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日常:2019/8/27 “ちょっと”骨折して難しくなった【ちょっとの普通】(ちょっと、ちょっとちょっと)

右腕を骨折してしまいました。買い物に出かける自転車から転倒し、右手から着地した際に負傷したようです。

ようです、ってなんだか他人事のようだけど、あまりにも実感がなかったのです。

「肘が痛いな」
「腕がまだ上がらないな」

ぐらいの感覚で、時間が経てば治ると思いつつ月曜日を過ごしていました。鈍痛はあるものの、指は問題なく動くためパソコン作業には支障なく、なんとか1日は過ごしました。が、翌日の朝になっても肘の痛みはひかず、あえなく近所の整形外科に。

整形外科ではレントゲンを撮影し、ご年配の先生に診ていただきました。

「ちょっと痛いんか。」
「ちょっとここが不安定やな。」
「ちょっとMRI撮りましょう。別の病院で。」
「おしゃ、ちょっと固めとこか。」

と、ザ・たっち並みの「ちょっと、ちょっとちょっと」を連発されたのち、ギプスで固定されることに。この時点で骨折したとは思っておらず、「(おうおう、大丈夫かこれ)」という不安が。こちらが「ちょっと、ちょっとちょっと」であります。

そのあと別の病院でMRI検査を受けました。診察医に2度目の状況報告。同じことをなんども説明するのって面倒ですよね。受け答えをしつつ「(そもそも、カルテあるよなぁ。。?)」と思っていた矢先、診察医からの言葉

「診断書が、なかなか達筆ですね〜・・(笑)」

あ、なるほど、ザ・たっち先生の字が読めないから聞かれてたのですね。見ると、ぱっと見、画面上にアニサキスのようなニョロニョロが。。(気分悪くされたらスミマセン)

そしてこちらの先生は「達筆」とな。京都人の表現が最近話題になりましたね。僕は京都の田舎育ちの人間ですが、明らかなときはもっと直接的に言ってもいいと思うんですよね。なんたって、意味の復号がめんどくさい。

あと、カルテって素人目に読みづらいと思っていたけど、お医者さんでもそうなんですね。今日は先生方に何回も笑わせてくれた気がする。ありがとうございます。

話を戻して、詳しく診断名を聞くと、ここでようやく”剥離骨折”と。腕と肘の骨の接合部が離れてるようでした。は〜、、自分にとって人生3度目の骨折。歳をとって、痛みに強くなっているのか、はたまた鈍感になってるだけなのか。どちらか分かりませんが、骨折かどうかも分かりませんでした。

20年ぶりのギプスも、痛みの程度からして「何てことない」と思っていたが、固定されるとなかなか不便。指はぜんぜん動くものの、手首にあるギプスが邪魔になってタイピングしづらいのです。「ちょっとの普通」ができない。

個人的にベビーカーや子連れでの移動で、公共機関でのアクセシビリティを考える機会が増えてましたが、それもこれも直接自分が不自由な状況になることで体感できますね。高校生の頃、地元社協でアイマスクをしてパソコン操作したのが良い経験でした。誰も「そうなれ」とは言えませんが、同じ状況をシミュレーションすることは可能です。

特に作る人、作り手は、相手の視点や環境をもってモノづくりを考えたいものですね。「普通の見方」なんてきっとありません。例えばWebデザインなら、標準的なディスプレイ環境、標準的なブラウザやフォントサイズ、標準的なデザインやコンテンツ、言葉の捉え方があるだけで、世界の捉え方なんて千差万別でしょう。これはユニバーサルデザインやアクセシビリティに限った話ではありません。自分との違いよりも、相手の見方を捉えることで、狙いを持って相応の成果につなげる。即物的なものづくりでなく、意思を持ったものづくりにつながると信じたい。で、それがプロじゃないかな。

…なんて、エラそうに締めるには間抜けな日記やな。笑

とりあえず、転倒や衝突事故には気をつけろ!あと、怪しいと思ったらすぐ病院に行け!というレベルの話が、今回の教訓でございました。お粗末様です。

もし、サポートいただけるほどの何かが与えられるなら、近い分野で思索にふけり、また違う何かを書いてみたいと思います。