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だるさ≠体調不良? 過緊張からの脱却

最近、別段体調が悪いわけでもないのに「だるいな」と感じることが増えた。

でも病的な怠さではない。

熱はない。
動こうと思えば動く。
本だって読める。
頭も痛くない。

怠さだけがある。

もしかして、いわゆる年齢による体質の変化なのかしら。
20代と30代って全然違うというものね。まあ私はまだ20代なんだけれど。

そんなことを考えて過ごしていたのだが、不意に理由と思しきものに至って自然な納得が生まれた。

これは「だるい」んじゃない。
もしかして「リラックスしている」という状態なのではないか?


20数年間、過緊張にまみれた半生を送ってきたのだろうという自意識がある。
起きている間は何か有意義なことをしていなければならないと思い込んでいて、「何もしない」ができなかった。
いつどこから注意や叱責が飛んでくるかと警戒していた。

そんな環境から距離を置くことに成功して、もうすぐ4年が経とうとしている。


人がトラウマに遭遇した場合、そのケアには大袈裟ではなく一生を有すると思っている。
いくら熱心にカウンセリングに通おうと、自己啓発本を読み漁ろうと、短期的に起こる変化は限定的なのだ。切ないのだけれど。

思い返せば距離を置いた1年目は頻繁に体調を崩していた。
離れればすぐ元気になるかも、何か変わるかもと期待していた私はままならなさに嫌気がさしていたものだ。

少しずつ、少しずつ、頭の中で響く亡霊みたいな過去の記憶か刷り込みみたいな音声が小さく消えていって、「最近あまり気にならなくなったな」と手応えを得られたのは3年目。それでもまだ完全に消えたわけじゃない。

3年目から少しずつ始まり、4年目に入っても継続している怠さは、もしかしたら体調不良ではなく、ただ「リラックスしている」のかもしれない。


周りを警戒していること、過緊張状態であること、常に肩に力が入っていること(それも無意識に!)に慣れすぎてしまってきたせいで、単なるリラックス状態でさえも「力が抜けすぎている」「だるい」と感じてしまっているのではないかしら。

そんな気づきに思い至ったとき、「あ、そうかも」と自然な納得感が生まれた。

私はやっと、のんびりできる人になったんだ。

ちょっと嬉しかった。

良質なアイデアはリラックスしている時に湧いてきやすいという。リラックスできる時間が増えた、その状態にとどまりやすくなったということは、アイデアの泉により近づいたと言えるのではないか。

これから長く「書くこと」を続けていきたいから、アイデアを発想できるのはとても大事なスキルだ。

それをやりやすくなってきているのだとしたら、こんなに嬉しいことはないと思う。


これから少しずつ、のんびりできる時間を増やしていこう。





※医学的診断なく、長期的に続く怠さの理由を自己判断するのは推奨しません。
私は病院で「異常なし」の診断をもらった上で今回の結論に至っています。
不安があればまず病院に行ってくださいね。




Jessie

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