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格闘する者に○

感想でもなんでもないけど、三浦しをんさんは好きすぎると思って。

主人公が就活する話で、2000年に出た話なので、定期券は改札に差し込む形式だったり、公衆電話がまだ結構あったりして懐かしい!というと娘に「なんだそれ。昭和の話ではないのか」と言われ、よく考えたらSuicaとかPasmoとかって最近だし、娘が小さいころはまだパスネットとかあったなと。
JRはオレンジカードで、私鉄はパスネットで相互利用はできなくて、そんなことを話していたら鼻で笑われた、娘に。

いや、でもみてろよ。
そのうち電車の定期券なんていらなくなるんだから。
まずは顔認証で定期券を紐づけ。
これで「しまった!家に定期忘れた!今日は現金か!やばい!現金もない!今日は休みか!」のうちの息子のようなのがいなくなる。
そして、他人の定期を使うこともなくなる。
双方にとって〇だけど、まだ怖さが勝ってる。

そしてそのうち乗り物は娯楽としてのものになる。

いや、運動をしたくないので、家で運動しなくちゃいけなくなったら地獄です。

あぁ、ここに出てくる人物たちは実にマイペースで何にも追われていなくて、というか、追われているけど、常にそれを無視できる強さと若さを持っていて・・・
今の学生たちは優秀ですばらしいけれど、そうじゃない逃げ道がなくて、でも逃げ道だって一本の道だなんてうまいこといって終わります。


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