比べるという無駄なこと
人は人とどうしても比べたがったり、
枠を作りたがったりしてしまう。
それは大抵、
無駄な優越感や劣等感しか生まれない。
うつになると、
人との関わりが億劫になったりする反面、
ちょっとした事や言葉に敏感なものだから、
自分がどの場所にいてどの立ち位置かというのを知りたくて、
「比べる」ことをしてしまいがちになっていることに気づく。
そして、それは大抵ネガティブな方へ行くものだから、
もっと自己肯定感が低くなって落ち込む。
「ああ、あの人は自分より子育てうまいな」
「あの人は自分よりスタイルいいな」
「あの人は自分より要領いいな」
「あの人は自分より充実してそうだな」
とか。
でもそれって何基準???
何が正しくて何が間違っているかなんて無いのに。
例えば、
ダイコンとレンコン。
比べたってもともと違う野菜なんだから!
レンコンはダイコンの美肌をうらやみ、
ダイコンはレンコンの風通しのよいのをうらむ。
みたいな。
だから比べるな!!!
と自分に言い聞かす。
比べるより
自分をどう料理すれば、
自分の素材の味を活かせるか考えるのだ。
I draw what I saw and want to see. イラストレーター&芸術教育者 只今育児中、心療内科に通うサバイバー