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JEN(JAPAN ENTERTAINMENT-BUSINESS NEWS)は、エンターテインメント業界で働くビジネスパーソンを対象にしたメディアです。 ヒット作品の仕掛け人のイ…
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2020年2月の記事一覧

出版界の風雲児・箕輪厚介|自分を明確化してくれる出会い

堀江貴文『多動力』、前田裕二『メモの魔力』など数々のヒット作を世に送り出した編集者・箕輪厚介。 従来の編集者の枠に収まらない、独自の道を突き進む彼に「出会い」の方法とその意味について尋ねた。 ──まずは箕輪さんの「出会い」の方法について教えてください。 基本的な考え方として、TwitterやFacebookといったSNSがこれだけ浸透している今、僕らはもうすでに「出会っている」んです。あとは自分が「行動」を起こすだけ。DMでもメールでもいい、大事な「出会い」をつかむため

JEN in note、はじめます。

JAPAN ENTERTAINMENT-BUSINESS NEWS はじめまして。 FIREBUG・代表の佐藤詳悟と申します。 FIREBUGは、テレビやYouTubeなどさまざまなチャネルでコンテンツ制作を行うメディアコンテンツ事業、スタートアップ企業を中心にマーケティング・PR支援を行うスタートアッププロデュース事業、アーティストやクリエイターのプロデュースを行うアーティストプロデュース事業を展開する【エンターテインメントスタートアップ】です。 FIREBUGでは、

FIREBUGがエンタメ人に届けます|オープンなエンタメ業界へ。

エンタメは成長産業。僕は1983年生まれです。小学校は最初土曜日も授業がありましたが、いつからか土曜日が休みになり、今では当たり前のように土曜日が休みの空気です。 AIやロボット化が進む世界で、近い将来もしかしたら金曜日も休みになり、週3休みが当たり前の世界になるかもしれません。 人は暇になります。 そんな時、暇つぶしである広義のエンタメは確実に成長していくと考えています。丸一日楽しめるエンタメ、3時間楽しめるエンタメ、1時間楽しめるエンタメ、1分楽しめるエンタメ、移動にも食

チコちゃんを生んだ小松純也|生の感覚を生かす発想力

『人生最高レストラン』など数々の人気番組を手がけた小松純也。近年では『チコちゃんに叱られる!』企画者として知られるが、その発想の源として大切にしていることはどんなことなのか。小松氏の頭の中をのぞき、発想力について掘り下げる! ──小松さんの経験則から、面白い企画を生むためには何が必要だと考えているのでしょうか? わかっているのは、企画というのは劇的に生まれてくるものではないということ。特に、情報を追いかけるばかりでモノを考えにくくなっている昨今は、たいがい人と喋っている時

エンタメ界の変遷を肌で知る重鎮に聞く|メディアとコンテンツと芸能の近未来

レジェンド級の芸人たちと歩んだ1980年代。デジタルコンテンツ事業に関わった1990~2000年代。エンターテインメントの変遷を間近で見てきた日本音楽事業者協会専務理事・中井秀範さんにメディアとコンテンツと芸能の今後を聞いた! 日々、変化と進化を遂げるメディアとコンテンツの関係を中井さんはどのように考えていますか?我々エンタメの世界に身を置く者はコンテンツを届けるのが生業ですが、メディアがないと届かないんですね。コンテンツを飲み物、メディアをペットボトルなどの容れ物にたとえ

いきものがかり・水野良樹に聞く|「すごい!」を語り合う音楽コミュニティ「MUSIC FUN!」って何だ?

2019年10月15日、突如発表された「MUSIC FUN!」の始動。音楽に携わるトップランナーたちが「すごい音楽」や「すごいアーティスト」を語り合うコミュニティだという。コミュニティメンバーである水野良樹に全体像を聞いた。 ──まずは「MUSIC FUN!」のコンセプトを教えてください。 そもそも日本の音楽界において、ミュージシャン同士が互いに敬意を伝えられる「場」が必要だと考え、音楽プロデューサーや制作スタッフが中心となって対話を続けてきました。ミュージシャン主体で、

