ひとり旅

2020年12月27日 10:32

毎年１２月３１日は青春18きっぷで自宅から約９時間を掛けて滋賀県の大津に行きます。

路面電車の大津港駅近くの商店街にある小さな食堂に行くのが目的です。

路面電車が走る風景は時間がゆっくりと流れている印象があり、古い映画のような雰囲気のなかで食べる木の葉丼とビールが目的です。

初めてメニューの中に「木の葉丼」を見つけたときは「枯れ葉のどんぶり？」と思いましたが、そんな事はあり得ないのでお店のひとに「木の葉丼とはどんな料理ですか？」と聞きました。

お店の人はちょっと驚いたような顔をして、「キノコを玉子でとじたものです」と答えてくれました。地元のヒトならば誰でも知っているからそんな事を聞かれることはないでしょう。当然ですよね。ガイドブックに載っている店は大抵混んでいて待たされてるので、地元の人しか行かない小さな店を利用するようになってからよくあることです。

とりあえずキノコの料理ならば安心なので、それを注文して、食べてみたら美味しい‼️

関西風の出汁で炊いた椎茸とタマゴの相性がとてもよく見事にハマってしまいました。

映画「幸せの黄色いハンカチ」で高倉健が小さな食堂でビールを飲むシーンが大好きで、地方の小さな食堂でビールを頼むことが時々あります。

そして、その店で木の葉丼とビールで一年を締めくくるのが年に一度の楽しみになっていました。

今年はコロナの影響で自宅で過ごしますが、名前は忘れているあの食堂に来年こそは行きたいと思います。