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レトロ自動販売機と瓶コーラ

誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。

人口が極限まで減少し、荒廃した世界をバイクで旅する。
食べ物の調達は、古びた自動販売機で……

レトロ自動販売機
ってご存知でしょうか?

昭和40〜50年代に普及した自動販売機なのですが、飲み物だけじゃなくてトーストやうどんなどを販売しています。

そんな自動販売機がたくさん集まったドライブインみたいなのが関東の国道沿いなどにありまして、
今回はそのレトロ自動販売機を巡る旅をしてきました。

なかなか昭和を感じるというか、レトロ という言葉がぴったりな場所で、歳を取ったら若い人に「昔はこういう自販機があってのぅ…」なんて自慢したくなるようなエモさ。

この旅で1番面白かったのが、瓶コーラの値段なので一緒に紹介させてください。

オートパーラーAGEO

埼玉県の北上尾駅近く、17号沿いにあります。

今回は17号の東京の方から、北上して群馬を目指しました。

まだまだ周りは“街”という感じで、地方感は否めないけど田舎とまでは言えないような感じです。
埼玉の半分はこんな雰囲気ですよね。

レトロなゲーム機がたくさんあったのが印象的。


瓶コーラは200円でした。
この金額、覚えててくださいね。

ファンタは200mlなのにコーラは190ml。


鉄剣タロー

行田の17号沿いです。
宇宙一のゲームセンターの近くでした。

悲しみの閉店……
コロナ禍の影響がここにも来ていました……

自販機食堂

群馬県伊勢崎市、国道462号線沿いです。
1個目の上尾とはまた違った雰囲気で、すごく良かったです。

驚いたのが、このハンバーガーやうどんの自販機のカウント表示がニキシー管だったこと。

ニキシー管って何?


ニキシー管自販機から出てくる熱々すぎるハンバーガー。

真ん中が焼けてなくて、パンがサクサクしてたのがまたおいしかった。

瓶コーラは150円でした。

丸味屋自販機コーナー

群馬県みどり市122号線沿い。

いきなり山の中に小屋が現れます。

うどんの卵がニワトリだったら当たり、ハズレたらウズラ、らしいです。

私たちはウズラでした。

唐揚げラーメンとか天ぷらうどんとか、麺類の自販機が充実していました。

瓶コーラは100円。

この日の終着点はこの丸味屋自販機コーナーでした。

瓶コーラの値段、気づきましたでしょうか??

埼玉から群馬の山奥に行くにつれてちょっとずつ安くなってるんですよね。
なんでだろう。
山の上って値段が高くなるイメージだけど…

瓶コーラの本当の値段はいくらなのか、気になるところですが、まとめに入りたいと思います。

今回3ヶ所の自販機コーナーを巡りました。
・瓶コーラや瓶ファンタ自販機
・うどん・ラーメンの麺自販機
は定番みたいです。

トースト自販機も上尾と伊勢崎の自販機食堂にありましたが、トーストの中身がそれぞれ違くて、各所個性の出しどころといったところでしょうか。
麺自販機もチャーシュー手作りだったり具の中身で当たり外れをつくったり。

どれもこれもおいしかったです。
バイク旅をしながら無人の自動販売機で食糧を調達するっていう行為が尚更おいしくしているのかもしれません。

昔はこういった施設がもっと沢山あって、それぞれ個性で勝負していたのかな、なんて考えてしまいますね。

さいごに。
1ヶ所目の上尾で、見てしまいました。

器に入ったうどんの汁を自動販売機に補充するところを。

販売が自動なだけで、自販機の中で作ってるわけじゃないんですよね。。

そりゃそうなんですけど、やっぱり荒廃した土地を彷徨い旅する者にとっては、完全無人なのがロマンだったなぁなんて。

遥か遠い未来、人間が極限まで少なくなったときに、荒廃した世界のオアシス的レトロ自動販売機は実現しないということがわかってしまいました。

でもツーリングはめちゃくちゃ楽しかったです。
写真撮ってくれたSR400さんありがとう。

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