悪意と笑いの仕掛け人|稀代の演出家を生み出したルーツ

様々な説を検証する『水曜日のダウンタウン』。今やTBSを代表する人気バラエティとなったこの番組の演出を務めるのが藤井健太郎氏だ。"悪意と笑いの仕掛け人"と呼ばれる藤井氏のルーツは?業界随一の笑いを突っ走る彼が触れてきた作品に迫る! ──藤井さんが幼少期・青年期に触れてきた番組や作品を教えてください。 『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』はバカバカしくて面白く「テレビって楽しい」と思うきっかけになった番組。 『進め!電波少年』は演者はもちろん、作っている人や仕掛けている人

音楽配信を知るEMI Recordsトップに聞く|サブスク時代のアーティストプロモーション

ここ数年で音楽との付き合い方が変わってきている。 大きいのは、サブスクリプション=定額制サービスの普及。 黎明期から音楽配信に携わってきたユニバーサル ミュージック・岡田武士氏は音楽業界の現況と今後をどう捉えているのか? ──名門EMI Recordsのマネージングディレクターに34歳の若さで就任。それまでの経歴を教えてください。 大学生の時は「就職せずに生きていけたら」と青臭いことを考えていましたが、そうもいかないので(笑)、好きだった音楽かファッションに携わる仕事がし

多才なコンテンツプロデューサーに聞く|"使える"情報を手にいれるマルチ・インプット術

多方面で活躍するコンテンツプロデューサー・高瀬敦也。フジテレビ社員時代は、『逃走中』『Numer0n』といったヒット番組を生み出し、独立後も様々な企画や商品開発に携わる。活躍は非常に多岐にわたるが、その情報源はどこにあるのか。多忙を極める氏のインプットテクニックについて尋ねた。 ──現在のエンタメ業界との関わりについてご紹介ください。 仕事の基本は企画・プロデュース業ですが、依頼内容によって異なります。経営面から顧問やメンターっぽくアプローチすることもありますし、プロモー

YouTubeの今と未来を"中の人"に聞く!|YouTube「メディア化」時代のエンタメ戦略[前編]

ウェブ動画の代名詞的存在となったYouTube。テレビや映画、webメディア等の映像分野のエンタメは、今後どのようにYouTubeを活用していくべきなのか?同社の永原錬太郎氏インタビューの「前編」をお届けする。 ──今やYouTubeはツールの枠にとどまらず、1つのメディアになったと言っても過言ではありません。この現況をどうとらえていますか? 我々としてはYouTubeを「技術プラットフォーム」として考えています。これは、主役であるコンテンツオーナーのみなさまが、ご自身の

YouTubeの今と未来を"中の人"に聞く!|YouTube「メディア化」時代のエンタメ戦略[後編]

ウェブ動画の代名詞的存在とも言えるYouTube。そのユーザーはもはや若者だけにとどまらず、「アナログ世代」にも波及し、魅了し続けている。エンタメにおいて切り離せないYouTubeの活用について、同社の永原錬太郎氏に「前・後編」で話を聞く。 ──映像メディアの大手であるテレビ局はどのような取り組みを始めていますか? テレビ局でもライブ配信機能を使って、スポーツ中継などを積極的に行う活用例が増えています。スポーツ中継以外でも、昨年末には番組のオンエアと並行して"裏ライブ配信

TikTokマーケ全般を知る"中の人"に聞く|若者文化から全世代メディアへ TikTokから見るエンタメの活用術[前編]

音楽+ショートムービーというフォーマットで若者を虜にしたTikTok。2019年に入りユーザー層が大幅に拡大。アイドル、芸人、俳優が参入するなど、新時代的盛り上がりを見せている。この急速な流れに、エンタメ人はどう向き合えば良いのか。TikTokの白地祐輝氏に「前・後編」で話を聞く。 ──まずはTikTokの現状について教えてください。 2018年頃はダンス動画が人気だったこともあり、若い女性のユーザーが多かったように思います。ところが2019年に入って、いろんなグルメの動

TikTokマーケ全般を知る"中の人"に聞く|若者文化から全世代メディアへ TikTokのエンタメ好事例[後編]

若者文化から全世代メディアへと変貌するTikTok。では、エンタメ側はどう利用すれば良いのだろうか?現在TikTok上で成果を上げている好事例をマーケティングチームの白地祐輝氏に聞く。 ──エンタメ界の人はTikTokをどう活用するのが良いでしょうか? TikTokの最大の強みは「知らない人へアプローチができる」ことです。 たとえば芸能事務所であれば、「コア層」「潜在層」「新規層」のうち、「潜在層」と「新規層」にアプローチする「ディスカバリーメディア」としての利用がベスト