見出し画像

Dabdaが日本に来る〜K-ROCKに思いを馳せる〜

私の話なんか別にいーよという人もいると思うので
まずはDabdaがtoeの柏倉氏にプロデュースを受けた時のドキュメンタリーを見ることをおすすめする。

韓国でK-POPがあれだけヒットチャートで埋め尽くしている中でこんなにバンドに熱くなっている人たちがいるんだよということ。
しかもバンドサウンドの中でもポストロックの、toeに陶酔している人たちがいるということ。
DTMで1人でこつこつ音楽を作れる時代に楽器を鳴らすことにこだわりのある人がいること。

私はこのドキュメンタリーを見て正直胸がじーん…となった。


一応きっかけの話もしていく。
↓の記事の最後に話したこと。

私の周りでは会社の同僚がSHINeeと東方神起、親戚には5歳の姪っ子がBTSを好きで、割とK-POPに詳しい人が多い。
残念ながら私はそこまで詳しくないのだが、たまにラジオで「今日はBTS縛りで曲かけます!」という時に2時間まるまる聴いてみたりと、受動的だが聴く機会があった。

8月頭のある日。
家族と「韓国ってバンドいるのかな?」という話になった。
ちょうど台湾のバンドを聴く機会もあったので
・落日飛車
・Elephant gym
・ゲシュタルト乙女

Spotifyで適当に「韓国 バンド」「K-ROCK」などの関連しそうなワードで検索をかけてみた。多分「K-Indie」も出てきたと思う。
その中で出てきたのがこのアルバム。

Dabda。なんと読むのが正解かわからないけど、良いサウンドしてる。あと演奏がうまい、縦の線がしっかりしてる。
どんな人たちなんだろう、女性ボーカルで周りを男らで囲んでいる。韓国はこのスタイルが多いのか?
他の曲も聴いてみた。あと日本語の音楽メディアでどっか取り上げてないかなって調べてみる。

韓国ポストロック/マスロック最注目バンド

なんですって〜〜全然知らなかった。ようやく読み方が「ダブダ」と判明。
というかもう1個気になる文章が。

日本盤限定のボーナストラック「Jungle Gym」には日本のポストロックシーンを牽引するtoeの柏倉隆史が参加。さらに柏倉のドラムレコーディングおよびトラックのミックス・マスタリングは同じくtoeの美濃隆章が手掛けている。

それはもうtoeなんよ。
だからJungle Gym聴きやすくて身体にスッと入ってくるのか〜。改めて向き合うとドラムが確かにtoeのそれ。
プロデュースに至った経緯も偶然で、本人たちも未だにどうしてこうなったのかと言っている。

他にcotobaというバンドも出てきてここも女性ボーカルだった。
さらにcotobaから掘っていくと韓国にはポストロックのコンピレーションアルバムが出ている、しかも2022年に!最近すぎる。韓国では一体何が起きているのか。


色々聴いてみた中でDabdaがいちばん良かった。過去のアルバムを聴くほかにメンバーのインスタアカウントをフォローしたり、バンドのmaily(韓国のメルマガ?ブログ?)を読み漁ったり。8月はほとんどDabdaを聴いていた。
特にmailyは無料でメンバーの生い立ちやどういう音楽に触れてきたか、バンド結成の経緯について触れているので翻訳機能を駆使してぜひ見てみてほしい。(Vol.5-1〜5-4)
BoAから音楽に目覚めたり、元々はクラシックを聴く家庭だったりするのに、なぜかみんな大学に上がる前くらいに「toeを聴くようになった」「勧めてもらった音楽の中にtoeがあった」とどこかしらで偶然にも共通項に出会っているのが非常に面白い。
ブラウザ版でも自由に読めるが、メールアドレスの登録だけで最新号が届くようになっている。

というかこれだけtoeに傾倒していたらドキュメンタリーの中で

「カシクラさ〜〜ん!!!!」


と、柏倉氏のプレイを聴いてこんな状態になってしまうのもしょうがないとわかる。

10月には下北沢で来日・柏倉さんも交ざってのライブがあるのでとても楽しみ。
(先着順のチケットだったが、整理番号5番以内で早すぎて恥ずかしかった笑)
日本でどのくらいの人が聴いているのかも非常に興味深い。


Gt.ヨセフ

ようやく柏倉さんに会えるね!
そんな瞬間に立ち会えることが心から嬉しいです。

最新EP「Yonder」もK-Indieチャートで好評なようでめでたい。グッズやCDも韓国から持ってきてくれるようなのでたくさん応援したいと思う。

この記事が参加している募集

#沼落ちnote

7,322件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?