宝石の国。第11巻まで読んでの感想と考察と予想。
雑多な箇条書きです。
・えええええええ!?な結末。確かに第一部終わりっぽいところで……。
・アンタークううううう!良かったねええぇぇぇぇぇぇ!(ノД`)・゜・。
・次の話からはフォス視点で、過去の出来事の真相が1万年かけて語られそう。ようやく月人視点でもアドミラビリス視点でもない、本当の出来事が分かるんじゃないかな。
・緒の浜はまだあるわけだから、「先生」の影響を受けない宝石たちはまだ産出するんだよな。
・金剛がもつ「すべて」の機能が引き継がれたら、やっぱりまた壊れているのでは……?そして、これから産出する宝石たちはまた「先生」を好きになるのでは……つまり永遠に決着のつかない戦争
・宝石たちが月人化するのって、アメシストが説明する通り「固有の色と輝きがなくなる」て……それはつまり死。エクメアの本名は「エンマ」だし。(地獄へようこそ……?)みんな、だんだん固有の姿かたちと記憶とその重要性を失っていくのでは
・先生がフォスを叱った時の怒鳴る顔と、エクメアがカンゴームの独断を叱った時の顔が酷似していて気にかかる。
・まだ金剛の眠気の理由も解明されていないし……。
・金剛の兄機に初めて触れられたのも気になる。エクメアを信用するなら、兄機はただの黒い箱。それがシンギュラリティのように人間を破滅に向かわせたのに、その弟に人型を与えてより人間に近づけようなどと考えるだろうか?
・記憶、機能等の「すべて」が引き継がれるなら、すでにフォスフォフィライトの比率が少ない「空っぽ」のフォスは金剛の穏やかさや個性まで引き継ぐのでは?フォスでそれが可能なら、金剛も「〇代目」なのでは……。つまり最初にレッドダイヤモンドを見つけて云々というはじまりの話は、先代の記憶である可能性もあるのでは。
特に、最初の頃からいるダイヤ属たちは、イエローを残して月に行ってるわけで、イエローが生まれる前までに金剛が代替わりしていたとしても、誰にも知られていないわけで。
・ウェントリコススが語る「月の甘い水と砂で肥大化」て、その砂には元同族の骨という成分が含まれているわけで。牛も共食いさせられるとBSEにかかるわけだから、アドミラビリスが理性を失ったのって遠回しな共食いが原因では?
・兄が人間の損になるよう動いたから、金剛はたくさんの制限を受けて育った……て、「お前はあんなふうになるな」と言い聞かせられながら育つ被虐待児と重なって見えてしまう。
・全然話変わるけど、レッドダイヤモンドの美しさと希少さを切々と語る金剛を遮って「おなじがいー」と言い放つ無邪気さ、尊い。かわいい。
・みんなで月に行ったばかりの時、エクメアが「宝石らしい誇りを取り戻して協力して」的なこと言ってたけど、レッドダイヤモンドが生まれた時から金剛と一緒に暮らしていたら、「宝石たちらしさ」ってすでに先生を慕うことなんだよね。もともとの誇りってなんだろう。
みんなにとっての「良い1万年」は、フォスにとっての「苦しい1万年」なんだろうなあ。
その間、どれくらいの数の宝石たちが新しく生まれるだろう。そして地球では本当は何があったんだろう……?
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