脱炭素をしごとにするときに考えたこと

身内向けに書いた近況報告を転載します。

【ご報告】

今の会社を年内で退職し、東京の外で生活することになりました!
しばしば東京には来ると思うので、その時はぜひ遊んでください。


ここからは、少しネガティブな内容になります……。

以前からコンサルティングという仕事が性に合わず、早く辞めたいと思っていました。

絵に描いた餅、という諺があります。
どこもそうだと思いますが、この手の仕事は、餅を見たことがない人に餅の絵を描かせているような印象でした。
僕も例に漏れず、自分が描きたいわけでも、自分のものになるわけでもない絵を、毎日描いていました。
結果、それなりに速く綺麗な絵が描けるようになりました。けど、僕はその絵に魅力を感じず、嬉しくもありませんでした。

このままいると、仕事では非本質的な小技ばかり身につき、休みは内輪でつるんではつまらないモノを買い、いずれは後世に何も残すことなく人生が終わるなと思って、怖かったです。

転職は一年くらい前からずっと考えていて、社会貢献性が高い仕事を色々と検討してみたのですが、結局地球が続かなければ何も意味がないなと思い、脱炭素をやろうと決めました。

日本だとポンコツが大臣をやってたり、グレタさんへの冷ややかな反応もあったりして、これからな分野な気がするのですが、地球はもう終わりだと思います。
僕も恥ずかしながら最近真剣に考えるようになりました。今育っている子供たちには、本当に申し訳ないです。
ちなみに、全世界が今宣言している排出目標を達成したとしても、産業革命前から2℃以上は全然上がるそうです。

なので、悪あがきかもしれませんが、脱炭素をやります。
(とはいえ、やがてはテクノロジーの助けを借りられるとは思っていて、一番変えるのに時間がかかるのは人間だろうと思っています)

いいところとしては、少なくとも僕みたいになんとなく会社入って、これ本当にやる意味ある?みたいな虚無に自問自答する必要はなくなると思います。
基本的にはどう転んでも環境や将来世代にとっていいことで、スケールも時間軸も大きいです。というか、そもそも世の中にどうでもいい仕事が多すぎです。
加えて、それなりに稼げると思います。2050年あたりのカーボンニュートラル化は最優先経営課題のはずなので、需要は高まる一方です。炭素排出量も取引市場が出来てきて、環境にいいことをすると儲かるという、これまでの常識ではありえない時代になりつつあり、ビジネスチャンスだと思います。
(ちなみに僕がやりたいのは、この部分の正確な算出ノウハウの普及と価格適正化です)
ここまでが、仕事のはなしです。

ここからは生活に対する私見ですが、個人でもやれることはあるなと思っています。
例えば、週1,2回でも肉を食べる日をなくすとか、家の電気を100%再生可能エネルギーに切り替えるとか。僕には強制する意図も権利もないですが、僕はずっと信じるものがほしいなと思っていたので、実践によって自分の信念が保たれている感覚は気分がいいです。
なによりそういう生き方が、クールだと思います。
例えば、いま男尊女卑の価値観が時代遅れ扱いされてるように、そのうち動物殺して肉を食べてたとか、排気ガス車を乗り回してたとかが、ドン引かれる時代になると思っています。
その時当たり前だった、は仕方ないと思います。でもそれでは将来的に回らない、どこかに無理を強いている、ということは明らかなので、自分は少しずつ変えたいなと思う次第です。

だから、今回書いたことは、全部ただのオススメです。心からの、オススメです。
少しでも興味がある方は、ぜひ連絡ください!
僕もまだまだですが、共有できるものはあるかと思います。

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