の世の中、個性も規模も様々な「アフタヌーンティーセット」のメニューがたくさん組まれています。

中には伝統的な三段トレイや、美味しいスコーンや、かわいいティーカップを使わせてくれるところも。

だったらそういうところに行けばいいんだ! と思ったんです。


確かに、家でお茶を飲むよりもお金がかかります。

でもそのお金は、憧れのアイテムたちの手入れ代になるのでしょう。
美味しいフードの材料費に、そして用意してくれる人たちへの感謝の気持ちにもなるでしょう。

私はプレッシャーになりうる「特別な手入れを、自分の手で、自分の責任でやる」ことから解放され、憧れの空間に身を置くこと、憧れの高級な空気を摂取することだけに集中していられます。

すごく画期的で、ありがたいことだと思いませんか? 私は思います。


現状、遠くの素敵なカフェしか知らないので、近所の素敵なカフェを見つけに行きたいと思いました(*´▽`*)



読んでくださりありがとうございました!

画像はPixabayからお借りしています。


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「#手放してよかったこと」


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